2017年12月01日11時00分

スマホVRを楽しみたければ映画のトレーラーを見よ

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スマホVRを楽しみたければ映画のトレーラーを見よ
 

PC向けVRとスマホ向けVRは別物!

 昨今のVRは、Oculus RiftやHTC VIVEといったPC向けの本格VR HMDやPlayStation VRなどと、ハコスコやGEAR VRなどのスマホ用簡易VRヘッドマウントの2つに大別できます。

 でも、スマホ向けのVRってどうもちゃちな印象で……って人が多いんではないでしょうか。

 しかし、私が思うに、スマホVRとPC向けVRって、そもそも用途が違うんです。

 この2つの最も大きな違いは、トラッキング機能があるかないかなんですけど、要するに、見ている人の位置を把握して、それに合わせて映像をシンクロさせているかどうかなんです。

 本格的なPC向けVRでは、その世界に入って自由に動き回って見物できるけど、スマホ向けVRでは、特定の位置から首だけをぐるりと巡らせて周囲を見るといった状態。例えるなら、サファリパークと動物園の違いといったところ。

 もちろん、サファリパークは楽しいけど、動物園だって捨てたもんじゃありません。

 で、今回はそんな盛り上がりを見せるVRの世界をまだ体験したことないよ!って方のために、そのデビューにぴったりな動物園……もとい、スマホVRの魅力を知っていただくためのおススメコンテンツをご紹介したい。していきたい。かように思う次第です。

 スマホVRの最初の一歩としておすすめのコンテンツ、それはズバリ、映画の予告編トレーラーです!

 とは言っても、普通のトレーラーを視差表示させて観ようってんじゃありません。昨今の映画トレーラーの中には、このスマホVR向けに、わざわざVR仕様でつくられたものが結構あるんです。

 映画って、自分では動かずに楽しめるエンターテイメントの最たるものじゃないですか。でも最近ではその映画だって、3D映像だったり、イスが動いたり風が吹いたり水しぶきが掛かったりする4DXなど、映像にさらにアドオン要素を加える上映方式なども登場して、座ったままよりリアリティのある体験ができるようにもなってきていますよね。

 実のところ、このスマホVRで楽しむ映画トレーラーも、その延長線上にあると言っても過言じゃありません。何しろ、映画の舞台そのものの中に入っていける体験ですからね!

 そしてもうひとつ、スマホVR向け映画トレーラーは、ちゃちな感じが一切しないというのも魅力です。なにせ元が映画向けの映像なのでね。つくり込みがしっかりしてます。

VRデビューに最適なVRグラス

 そんなわけで、今回はエレコムの「VRグラス スタンダード・メガネ対応タイプ(P-VRGR01BK)」を使って、魅惑の映画世界に足を踏み入れてみましょう。

スマホVRを楽しみたければ映画のトレーラーを見よ

 この製品のいいところは、製品名にもあるように、私のような近眼と老眼を併発しているような視力的にやや残念な方でも、眼鏡を着用したまま利用できる約150mmの幅広設計なところ。

 もうひとつは、私のような残念な視力で小さいスマホだと眼鏡を外しても文字が読めないのでiPhone PLUSに代表されるような5~6インチクラスの大画面スマホを使っていても利用できる点です。

 スマホのホールドは、前面にあるアーム部に差し込むのですが、このアーム部の裏に、結構な圧で押さえるゴム製のひだがあり、かなりがっちりホールドしてくれるのであちこち頭を振ってもスマホが落ちる心配はありません。

スマホVRを楽しみたければ映画のトレーラーを見よ
スマホVRを楽しみたければ映画のトレーラーを見よ

 ヘッドバンドはベルクロで長さを調節できるゴム製。

 そして、左右の眼幅に合わせてレンズ位置を調節できるダイヤルが、眉間のあたりに用意されています。

スマホVRを楽しみたければ映画のトレーラーを見よ

 スマホ本体が外に出ているオープンスタイルなので、音声に関してはイヤホンジャックを利用してもいいですし、Bluetoothイヤホンを利用してもいいと思います。

スマホVRを楽しみたければ映画のトレーラーを見よ

 まぁ、仕様自体はカンタンなものですが、スマホ装着時の没入感は高めです。放熱設計がウリのひとつではありますが、あまり没頭し過ぎるとやっぱりちょっと暑いです。利用時は適度に休憩を取りながらどうぞ。

ファーストステップに最適な映画トレーラー

 さて、それではいよいよおすすめ映画トレーラーのご紹介です。スマホVRの場合、ファーストステップで半端なVRコンテンツを観てしまって、「なんだ、こんなもんか」と思ってしまいがちなんですが、今回おススメする映画トレーラーはかなり良いです。実際に同作品を映画として鑑賞していれば、さらに楽しめると思います。まずは、以下のトレーラーでスマホVRの魅力を味わってみてください!すべてYouTubeで観ることができます。

