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PCがウェブカメラを搭載していなくても「顔認識」を設定できる

Windows Helloに「視線追跡デバイス」でサインインできる

 Windows 10の最新情報を常にウォッチしている探偵・ヤナギヤが、Windows 10にまつわるギモンに答える本連載。

 基本技から裏技・神技、最新ビルドのInsider Previewの情報まで、ドド~ンと紹介します。

まずは「Tobii Eye Tracker 4C」をセットアップする

監視報告
Windows Helloに視線追跡デバイスでサインインできる

 「第307回 Windows 10の「視線追跡操作」は想像以上に快適」で紹介した、視線追跡デバイス「Tobii Eye Tracker 4C」だが、Windows 10のWindows Helloにも対応している。「第185回 Windows 10 Hello対応のウェブカメラってどうなの?で、マウスコンピュータの顔認証カメラ「CM01」を紹介したが、同じように使えるというのだ。

Windowsの設定から「アカウント」→「サインインオプション」を開く

「顔認証」のセットアップを開始する

 もちろんTobii Eye Tracker 4Cはウェブカメラではないのだが、視線を検知するためのカメラは搭載している。そのカメラを利用して、Windows Helloでの顔認証サインインを利用できるというわけ。

目を認識させる。ちなみに、画像のように目が切れていても顔をちょっと動かせば認識した

眼鏡をかけている人などは「精度を高める」で、裸眼を登録しておいてもいい

 Windows Helloに対応したカメラを持っていなかったり、クラッキングされて意図しない映像が配信されてしまうのは嫌だ、と言う人は視線追跡デバイスで顔認証するのもいいだろう。筆者も、デスクトップPCにはカメラを付けていないし、普通のノートPCのウェブカメラにはシールを貼っている。Tobii Eye Tracker 4Cでサインインできるのは確かにありがたい。

設定完了。「ユーザーの顔を認識したら自動的にロック画面を閉じる」をオンにしておくと手間が省ける

 設定は、特に迷うことはない。ウェブカメラは搭載されていないことになっているのに、Windows Helloの設定の項目が有効になっているのだ。Tobii Eye Tracker 4Cを通常の手順でセットアップした後に、Windows 10の設定でWindows Helloの「顔認識」をセットアップすればいい。

これでズバッと解決!

 「Tobii Eye Tracker 4C」をセットアップすると、ウェブカメラを搭載していなくても「Windows Hello」の「顔認識」を設定できるようになる。


 Windows 10探偵団は毎週、月・水・日に更新します。お楽しみに!


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