2017年09月24日20時00分

ダイヤルで作業効率アップ!? 2.5万円の高級無線キーボード『Craft』を味わう

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 PCを使う上で重要な周辺機器のひとつ、キーボード。キータッチの感触や機能性、キー配列など、そのこだわりは人それぞれあるだろう。今回試用したロジクールのワイヤレスキーボード『Craft』は特に機能性を重視したキーボードで、ダイヤルを備えているのが大きな特徴だ。アプリと連動して様々な用途に使えるのだが、このダイヤルの存在が作業効率を上げてくれる秘密兵器になっている。

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↑ロジクールのキーボード『Craft』(KX1000s)。実売価格は2万5600円前後。左上のダイヤルが特徴。なお、傾斜角度は変えられない。

 『Craft』を触ってみてまずびっくりしたのが、その重量だ。持った瞬間、960gという高級キーボードらしいズシリとした重さを感じる。サイズは430(W)×149(D)×32(H)mmと薄型なわりに、この重さのお陰で安定感がいい。ダイヤル操作という珍しい操作方法を採用した製品だが、キータイプ中に本体がガタガタ動くということはない。

 接続はUnifyingドングルをUSB端子に挿して2.4GHzで利用するか、Bluetoothを利用するかのどちらかになる。PC側は専用ソフトウェア『Logicool Options』アプリをロジクールのサイトからダウンロードしてインストールしよう。ソフトが起動したら、「デバイスの追加」を選択し、UnifyingかBluetoothを選んで接続を実行。キーボードの電源をオンにすれば、認識されて利用できるようになる。同社おなじみのマルチデバイス利用にも対応しており、キーボード上の3つの切替えキーにPCなどのデバイスを割り当てれば、次回からは切り替えキーを押すだけで使用デバイスを切り替えられる。

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『Logicool Options』は、キーボードやマウスの設定を行なうソフトウェア。各機器との接続もここから行える。WindowsとMacに対応。


 

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電源を入れる指示が表示される。
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最大3つのデバイスに接続可能。1から3のボタン長押しで各デバイスに数字を割り当て、使用する際はそれぞれのボタンを押せばよい。

 キーボードはキーが独立しているアイソレートタイプで、キーピッチは19mm、キーストロークは1.8mm。キー配列は日本語フルサイズで、パンタグラフ構造を採用している。キートップは球状のくぼみがつけられていて、指にフィットする。WindowsでもMacでも利用できるよう、スタート/alt optキー、alt/cmdキーといった特殊キーにあたるキーは、両方の機能が印字されている。

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どちらのOSでも対応できるように、両方のキー名称が印字されている。
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キートップは球状のくぼみがつけられており、指にフィット。

 上段のファンクションキーの部分には、ノートPCのようにFnキーと組み合わせて利用できる機能キーがある。一般的には「F1」~「F12」として使われる部分だが、このキーボードでは通常でコマンドキーが優先されており、「F1」などを使うにはFnキーを同時押ししなければならない。ファンクションキーを優先させる設定も可能で、『Logicool Options』内から「標準のファンクションキーとしてF1~F12を使用」をチェックする必要がある。

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通常はコマンドキーが優先される。 『Logicool Options』アプリの設定で「標準のファンクションキーとしてF1~F12を使用」をチェックすると、ファンクションキーが優先される。

 キーボードに手を近づけると、キーボードバックライトが自動で発光する。消灯状態からキーを打つと光るというキーボードはよくあるが、手を近づけただけでホワッと光ってくれるのは演出的にカッコイイのと、最初のキーを打つときに暗いところで認識しやすく便利でもある。しばらく使わないと自動的に消灯してくれるなど、節電も考えられているのは気が利いている。

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手を近づけるとバックライトがホワッと光る。

 このキーボードの最大の特徴が、左上部分に付いているダイヤルだ。『CROWN』と名付けられたこのダイヤルは、指で触れると画面下に機能が表示される。機能はボリューム変更といった基本的なもののほか、アプリによって割り当てられているものもある。対応アプリはMicrosoftの『Word』や『PowerPoint』、『Excel』のほか、ブラウザーに『Photoshop CC』、『Premiere Pro CC』など。

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『CROWN』と呼ばれるダイヤル。タッチと回転、プッシュの機能が備わっている。

 ダイヤルにはタッチと回転、プッシュの機能が備わっており、押す、回す、押しながら回すといった操作にショートカットなどを設定可能。この設定は『Logicool Opions』で設定できるが、アプリごとの機能に対してはカスタマイズできない。調整する機能によってカクカクと感触のあるダイヤルになったり、スムーズに回るダイヤルになったりと変化する。例えば、ボリュームだとスムーズに回り、タブ切り替えだとカクカクっとなる。切り替わる際「カシャ」と音がするので物理的に実装しているようだ。

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アプリの機能によっては機能をタッチすることで切り替えて、ダイヤル操作をする。

 いろいろなアプリで試してみたが、Photoshopの明るさや輝度、コントラストのレイヤーを追加して調整できたり、「取り消し/やり直し」やブラシなどの直径といった調整をダイヤルで操作できる。特にブラシ直径の調整は、マウス操作の場合の「右クリックして値を調整する」、という動作よりも直感的で便利に感じた。ほかには、ブラウザーのタブ切り替えも意外と便利。ショートカットキー「Ctrl+Tab」や「Ctrl+Shift+Tab」は片手だと押しづらいので、ダイヤルのほうが断然ラクだ。ボリュームにしてもマウス操作よりラクだし、ダイヤルがあるとかなり作業効率が改善される。

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Photoshopでの例。数値が表示されるのでわかりやすい。
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ブラウザーはタブ切り替えが可能に。くるくる回すと回転方向にタブが切り替わる。

 非常に便利なCROWNだが、唯一のネックは現状対応アプリが少ないこと。特に『Lightroom CC』にはすぐにでも対応してほしい。また、Photoshopのような対応アプリにしても、例えばレイヤーの透明度の調整をダイヤルでやりたいとしても割り当てられなかったり、自由度が少ない。ユーザー独自のカスタマイズも不可能なので、このあたりは改善してほしいところだ。今後利用できる機能が増えたりカスタマイズ可能になれば、さらに使い勝手が良くなり、ダイヤルなしでは作業できない体になるはずだ。

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キーボードの設定画面。「Fn+ファンクションキー」に機能を割り当てられる。
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コントロールホイール設定では基本動作として、回すと押す、押しながら回すという3つの動作に機能を割り当て可能。アプリでの動作はロジクールが提供する設定のみ。

 本製品はバッテリーを内蔵しており、USB Type Cケーブルを接続してUSB経由で充電する必要がある。ケーブルは付属するがUSB給電アダプターは同梱されていないので、パソコンのUSB端子などに接続して充電しよう。1回の充電でおよそ1週間使用でき、実際1週間ほど使い続けてみたがまったく再充電の心配はなかった。

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USB Type C端子が背面にあり、ケーブルで接続して充電する。緑のLEDの点滅から点灯になれば満充電。

 実売価格は2万5600円前後とそれなりのお値段はするが、ダイヤル操作ができるキーボードとして作業効率がアップするなら購入に値する価格だろう。機能アップも今後十分考えられるので、クリエイティブ系アプリを利用する人はもちろん、普通にブラウザーを利用してネット閲覧する人もタブを切り替えたり、ボリュームを絞ったりといった操作をダイヤル操作でできる素晴らしさを味わってほしい。

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■関連サイト
『Craft』製品ページ

 

 

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