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チョコレート好きに贈るアイスクリーム:

チョコチョコしいアイスです!! セブン×コールドストーン

2018年02月14日 18時00分更新

 毎年、バレンタインの時期はネットなどで自称・非モテの方々が「バレンタイン滅ぶべし」みたいなことを言い出します。もはやお約束と呼ぶにもやや陳腐な感がありまして、あと何十年そんなムーブを繰り返し続けるのだろうと思っていますが、最近では義理チョコの是非も問われるようになってきました。

 社交辞令として義理チョコを贈答する文化に辟易している人もいる一方で、プレゼントから生まれる交遊もあり、なかなか安易な結論を出しづらいものではありますが、ともかく、各チョコレートメーカーは売り込みに必死。この時期はバレンタイン商戦を見越して多くの商品が世に出されます。筆者のようなチョコレート好きとしては見逃せないものがある。

 コールド・ストーン・クリーマリー・ジャパンとセブン‐イレブン・ジャパンが共同開発した「コールド・ストーン・クリーマリー プレミアムアイスクリームバー ビー マイ チョコレート」もその1つ。2月6日から全国のセブン-イレブンで発売されています。内用量は90ml。価格は250円。

「コールド・ストーン・クリーマリー プレミアムアイスクリームバー ビー マイ チョコレート」(長い)

 “チョコレート好きに贈るアイスクリーム”をコンセプトに開発したというアイスクリームバー。チョコレートアイスクリームに、ザクザクとした食感の焼きショコラを混ぜ、アイスクリームの中には口どけなめらかという生チョコソースを使用。甘さの中にカカオの香りが引き立つ、濃厚な味に仕上がっているとのこと。

 また、アイスクリームの外側にはココアクランチ入りのパリパリとした食感のチョコレートをコーティングするなど、様々なチョコレートを使用することで、異なる食感が楽しめるとしています。

よくわかるアイス図解

こんなサイズ感です(持っているのはグルメ担当・ナベコさん)

 食べてみると、チョコレートだ!! という感じです。ものすごく頭が悪い感想になってしまいましたのでもう少しがんばります。ブラウザバックはもう少しお待ちください。

 ポイントは、さまざまなチョコレートを使用することで、食感と味を多層的なものにしていることです。たとえば外側のチョコにはココアクランチが入っておりサクサクした食感。さらにチョコアイスの中の焼きショコラはザクザクした食感。「サクサク」と「ザクザク」を一気に楽しめるので、口の中がにぎやかなことになります。

 アイス自体も濃厚でコクのある味。それを土台に、コーディングのチョコ、焼きショコラ、生チョコソースが混ざり合うわけで、チョコの風味とカカオの香りのグラデーションが舌の上で次々と変わり、なかなか複雑なテイストになっています。

 食感も味もさまざまなチョコの魅力がいっぺんに楽しめて、おもしろい! まさに“チョコレート好きに贈るアイスクリーム”のコンセプト通り、なかなかぜいたくなものになっています。

ちょっとわかりにくいですが、中央のやや明るいブラウンが生チョコソースです

 その一方で、ちょっとギミックが盛りだくさんすぎないかな、という思いもなくはない。もう少し、シンプルな味のほうが好きな人もいるかもしれません。そうはいっても、250円で買えることを考慮すれば、レベルの高い味にまとまっているでしょう。

グルメ担当・ナベコさんも試食(心ここにあらずというように見えますが、味に集中しているわけです)

 ナベコさん「チョコのカーニバル。外側のコーティング、中のチョコアイス、ゴロゴロ入った焦がしトリュフに、すべてがチョコチョコしい。チョコアイスがしっとりした味でチョコ度高めの中にも上品さがあります。さすが。ですが、全体としてはゴリゴリとチョコなので、食べ終わるとちょっとお腹いっぱいに」

 一言で言えば、「チョコ」が好きな人のためのアイスです。ナベコさんの言葉を借りれば“チョコチョコしい”。チョコのさまざまな表情を堪能できるじつにはなやかなアイス。もっとシンプルなものがよいのであれば、そういう商品を選べばよいわけで、コンビニ(セブン-イレブン)でアイスを食べたい、「チョコを食べたぞー」という満足感がほしいのであれば、とてもおすすめできます。


モーダル小嶋

1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。ショートコラム「MCコジマのカルチャー編集後記」ASCII倶楽部で好評連載中!

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