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星明かりでも使える最低被写体照度0.0005ルクス

キヤノン、EFマウント採用で380万円の監視用超高感度ネットワークカメラ

2018年02月06日 20時30分更新

 キヤノン2月6日は、超高感度ネットワークカメラ「ME20F-SHN」を発表した。価格は388万8000円で2月中旬の発売を予定している。

 基本性能は旧モデル「ME20F-SH」を踏襲した上で、画素部および読み出し回路に独自技術を採用したおよそ226万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載。最大ゲイン75dB時に最低被写体照度0.0005ルクスという超高感度と低ノイズを両立。星明かりなどの非常にわずかな光でもカラー撮影が可能で、夜間の重要施設、河川・国境や、災害現場などのモニタリングに適しているという。

 また、文字や人物が視認しやすいセキュリティー用途に適した画質モード「クリスプイメージ」も搭載。露出・シャープネス処理で画像を明るく鮮明にし、暗いシーンでノイズ低減とデータサイズ抑制の効果があるという。さらに、立ち入り禁止エリアへの侵入やカメラへのいたずらなど、異常事態を自動で検知する6種類の「インテリジェント機能」を標準搭載。警報器の発報や警告灯の点灯など、外部機器との連携も可能としている。

 レンズ部にはシネマロックタイプのEFマウントを採用。用途に応じて、画角や明るさ、焦点距離などを選べるとしている。動作確認済みのEFレンズに関しては、2018年2月中に同社ウェブページへ掲載予定。本体にはmicroSDスロットを搭載。録画サーバーなしで映像の記録が可能。

 映像出力端子はBNC ジャック(出力のみ)×1、3G-SDI(SMPTE 424、425、ST 299-2 準拠)、HD-SDI(SMPTE 292、ST 299-1 準拠)、HDMI。サイズはおよそ幅102×奥行き113×高さ116mm、重量はおよそ1.3kg。

端子類

肉眼で見たイメージ(右)と「ME20F-SHN」で撮影した映像(左)

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