週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

スマホでも役立つハイエンドマウス「MX Master 2S」:Xperia周辺機器

2017年06月25日 10時00分更新

新発売のロジクール製ワイヤレスマウス「MX Master 2S」がどうしても欲しくなり、とうとう買ってしまいました。

 もちろんPC(Windows、Mac)でメインに使うのですが、Xperia(スマホ)をスクリーンミラーリングで大きな画面に出した際や、プロジェクターさながらの大画面を使える「Xperia Touch」でも、遠隔操作できるグッズがあるととても便利です。

 MX Master 2Sの直販価格は税抜1万2880円。さすがにハイエンドというだけあって、マウスで1万円超えともなるとさすがに二の足を踏んでしまいそうですが、快適に使えるならきっと元もすぐに取れるはずです。

 MX Master 2Sのサイズは126.0×85.7×48.4mmとなかなかの大きめ。重量も145gとさすがにPC用といった感じです。本体仕様は上面に左右のクリックボタンと、中央にホイール、その後ろに“モードシフトボタン”があります。そして、正面から見た下にmicroUSBポートがあるのがわかります。

 左側面にはサムホイールスクロールと進む/戻るボタンがあり、親指を配置する羽の部分を下に押し込んで物理クリックできるジェスチャーボタンが備わっています。底面には電源ボタンと3台の機器を切り替えできる“Easy-switch”ボタンがあります。

 前面のmicroUSBポートに付属のmicroUSBケーブルを接続するとそのまま充電されます。高速充電に対応しており、3分間充電すれば丸1日使用可能。フル充電すれば最大70日間のバッテリー駆動というロングバッテリー仕様です。マウス側面にある3つのLEDインジケーターでバッテリー残量がわかります。

 基本的にBlutoothで接続しますが、接続機器側が非対応な場合は付属のUnifyingレシーバーをUSBポートに接続しての利用も可能。これはあくまでもPCに接続する場合の話です。ちなみにこのUnifyingレシーバーは、最大で6つまでUnifying対応デバイス(マウス、キーボードなど)を接続できる便利アイテムです。

 接続方法はいたってシンプルで、マウス底面にある電源スイッチをオンにして、最大3台の機器と接続可能。“Easy-switchボタン”の好みの番号(1~3)を長押しするとペアリングします。「Xperia XZ Premium」で試したところ、見事に接続できました。

 MX Master 2Sに手を置くと大人の男性の手にぴったりとくる大きさで、軽く掴んだ状態でも手の平まで本体が接触するほど後方に向かって隆起している感触です。人差し指も載せられる大きさがありながら、親指を置く位置は内側に凹んでるので、わりと自然体でホールドできます。左右のボタンも軽いレスポンスでクリックできていい感じです。

 つまむ感じで使う小型マウスが多い中、こんなにマウスの上に手を依存させていいのかと思うほど。これに慣れてしまうとほかのマウスが使えなくなりそうです。

 MX Master 2Sに備わる多機能ボタンも、全部ではないにしてもXperiaできちんと動作します。ホイールボタンは、ゆっくりホイールボタンをスクロールすると段階のあるクリック感を感じる堅実なスクロールができ、エイっとスクロールするとクリック感を感じることなくぐるぐる回ります。

 ウェブブラウズの際はゆっくりスクロールしつつ、ページの最後まで見終わって勢いよく反対にスクロールを回せばあっという間に高速スクロールでページ先頭に戻すといった使い方ができます。

 左サイドにあるのがサムホイールスクロールで、デフォルト設定では左右スクロール。その後方の上下に進む/戻るボタンがあります。ただし、親指部分のジェスチャーボタン機能はXperiaでは動作しませんでした。

 冒頭で触れましたが、大画面に映し出してスマホのタッチ操作がままならない際にはマウスの重要さをヒシヒシと感じます。ワイヤレス機器にありがちなバッテリー切れもほぼ心配することもなく、あっという間に手に馴染み、スクロールも進む戻るボタンも含めて快適そのものです。

 MX Master 2Sの最大のウリである、最大3台のPC間でマウスカーソルを移動したりコピー&ペーストできる“Logicool FLOW”は、さすがにXperiaとWindows PC間では機能しませんでした。この機能を使うには専用アプリ「Logicool Options」をインストールする必要があり、Android版が用意されていないためです。

 当然無理だろうとは思っていましたが、万が一Android用のアプリが出てこないとも限らず、そうなるともっと使い勝手が広がるかもしれません。現時点でも3台を切り替えてつつ操作できるので、XperiaとXperia Touch、PCを登録して活躍してもらいます!

■Amazon.co.jpで購入

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この特集の記事