2017年10月05日22時01分

やっぱり凄かったCoffee Lake-Sの物理6コア、Core i7-8700K&Core i5-8400徹底レビュー

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FF14やGears of War 4、Overwatchで無双状態に

 レンダリングやエンコードほどではないが、最近のPCゲームもマルチスレッド性能が重視されつつある。まずは定番の「3DMark」を使いスコアーにどういった差がつくか調べてみた。テストは“Fire Strike”及び“Time Spy”を用いる。

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「3DMark」“Fire Strike”のスコアー。
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「3DMark」“Time Spy”のスコアー。

 3DMarkはGPUの描画性能を数値化したい時に使われるベンチだが、CPUを使った物理演算テストが挿入されるため、CPUの計算性能もスコアーに影響する。Fire StrikeならPhysicsとCombined、Time SpyならCPUスコアーがこれに該当する。Fire StrikeのPhysicsではCore i7-8700Kのほうがコア数の多いRyzen 7 1800Xとほぼ同等という驚きの結果が得られた。

 また、Core i7-8700Kは他の6コア/12スレッドCPUを大きく引き離しているのに加え、Combinedのスコアーが非常に高いことにも注目したい。Ryzen勢とCore i7-7800XはCombinedスコアーがいまひとつ伸びないのに対し、Kaby Lake-SのCore i7-7700K及びCoffee Lake-SのCore i7-8700Kは非常に高い。

 そして、6コア/6スレッドのCore i5-8400は、PhysicsスコアーこそCore i7-7700Kに負けるものの、Combinedスコアーでは僅差で逆転している点が面白い。純粋に計算だけするような状況では論理コアが多いほうが有利だが、グラフィックも物理演算も……という込み入った状況になると物理コア数の多さが決め手になる、ということだろう。ただし、この推測はKaby Lake-SとCoffee Lake-Sの間にのみ成立することなので普遍的ではないことを強調しておく。

 では、ゲーミングとCoffee Lake-Sのパフォーマンスについてもう少し深掘りしてみよう。まずは「ファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーター」の公式ベンチマークを使う。画質は“最高品質”とし、解像度をフルHD/WQHD/4Kの3通りで計測した。また、GPUが強力(今回はGeForce GTX 1080Ti)だとスコアー差では性能が実感しづらいため、テスト中の平均フレームレート(レポート表示で表示される値)も併せて比較する。

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「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド」公式ベンチのスコアー。
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「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド」公式ベンチの平均フレームレート。

 トップに立ったのが6コア/12スレッドで実クロックも高いCore i7-8700K、次いで4コア/8スレッドだがクロックの高いCore i7-7700K、クロックは控えめだが6コア/6スレッドのCore i5-8400と続く。フルHDとWQHDではこのような序列になるが、4Kでは差がほとんど出ない。これは4K解像度ではGPU側の処理がボトルネックになってしまい、CPUの処理性能が活かせないことを意味する。

 逆に言えば、WQHD以下の解像度ならRyzen 7 1800Xよりもコア数の少ないCore i7-8700Kのほうがよりグラフィックボードの性能を引き出せるということだ。グラフィックボードで20fps近い差を付けることの難しさを考えると、CPUの力の差がいかに重要なのかわかるだろう。

 続いてはDirectX12専用のゲームである「Gears of War 4」でも試してみよう。画質は“最高”とし、ゲーム内のベンチマーク機能を利用して計測した。“Min 5%”とあるのは最低fpsから5%上の値、換言すれば全フレームレートの95%はMin 5%以上のフレームレートになる、という意味になる。

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「Gears of War 4」1920×1080ドット時のフレームレート。
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「Gears of War 4」2560×1440ドット時のフレームレート。
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「Gears of War 4」3840×2160ドット時のフレームレート。

 Gears of War 4でもFF14に似た傾向が見られた。4KになるとGPUボトルネックが出るが、それより下の解像度ではCPUパワーの影響が確認できる。特にフルHDテストにおけるCore i7-8700Kのパフォーマンスは特筆すべきものがある。6コア/12スレッドのライバルを蹴散らしたばかりか、8コアと格上のRyzen 7 1800Xに対しも、平均フレームレートで50fps以上差をつけている。

 つまり、CPUの選択次第でグラフィックボードのグレードで2ランクぶん程度の差が出てしまうということだ。ゲーミングPC自作において、またはBTOマシン選びでもいいが、いかにCPUの選択が肝要なのかわかる。

 続いては「Overwatch」で試してみよう。画質はGPUボトルネックが発生しにくいよう軽めの“中”設定(レンダー・スケールは100%固定)とし、マップ“King's Row”におけるBotマッチを遊んだ時のフレームレートを「Fraps」で測定した。

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「Overwatch」1920×1080ドット時のフレームレート。
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「Overwatch」2560×1440ドット時のフレームレート。
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「OverWatch」3840×2160ドット時のフレームレート。

 Overwatchでは300fpsでソフトウェア的なキャップがかかる。ゆえに多くのCPUで最高フレームレートが同等になっているのはそのためだ。手動プレイなので最低フレーム(グラフ中では青のバー)は若干ブレているが、平均フレームレートはCPUのパワーがそのまま反映されている。Gears of War 4ほどの差ではないにせよ、OverwatchでもKaby Lake-SよりもCoffee Lake-Sのほうが優秀であると言えるだろう。

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