2017年09月29日07時00分

iPhoneボージョレヌーボー説

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20170913iPhone

 iPhoneは今年で10周年。10周年記念モデル「iPhone X」は、アップルの動向に詳しい証券会社KGIほか多くのアナリストが品薄の観測を出している。iPhone 8発売時は静かだった日本のアップルストアも、ふたたび例年のような熱を帯びるのではないか。

 iPhoneといえば発表時の華やかなキャッチフレーズもなじみ深い。ふと振り返ってみたところ、ボージョレヌーボーに近いものを感じるところがあった。

■歴代iPhoneキャッチフレーズ
2007年 他のどの携帯電話よりも文字通り5年は先行した革命的で魅力的な製品(iPhone)
2008年 2倍速くなって、価格は半分に(iPhone 3G)
2009年 これまでで最も速く、パワフルなiPhone(iPhone 3GS)
2010年 これまでの、どのスマートフォンよりも薄型(iPhone 4)
2011年 史上最高のiPhone(iPhone 4S)
2012年 これまでに作ってきた中でも最も美しいコンシューマデバイス(iPhone 5)
2013年 これまでで最もカラフルなiPhone(iPhone 5c)
2013年 世界で最も先進的なスマートフォン(iPhone 5s)
2014年 iPhone史上最大の進歩(iPhone 6、iPhone 6 Plus)
2015年 これまでで最も先進的なiPhoneに、次世代のマルチタッチが登場(iPhone 6s、iPhone 6s Plus)
2016年 4インチディスプレイの最もパワフルなスマートフォン(iPhone SE)
2016年 これまでで最高かつ最も先進的なiPhone(iPhone 7、iPhone 7 Plus)
2017年 新世代のiPhone(iPhone 8とiPhone 8 Plus)
2017年 未来がここに(iPhone X)

 初代iPhoneのキャッチフレーズは「携帯電話の再定義」(よく「再発明」と書かれる)。スティーブ・ジョブズ氏が「5年先行した」と言ったのは2007年だ。5年後の2012年を待たず、2011年にこの世を去った。ジョブズ氏がかかわった「史上最高のiPhone」iPhone 4Sをいまだに最高のモデルと考えるファンもいる。

 ボージョレヌーボー感が出てくるのは翌年からだ。「史上最高」を出してしまったためか、その後は表現のインフレが続く。「最も美しい」「最も先進的」「最大の進歩」「最もパワフル」など、「最」の字が目立ってくる。iPhone 7に至っては「最高かつ最も先進的」で「最」が2つ。ベスト・オブ・ベスト状態だ。

 しかし毎年おなじ製法でつくられるボージョレワインとちがい、iPhoneは進化を重ねてきた。初代iPhoneとiPhone 8の仕様を比べると、とくにパフォーマンス面では考えられないほどの大きなひらきがあることがわかる。毎年のように「最」をくりかえすには、それなりの理由があるのである。

主な仕様初代iPhoneiPhone 8
画面3.5インチ4.7インチ
解像度320×480ドット750×1334ドット
CPUARMApple A11
ストレージ4~16GB64~256GB
カメラ200万画素1200万画素

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