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第1弾企画は「音楽」に関する展示が多数

ソニーの体験スペースが渋谷に誕生!「Sony Square Shibuya Project」に行ってみた

2017年04月07日 15時00分更新

 ソニーは、渋谷モディ1階に同社の企画スペース「Sony Square Shibuya Project」を4月8日にオープンします。入場料は無料。営業時間は午前11時から午後9時までとなっています。

ソニーの技術と文化を楽しめる企画展

 同社の体験スペースと言えば、先月末に閉館してしまった銀座のソニービルや各地にあるソニーストアなどを想像します。ソニーストアなどが新製品を体験して購入できるスペースであるならば、今回スタートしたSony Square Shibuya Projectは「企画展」を展開するスペース。同社の技術とエンターテイメントを織り交ぜ、さまざまな体験のできる企画を1〜2ヵ月ごとに催す見通しです。

ややコンパクトなスペースだが、選りすぐりの企画が来場者を待っている

 4月8日から5月31日までは、第1弾企画として「Music Crossroads」を展開。同社の技術とグループ会社に所属するアーティストの楽曲などを組み合わせたデモや展示が楽しめます。

最初の企画は「Music Crossroads」。音楽のさまざまな楽しみ方をかけあわせた新しい驚きを体験できるとしている

ソニーの最新のオーディオ機器が触れる。写真はウォークマン「WM-1A」とワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドホン「MDR-1000X」

「ジャケットアート×衝動」という展示ではアーティストが選ぶ「私のベスト5レコード・ジャケット」がコメントともに閲覧可能。2週間ごとに2名のアーティストの選出したジャケットをチェックできます

また、ソニー所属のアーティストのレコード・ジャケットも展示。アナログレコード自体はもちろん、総額80万円以上のシグネチャーシリーズ3種を使ったハイレゾ音源試聴も可能です

「MESH」を使った楽器も展示。写真は振動センサー内蔵のMESHがついたギターで、振ると別途置いてあるBluetoothスピーカーから音楽が流れるというもの

交差点×BEATでは、渋田モディに設置してある4K録画対応の防犯カメラの撮影データにターンテーブルなどを被せ、街並みとともにビートを刻めるというもの。映像は触っているとき以外はリアルタイムのもので、ディスプレーは10点マルチタッチに対応

 なお、4月後半からはロック・フェスティバル「SUMMER SONIC 2017」との連動企画や、アーティストであるザ・チェインスモーカーズとのコラボVRミュージックビデオの視聴が可能になる予定です。

渋谷に根ざしたコミュニケーションフロアーに

ソニー ブランド戦略部統括部長の森繁樹氏

 プレス向け内覧会で、担当責任者であるソニーの森繁樹氏は「このソニースクエアという場でどんなソニーの魅力を発信できるか、ということに注力したい」と述べ、今回のプロジェクトがいかに実験的でかつ、いままでにない試みかを語りました。

 実際、今回の展示スペースにはソニーストアなどの販売店機能はなく、展示されている商品には製品名とQRコードなどがわずかにあるものの、販売している場所や価格情報などは載っていません。このことから、商品自体ではなく、物や作品と言ったコンテンツを重なり合ってできる「体験」を重視しているのがわかります。

 渋谷は常に人が行き交い、ファッションやエンターテイメントの最先端を担う街なだけに、このプロジェクトを通して、IT企業であるソニーの別の魅力が見つかるようになるかもしれません。渋谷におでかけの際は、ぜひ立ち寄ってみてください。

渋谷モディはソニーの500型超の巨大街頭ビジョン「ソニービジョン渋谷」が目印

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