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iOS 11をチェック! iPhoneはこれだけ変わった! カメラと画面収録が超便利!!

2017年09月23日 12時00分更新

 9月20日、iPhone 8/8 Plus販売開始直前に恒例のiOSがアップデートされた。新要素は、カメラの機能追加や、Siriのバージョンアップ、AR機能、録画機能などだが、iPhoneとiPadではアップデート内容が大きく異なっている。

 そこで今回はiPhoneでの変更点を紹介していく。iPadについては次回をお楽しみに。なお、iPad側での注目点はファイルのブラウズやドラッグ&ドロップなどで、macOSのような要素だ。

※検証はiPhone 7 Plusで行なっていますが、端末によっては対応していない操作があります。

さらば32bit!
対応アプリは64bitのみに

 iOS 11からは32bitアプリは使用できなくなった。アプリの動作には64bit対応が必須であり、そのため古くてバージョンアップが行われていないアプリは動作しなくなる。

 アップデート前に「設定」→「一般」→「アプリ」から、インストールされているアプリのなかで、32bitアプリであるものをリストで確認できるので、必ずチェックしておこう。大半は64bitのはずだが、しばらく更新が止まっているが、どうしても手放せないというアプリがある場合は、iOS 11アップデートを先延ばしにして、動向を少し見守るのもアリだ。

iOS 10とiOS 11共通で、設定→一般→情報にあるAPPからインストールしているアプリの64bit対応状況を確認できる

QRコードに埋め込まれたURLが安全であるかチェックしてくれる「ノートンスキャン」は、どうもアップデートの様子がない。あとCamerakitも

かなり変更点があった
コントロールセンターをチェック

 コントロールセンターは特に変更が目立つ。ついにカスタマイズできるようになったので、呼び出せる機能が増えた。後述の画面を録画できる「画面収録」もここからアクセス可能だ。

 用意されているのは、フラッシュライトや計算機、カメラといったこれまでの機能に加えて、Apple TV RemoteやWallet、アラーム、テキストサイズ、メモ、ボイスメモ、省電力モードなど。登録可能な項目に制限はないようだが、項目が増えるとスクロールさせる必要があるので、使い勝手を考えると、1ページに収まるように厳選したほうがいい。

新しくなったコントロールセンター。表示を増やしすぎると逆に見づらくなるので注意

画面の明るさや懐中電灯の明るさもこのUIで調整できる。また、3D Touchに対応する部分もあるがノーヒントでわかりにくい

設定→コントロールセンターから、内容をカスタマイズできる。後述する「画面収録」もここから追加できる

いろいろ楽しめそう!
画面収録機能が便利

 画面の録画にスタンドアローンで対応した。形式はMP4で、解像度は端末の解像度に依存。iPhone 7 Plusの場合は1920×1080ドットになった。フレームレートは可変で、30〜60fps。これはSoCへの負荷状況で変動するようで、ゲームアプリを画面収録しようとした場合は、30fps付近であることが多かった。また、3D Touchからマイクをオンにすることもできるため、実況っぽいこともできる。

 探してみた限り、録画を終了させる方法は、コントロールセンターから画面収録ボタンを押すほかなく、終了時にはどうしてもコントロールセンターの画面が入ってしまった。ライブラリから余分な部分をカットできるので、そちらの機能を使うといいだろう。負荷の高いゲームでは音声部分が記録されないこともあるが、リトライでクリアを確認している。

コントロールセンターをカスタマイズした状態。赤丸で囲んだものが「画面収録」ボタン。タップするとカウントダウンが始まる

3D Touchするとマイクのオンオフを決定できる。デフォルトはオフ


試しに録画してみたもの。ゲームでガチャを回すシーンの録画が楽しい

スクリーンショット周りも変化

 地味だが便利になったのがスクリーンショット。スクリーンショットを実行すると、画面下部にサムネイルが表示され、それをタップすると保存するかを選べるほか、マークアップも行なえるようになった。また連続してスクリーンショットを撮影した場合は、サムネイル部分は記録されず、まとめてマークアップしたり保存したりも可能。なお、サムネイルが表示された状態で、少し放置しておくと自動的に保存される。

左下にあるものがスクリーンショットのサムネイル

タップするとマークアップの画面に

署名にも対応する。黒色と手書きのみ。ウォーターマークもほしい

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