週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

独自の暗号通貨であるKickCoinをベースとした経済システムを持つプラットフォーム

次世代クラウドファンディングの「KICKICO」 ICOスタートで日本上陸

2017年09月14日 18時40分更新

 露KICKICOは8月28日、革新者、開発者、デザイナー、起業家の未来を見据えた人たちのアイディア実現の支援を世界規模へ拡大していくためICOキャンペーンをスタートすると発表した。

 KickstarterとIndiegogoがローンチされて以来、クラウドファンディング・プラットフォームは、気まぐれなベンチャーキャピタルからの投資に頼る必要のない、シンプルな資金調達方法として多くのプロジェクト・クリエイターたちから注目されている。

 一方、拠点のない国からのプロジェクトに対応しないほか、プラットフォームおよび寄付をするための決済システムの使用には高額な手数料がかかったり、大規模なクラウドファンディング・プラットフォームはマーケティングに長けた大企業からの案件が中心になってしまい、マーケティング予算のないクリエーターが見落とされがちになるといった問題がある。

 KICKICOはICO、プレICO、クラウドファンディング、そしてクラウドインベスティングを安全かつ簡単に実施するためのプラットフォームだ。同社は、大量の資金を調達した場合でもEthereumブロックチェーンを崩壊させることのないプラットフォームを作り出すことや、世界各地の人々が自身のプロジェクトへの投資を促すための簡単で便利な手段の提供を目的としている。

 ICOキャンペーンの作成時やトークンの分配時に作成者が直面するすべての困難に対処し、雑務が多いクラウドファンディングプロジェクトの作成者や異常に高い手数料を軽減。投資者や支援者を失敗や不正なキャンペーンから守るために設計されており、独自の暗号通貨であるKickCoinをベースとした経済システムを持つプラットフォームだとしている。


この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう