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新しい真空管「Nutube」を使ったヘッドホンアンプの自作キット

2017年12月22日 09時59分更新

 新しいタイプの真空管「Nutube」を組み込むことができる、ヘッドホンアンプの自作キット「Nutubeヘッドホンアンプキット」が発売。Project Cが製作した同人ハードウェアで、家電のケンちゃんにて店頭販売中だ。

新世代の真空管こと「Nutube」を使ったアンプを自作できる、同人製作の工作キットがアキバで販売中だ

 コルグが開発した新しい真空管であるNutubeを組み込んで完成させる、小型のヘッドホンアンプ自作キット。Nutubeは、蛍光表示管の技術を応用することで、従来の真空管から大幅な省電力化・小型化・品質向上を実現した新世代の真空管だ。それでいて従来型と同様に完全な3極真空管として動作、「真空管特有の豊かな倍音を生み出す」(コルグ)という。

 本製品は、そうしたNutubeのもつ省電力・小型の特性を活かし、ヘッドホンアンプに仕上げたもの。別売りのNutubeや各種電子部品を用意し、ハンダごてを使用した工作により完成する。

従来の真空管特有の味わいをそのままに、省電力化や品質向上を実現したというNutube。別途必要部品を揃えて自作すれば、手乗りサイズの真空管アンプが完成する

 電源部とアンプ部の2枚で構成される基板には、すでに難しい表面実装部品が実装済み。Nutubeをはじめ追加の電子部品については、近傍の秋月電子などの電子部品ショップにて購入できる。ショップスタッフによれば、「約8000円程度の追加部品でヘッドホンアンプを完成させることができる」とのこと。

 なお、自作キット自体の価格は1万2000円(税抜)。別売りの電子部品と合わせ、約2万円前後からアップを組み上げることが可能だ。もちろん搭載部品の品質を吟味すれば、さらにクオリティアップを狙うこともできるかもしれない。

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