2017年10月04日12時00分

TGS2017ウォーゲーミングブースでCEOと「WoWS」担当者に突撃インタビュー

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2周年を迎えたWorld of Warshipsの柳沼Pインタビュー
「重雷装巡洋艦 北上」はどうなる!?

 日本の軍艦ファンの間で有名な「重雷装巡洋艦 北上」。現在WoWSに実装されていないが、実はリリース前に行なわれたクローズドβテスト時には登場していた。北上は「重雷装巡洋艦」と名付けられているとおり、いちどに両舷合わせて40本もの魚雷を発射できる巡洋艦。WoWSプレイヤーには、北上の登場を待ち続けている方も多いだろう。そこで今回は、柳沼恒史プロデューサーと畑井翔プロダクトスペシャリストにお話を伺った。

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WoWSプロデューサーの柳沼恒史氏(左)と、プロダクトスペシャリスト・畑井翔氏(右)。畑井氏はダンケルクのモノマネができるらしい

――TGSのステージで発表された「戦艦 紀伊」は、小林誠先生のシグネチャー艦艇と、ふつうの紀伊の2種類がありました。2つの戦艦は別の艦なのでしょうか?

柳沼氏:いえ、ベースとなる「紀伊」は同じです。小林誠先生がデザインしたシグネチャー艦艇は、ふつうの紀伊に専用の迷彩を装備すると使えるようになります。

畑井氏:一般的な迷彩は艦艇の色・模様を変えるだけですが、一部の迷彩は艦の形を若干変更できるんです。過去に「フッド」や「ビスマルク」の迷彩を実装したことがあったのですが、あの迷彩も船体に弾痕がついていたり、元々の形状と少しだけ異なっていました。

――迷彩のシステムは、形状までも変えられる仕組みになっていたのですね

柳沼氏:そうです。ですが、見た目は変わっても当たり判定までは変えられないので、元の艦から大きく変更することはできませんね。

――小林誠先生のシグネチャーモデル第二弾はすでに考えていますか?

>柳沼氏:もちろんです。まだ艦名は言えませんけどね。可能でしたら小林先生には艦のモデリングからご協力していただきたいと考えています。

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小林誠氏シグネチャー軍艦「紀伊」。ド派手な模様が目立つ軍艦だ

――次の質問です。多くのプレイヤーが「巡洋艦 北上」を待っていますが、実装の予定をお聞かせください

柳沼氏:まだサーバーには入っていませんが、ごく一部の上位プレイヤーだけに使っていただく艦として考えています。おそらく販売ではなく、大会の上位プレイヤーに配布することになると思います。

――全プレイヤーの何%が持てるくらいの確率を考えていますか?

柳沼氏:1%以下になると思います。

畑井氏:戦場に北上が出てきたら、「あ、あの人だ!」と言われるくらいのレア度になりそうです。

――WoWSでなかなか見かけないレア艦「駆逐艦 Black」がありますが、同じくらい?

柳沼氏:いや、Blackより、もっともっと少なくなるでしょうね。

畑井氏:まだ具体案ではありませんが、例えばトーナメントを開催して、そこで優勝した7人にだけ配布とか、それくらいになると思います。

柳沼氏:そのくらい絞りたいというのも、理由があります。北上は魚雷の数が多いので、遊び始めたばかりの方が使うと味方に当ててしまいます。ならばバランスを調整して、誰でも使いこなせるような北上を作る……ということも可能ですが、バランスをとってしまったら「北上らしさ」が損なわれてしまいます。

――確かに「バランスのよい北上」はおもしろくなさそうですね。魚雷のついでに伺いますが、パンアジアツリーで実装予定の新兵器「深度魚雷」は、どのような武器ですか?

柳沼氏:まだテスト段階なので、どのような形で実装されるかわかりません。決まっているのは、パンアジア技術ツリーのキーとなる武器が「深度魚雷」ということだけです。プレイヤーのみなさんに、「パンアジアをやってみたい!」と思っていただけるような魅力的な調整をしなければなりません。

畑井氏:以前開発メンバーと話をしたのですが、いろいろなアイデアが出ています。HEとAPのように深度魚雷とふつうの魚雷を使い分ける案や、「消耗品」のようにオンになっている間だけ深度魚雷が使えるようになる案など、たくさん出てきています。

柳沼氏:バランスの調整は本当にたいへんです。我々がいいところを見出したと思っても、いざ実装してみたらテスターからNGが出ることがあります。それと似たケースが「煙幕システムの変更」です。なにかを変更すると、必ず反対の意見と歓迎の意見が出ます。多くのプレイヤーのみなさんに楽しんでもらえるような規律を作るのが我々の仕事です。

――TGSのステージで、艦名は明かされませんでしたが「大和型のなにかの戦艦」がプレミアム艦艇として実装されると発表されました。実装はいつごろでしょうか?

柳沼氏:私は2017年内に出したいと思っているのですが、畑井はちょっと意見が違うんですよね。

畑井氏:ボクは2017年12月~2018年2月ごろかな?

――その理由は?

畑井氏:やはり調整です。バランス調整やテストができていないので、じっくり調整を経てから投入したいです。

――「大和」はTier10ですが、実装予定の大和型の戦艦は、いくつになりますか?

柳沼氏:まだ発表できません。というのも、大和と同じコンセプトの同型艦を出しても、誰も幸せになりません。なんらかの差別化をしなければいけないと思うんです。それにWoWS初心者の方がいきなりTier10のプレミアム艦艇を買って参戦しても、楽しくないはずです。なので、現状のプレミアム艦は最高でもTier8にしています。

――では次の質問です。ゲームバランスや会社の事情を無視した意見でかまいません。お2人が遊んでみたい艦は、どんな艦ですか?

畑井氏:「魚雷艇」とか機雷をばら撒ける艦の技術ツリーがあったら、遊んでみたいかな?(笑)。駆逐艦よりも小さなボートで、一撃で死ぬけどものすごく速いスピードで走れる艦、というより船です。

柳沼氏:私は戦艦と空母がいっしょになったような艦を遊んでみたいです。戦艦なのにプレイヤーがコントロールできる艦載機を飛ばせると、おもしろいんじゃないかな? きっとゲームプレイが忙しくなると思うけど、コアプレイヤーの方々には楽しんでいただけそうです。

――これからWoWSはどのように進化していきますか?

畑井氏:まだ実装されていないトーナメントや、トレーニングルームを入れたいですね。また、他の地域からも地域対抗戦をやりたいという声も上がってきています。いつかはWoTのような世界大会をやってみたいですね。

柳沼氏:基本的に「ゲームとしておもしろいかどうか?」という問題は、ゲームマナーにかかってきます。AFK(離席者)が多い試合はアンフェアです。私がいちばん気を使っているのは、ゲームマナーとマッチメイクの向上です。プレイヤーのみなさんが楽しんでくださるような最低限の条件を満たせるように、後ろから調整していきたいとつねづね考えています。ゲームの発展はその後です。日々のゲームプレイが楽しくないといけません。それにはユーザーさんの声が必要です。先ほど述べました煙幕の調整も、彼らの声を元に調整しています。ユーザーさんによってはシステムが変わってしまうのはリスクになってしまいますが、よりよいゲームに進化させるために、満足していただけるような解答を出すのが我々の仕事です。

――いまマナーという意見がでました。現在WoWSでは「カルマ」という数値がありますが、単なる数字で意味がありません。今後変わる可能性はありますか?

柳沼氏:そうですね。意味のある数値にしたいです。ユーザーさんが「カルマが上がってよかったな」と思えるようなものにしたいです。


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