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3Dコンテンツ化によるAR/VRへの活用も視野

機械学習と画像処理技術を使ったスポーツ向けデータ解析・記録システムの実証実験が開始

2018年02月27日 16時30分更新

システム概要

 グローバルウォーカーズは、電通国際情報サービスの協力を得て、機械学習・画像処理に関する技術開発ノウハウを用いたスポーツ分野におけるデータ解析・記録システムに関する実証実験を開始した。

 最先端の技術である深層学習(Deep Learning)と画像処理技術を使い、複数台のカメラの映像からデータを抽出、選手やボールの動きなどをリアルタイムに解析・記録するシステム。得られた選手およびボールの位置や動きの情報を元に、4次元(空間情報+時間情報)データを生成する。4次元データからはチーム分析や個人の技術分析などが可能。

 スポーツチームでの活用から、TVやインターネット配信といったメディアで放送されるスポーツ中継・ニュースといった放送コンテンツに情報として付加できるほか、会場内での大型ビジョンを通じたコンテンツ配信としても利用できる。AR/VRコンテンツ化やゲームコンテンツへの展開も視野に入れているとのこと。

 同社では、スポーツ映像の記録を単なる映像アーカイブではなく、今後は4次元情報としてアーカイブ化することで、コンテンツの新たな付加価値サービスを生み出し、さらなる技術発展に取り組むとしている。

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