■『ダンケルク』

動画タイトル:
映画『ダンケルク』VRエクスペリエンス【HD】2017年9月9日(土)公開
ワーナー・ブラザーズ公式チャンネル
再生時間:4分36秒

『ダンケルク』は、クリストファー・ノーラン監督・脚本・製作による戦争映画。第二次世界大戦時のフランス・ダンケルク海岸の連合軍大撤退戦を陸・海・空3つの視点から描いた作品。

 トレーラーでは、まず海に沈みゆく戦死した同朋たちの様子を360°に渡って見渡すことになる。その間にも次々と水中に銃弾が撃ち込まれ、もはや自分が死んでいるのか生きているのかすら分からない状況に。それでも、上を見上げれば、キラキラと輝く水面が見え、周囲を取り囲む地獄と上空を覆う水面のコントラストに魅せられる。

 続いて舞台は英国の戦闘機スピットファイアの空座に。周囲には、次々に撃ち落とされる友軍機。そして遂には自機も被弾し、鈍く反射する海へと……。

 そして最後に、自分の目の前に立つ一人の兵士の姿が。彼の眼前にはダンケルクの海岸線が広がる。そして周囲を見渡すと……。

 映画の中、歴史の中に迷い込む感覚がもっとも味わえる珠玉のトレーラー。

スマホVRを楽しみたければ映画のトレーラーを見よ
『ダンケルク』のトレーラーを楽しむ私。本来は画像を載せたいとこだけど、勝手に載せてあとから怒られても嫌なのでここでは私の顔芸で臨場感を感じていただきたい。

■『キングコング:髑髏島の巨神』

動画タイトル:
映画『キングコング:髑髏島の巨神』VR映像【HD】2017年3月25日公開
ワーナー・ブラザーズ公式チャンネル
再生時間:1分57秒

『キングコング:髑髏島の巨神』は、ランドサットの発見した未知の島の調査に向かった調査団が、島に生息していた巨大生物の脅威にさらされるアドベンチャー映画。島の守護神的存在として、ご存知キングコングが登場する。

 トレーラーでは、調査団の乗り込むヘリのカーゴに同乗している視点で、キングコングとのファーストコンタクトのシーンを体験できる。自分の乗るヘリも撃墜され、不時着したヘリにコングの手が迫る!

スマホVRを楽しみたければ映画のトレーラーを見よ
キングコングに掴まれそうになり、彼の手に生えてる毛がすごく太いことに驚く私。

■『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』

動画タイトル:
映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』VR映像【HD】2017年11月3日(祝・金)公開
ワーナー・ブラザーズ公式チャンネル
再生時間:4分30秒

 スティーブン・キング原作のホラー小説『IT』の映像化作品。過去にはテレビドラマとして映像化されている。このトレーラーは、恐怖のピエロ、ペニーワイズに誘われるままに下水道を進んでいく、ちょっとしたお化け屋敷ムービー。VRとホラーは相性がいいよね。

スマホVRを楽しみたければ映画のトレーラーを見よ
『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』はまだ未見ですが、とにかくピエロが怖いと評判です。ぜひ観たいです。トレーラーは、ものすごく怖い!というほどではないので、ホラーVRのお試しとしても有用です。

 さて、映画トレーラーを堪能したら、次のステップはやっぱりアプリ。中でもこれはおすすめ!という2本をご紹介。

■なごみの耳かきVR

●EISYS
●iOS/Android対応

 2次元キャラのなごみちゃんに耳かきをしてもらう、というだけのアプリですが、イヤホンを装着してプレイすると、かなりの癒し空間に包まれます(笑)。正直、私も試してみるまでは懐疑的だったのですけど、操作系にジャイロを利用していて、なごみちゃんの前で頭を横にすると膝枕で耳かきしてくれます。実際に耳になにか突っ込まれるわけじゃないですが、古風な和式家屋で他愛もないささやき声での会話と、時折ふーっと息を吹きかけるような吐息で、実際に耳かきしてもらっているような気分に……。頭を横にする際には、ぜひ枕を敷いてトライしてみて!

スマホVRを楽しみたければ映画のトレーラーを見よ
思わず「おふぅ」と声が漏れるアプリ。どっちかというと、視覚よりも聴覚で楽しむ作品かも。

■Google Spotlight Stories

●Google
●iOS/Android対応

 GoogleのVRコンテンツプラットフォームアプリ。5分程度の360°ムービーが複数収録されていて、アップデートで新しい物語が追加されていく。なかでもおすすめは、空から飛来したトカゲのような未知の生物とのチェイス&バトルを描いた『HELP』。臨場感たっぷりで、面白いですよ!

スマホVRを楽しみたければ映画のトレーラーを見よ
『HELP』観賞中の私。どんどん大きくなっていく未知の生物に追われる設定ですが、どっちかって言うと巨大生物になる前のほうが怖いです。

 そんなわけで、コンテンツ紹介なのにコンテンツの画像を一切見せないという斬新なスタイルでお送りしました今回のレビューですがいかがでしたでしょうか。スマホVRにはがっくり感しかない、という既成概念をお持ちの貴兄も、ぜひ再チャレンジしてみてくださいね!

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