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特にフィリップスの「hue」が家族に好評

「オーケー・グルグル」でも大丈夫、Google Homeは子どもたちに大ウケ

2017年10月19日 08時00分更新

わが家の設置場所はダイニングテーブルのすぐ横、窓際

 気にはなっていたけれど、急いで買うことはないかーー、そう思っていたスマートスマーピーカー「Google Home」を発売日の10月6日に購入し使い始めた。新宿のビックカメラ店頭で「今ならChromecastも付いてきます」という販売員のひとことについフラフラと……。AmazonのFireTVは愛用中だが、Chromecastは持っていないし、あってもいいか……お値段は税込で1万5120円。

 「子どもたちにウケるかも? 試してみたい」という気持ちが湧き上がって止められなくなったのが、最終的に購入を決断した理由。そんな経緯で発売日初日、わが家にGoogle Homeがやってきた。

 設置場所はリビングダイニング、メインテーブルのすぐ横の窓際。始まりは四角柱のパッケージを開けると、あっさりGoogle Homeが姿を現した。サイズは直径96.4mm、高さ142.8mm。店頭での印象よりずっとコンパクトだ。電源コードの配線をもっとスッキリさせたいところだけれど、とりあえずはこれでよしとする。

やっぱり「食い付いた」子どもたち

 設置していると、帰宅している小学四年生(10歳)の娘と保育園児の長男(6歳)がさっそく興味を示した。「話しかけるといろいろできるんだよ」と説明すると、「Siriと同じなの?」と長男。そこで「これは『Hey! Siri』じゃなくて、『OK! Google』か『ねえ、Google』じゃないとダメ」と説明する。

 ふたりとも、すぐ理解してGoogle Homeに話しかけ始めたが、まだ設定をしていないので、Google Homeが「設定してください」と繰り返す。

 そう、長男は3、4歳の頃からSiriでYouTubeを音声検索してiPadでプラレールやきかんしゃトーマス、ドラえもんの映像、オモチャをレビューして子どもの物欲を掻き立てる罪作りなナントカチャンネルを見ていたのだっけ……。

まず本体の設定をするためには「Google Home」アプリをインストールする

 子どもたちが「早く使えるようにしてよ」とワイワイ言うので、夕食の支度中に急いでセッティング。App StoreからiPadで「Google Home」アプリをダウンロード。設定中も子どもたちが話しかけるたびに「設定してください」とのメッセージが。何とか設定をして夕食前に使える状態にする。もちろん使うアカウントはボクのGoogleアカウントのみ。いよいよわが家のGoogle Homeが始動した。

子どもの声で、「オッケー、グルグル」でも大丈夫

 「使えるようにしたよ」と子どもたちに伝え、まずはお手本と「OK Google 今日の天気を教えて」と言うと「○○区の今日の天気は、晴れのち曇りです」とGoogle Homeが答える。すると、2人は競って話しかけ始めた。まるでケンカだ。

 「あれ、それじゃモロに声が被っている。ダメだろうな」と思ったら、しばらくの沈黙の後、Google Homeから「すみません。お役に立てそうにありません。今後もっとがんばります」という言葉が戻ってきた。

 「ひとりずつ話しかけないと使えないよ。声が重なったら聞き取れない。人間だって同じでしょ」と子どもたちに言うと、「じゃあボクが!」「いやワタシが!」とまたまたケンカ。「お姉ちゃんだから、弟にまずは譲ろう」と言って、まず6歳の長男にGoogle Homeを使わせてみる。

 「オッケー、グルグル。今日の天気を教えて」…あれ、保育園で英語の時間はあるはずだけど、Googleとは口が回らないので言えないのか。使えるのかな?

 こちらの心配を吹き飛ばすように「○○区の今日の天気は、最高気温○○度、最低気温○○度。晴れのち曇りで、今は○○度、曇りです」とGoogle Homeが答える。すかさず娘が「Hey! Google、明日の天気は?」と言うと、一瞬の沈黙の後「すみません。お役に立てそうにありません。今後、もっとガンバリマス」とGoogle Home。「あれ、Heyじゃダメなの? じゃあ、ねえGoogle、明日の天気を教えて!」すると今度は「明日の○○区は、最高気温○○度、最低気温は○○度、天気は雨のち曇りでしょう」という答えが返ってきた。

 二人とも「使えた!」と満足そう。

まず子どもに「ウケた」のは、動物の鳴き声再生!

 「あと何ができるの?」と聞く子どもたちに、「動物の鳴き声を教えてくれるらしい」と答えると、子どもたちは早速始めて、止まらなくなった……。

 「ねえGoogle、パンダの鳴き声は?」「ねえGoogle、ゾウの鳴き声は?」「ねえGoogle、馬の鳴き声は?」すると「パンダの鳴き声は、こんな感じです・・」とスムーズに認識して再生してくれる。 そうこうするうちに「ねえGoogle、カエルの鳴き声は?」「セミの鳴き声は?」と、Google Homeへの子どもたちのリクエストは両生類や昆虫の鳴き声へ。こちらも大体は再生してくれる。ただ、「トノサマガエルの鳴き声は?」などとあまり細かく指定せず、カエルぐらいに検索ワードをしておかないとダメなことも分かってきた。

 やがて、イタズラ好きの長男が「ねえグルグル、ゴキブリの鳴き声は?」と、妻の大嫌いなゴキブリを検索。「鳴き声なんてないだろう」と思っていたらちゃんと再生されて驚いた。「食事中にゴキブリなんて言うんじゃありません!」と怒られて、ますます調子に乗る長男。

 Google Homeはこのくらいの子どもには、かなり楽しい遊び道具のようだ。

「なんて話しかけたら……」と迷ったら、Google Home ヘルプサイトをチェックしてみよう。日常生活で利用すると便利な音声コマンドがリストアップされている

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