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乳幼児突然死症候群(SIDS)を防止するチャイルドヘルスケアIoTサービス

乳幼児のうつ伏せ寝の危険を知らせる「るくみー午睡チェック」

2017年10月05日 16時00分更新

ユニファが企画・開発し、フレーベル館が市場調査支援を実施して誕生した「るくみー午睡チェック」

 ユニファは10月4日、チャイルドヘルスケアIoTサービス「るくみー午睡チェック」を発表した。

 現在、乳幼児を預かる保育園やこども園では、乳幼児突然死症候群(SIDS)を防止するため、たとえば、0歳児であれば5分間隔で保育士によるブレスチェックや仰向け寝の確認を手書きで記録をしている。

 保育施設での死亡事故のおよそ77%は睡眠中であり、その中で、仰向け寝が推奨されているにも関わらず40%はうつ伏せ寝で死亡事故が発生しているというデータがある(平成29年5月12日 内閣府子ども・子育て本部 公表「平成28年教育・保育施設等における事故報告集計」から算出)。同社は、保育中の午睡への安全対策強化は今後重要と考え、開発を進めてきた。

 るくみー午睡チェックは、乳幼児の体動の有無(体動から呼吸の有無を判断)、うつ伏せ寝を検知し、危険があれば保育士に音などのアラートで通知可能。今までの5分ごとのチェックよりも早く危険を察知できるとしている。さらに、保育士チェックの記録は半自動化されるため、業務負担の軽減にも寄与するという。

 また、同サービスの本格提供に向け、フレーベル館と業務提携を実施。販売促進に向けた取組みを加速させるとしている。


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