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ユニクロのベビー服が便利! ただし微妙なところも

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34歳の男が家事育児をしながら思うこと。いわゆるパパの教科書には出てこない失敗や感動をできるだけ正直につづる育休コラム。

ユニクロを着たパンダの赤ちゃん

 家電アスキーの盛田 諒(34)です、おはようございます。育児コラム「男子育休に入る」をやっています。2月に赤ちゃんが生まれて2ヵ月の育休をとり、地獄と幸せが同時に訪れる貴重な体験をさせてもらっています。赤ちゃんは7ヵ月になり、つかまり立ちをはじめ、赤ちゃんパンダのシャンシャンとおなじペースで成長しています。パンダの同級生です。

 赤ちゃんの成長速度は本当にすさまじく、体重はわずか半年で約3倍に増えており、おさがりでいただいた新生児期のベビー服はほとんど着られなくなってしまいました。そこで秋冬のベビー服をちょいちょい買い足しているのですが、ユニクロが優秀です。

■ユニクロはコスト対かわいさパフォーマンスが高い

 特別安いわけではないのですが、価格に比してデザインがとてもかわいいです。コスト対かわいいパフォーマンスが高いのですね。中でも気に入っているのが、オールインワンのアウター、ウォームパデットオールインワン(4309円)。

ユニクロ ウォームパデットオールインワン(ネイビー)

 くまの耳がついたかわいいアウターです。表地はダイヤキルトで、裏地はフリース。今年は中綿を120%増量し、さらにあたたかくなっているそうです。袖先・つま先を裏返すことで手元・足元を完全ガードできるので、真冬にも重宝しそうです。

 もともと人気のあるシリーズで、商品名で検索したところかわいい写真が大量に出てきたことが購入のきっかけになりました。まんまとSNS由来の消費行動をとらされてしまったことが悔しいです。関係ないですがユニクロのオールインワンといえば「幽☆遊☆白書」の浦飯幽助っぽいというツイートが拡散されていましたね。あれも探しました。

 長袖ボーダーに合わせるオーバーオール(1620円)なども即買いでした。木目調ボタンがかわいく、色味もベーシックで使いやすいです。わが家ではネイビー×ネイビーで合わせていますが、グレー×イエローなどもかわいいですね。最近は赤ちゃんが活きのいい魚のようにピチピチとよく動くので、スナップボタンをとめるのにやや難儀しているのですが……

 ただ、ベビー服の耐久性はやや疑問です。

 くだんのオーバーオールは3~4回洗濯機で回しただけでやわらかかった生地がゴワついてきました。ベビー服はサイズが小さくなって着られなくなるまでが早いので、良いといえば良いのですが、だれかへのおさがりにしたり、メルカリに出したりはできないねと妻と話していました。

 また、価格も安くはありません。安いベビー服は探せばたくさんあります。わが家でもばあばがアカチャンホンポで買ってくれた300円のパンツを愛用しています。しかし都内百貨店やベビーグッズ量販店のベビー服は「高い」か「ダサい」の両極で、納得できるバランスの服が見つけづらいのですね(百貨店で8000円近いロンパースを見かけて驚いたこともありました。セレブちゃん!)

 そこで目当ての服を見つけやすいユニクロや無印などを使っている状態です。それなりに優秀な品質のベビー服を身近な場所で手に入れられるのは利点です。コンビニと同じですね。「近くて便利」にお金を払っているわけです。

 ちなみに無印はマチ付きニットパンツ(1290円)、長袖ボディスーツ(990円)を買っています。ニットパンツはすそのリブ部分を折りかえすことでサイズ調整可能。ボディスーツはスナップボタンの位置が2段階あり、やはりサイズ調整可能です。価格は機能とデザインに比して「高くはないと思った」と妻は言っていました。トレンド感をおさえたベーシックなデザインなので、親子で服のデザインや素材感をあわせる「リンクコーデ」も簡単です。

 いま妻がねらっているのはパンダのイラストがプリントされたプリント長袖ボディスーツ(1490円)。今週末などには購入しているものと思われます。

■育児はいつもさみしさと隣り合わせ

 ベビー服が売れているためか、最近ユニクロはマタニティウェアも始めていますね。マタニティ仕様のウルトラストレッチジーンズ(4309円)などが売れそうです。

 市販マタニティウェアのデザインはかなり絶望的だったので、妊娠中の方々は便利に使えるのではないかと思います。妻もマタニティウェアについては「だっさ……」「ありえないでしょ」と毒づきながら買っていました。一部ブランドにはまあまあのデザインもあるのですが、実際の生地がペラペラだったりして、相当悲惨な状態です。

 授乳服もひどいです。男目線でもありえないと感じ、妻も当然不機嫌になりました。もしや授乳服クソダサい問題は産後クライシスの一因を担っているのではと感じたことさえあります。下着も同じです。ありえないのですが、もしヴィクトリアズ・シークレットのようなデザインだったらどんなにすばらしいかと夢想したこともありました。

 脱線してしまいましたが、ベビー服は大手グローバルブランドが便利です。

 振り返れば、生まれたばかりのときはまだ体重も軽く、服はぶかぶかで、動物にむりやり服を着せているような気さえしていました。今となっては人間らしくなり、ベビー服というか、小さな子ども服を着せているような感覚でいます。服は誰かにあげたり処分してしまっても、いまこうして服を着せているときの手の感覚はおぼえていたいという気持ちがあります。

 でもいつかきっとみんな忘れてしまうんだろうな。育児はさみしさと隣り合わせです。




書いた人──盛田 諒(Ryo Morita)

1983年生まれ、家事が趣味。0歳児の父をやっています。Facebookでおたより募集中

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