2017年03月17日06時00分

日本発の独自ガジェットはどのようにSXSWで受け入れられたのか

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日本発の独自ガジェットはSXSWでどう受け入れられたのか

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 1社目は、妖精デバイス「シャナ」として飛躍へ飛び込んでいたのが株式会社Cuelebreだ。

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 会場での展示は、DroneとAmazonEchoを掛け合わせた独自プロダクト。当日は紐付きで動く室内ドローンのプロトタイプを展示。スマホをとおして音声入力で、光る演出などを行なっていた。

 梅津義孝代表によれば、同社のSXSW出展目的は、アメリカ市場に参入するための足がかり。参加者からの手応えやVCからの資金調達を狙って参戦した。会社としても立ち上がったばかりで、当然初の海外出展となる。

 紐を使った室内専用のドローンということで、動力の部分で大変静かな点が評価を受け、アルゼンチンの映画監督が通訳を引き連れて3回もブースに来訪していたという。「カメラをつけたらいい、室内のスタイルなら行ける」と、スタジオでの制作補助デバイスとして評価されていた。こういった思わぬところからのビビッドな反応がいかにもSXSWらしい。

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 続いては、株式会社ネイン。今回のSXSWは、新たに始まるクラウドファンディング「APlay Pulse(仮)」のプリローンチが目的だ。

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 APlay Pulse(仮)は、ウェアラブル技術によって、離れて暮らす恋人の存在を身近に感じられるようなコミュニケーションを実現させるデバイスで、海外初出展と同時にSXSWでデビューとなった。

 片耳に装着してヘッドホンのハウジング部分にあるボタンを押すというシンプルな操作だけで、パートナーとの音声メッセージをやり取りができる。APlay Pulseも“Amazon Alexa”を搭載したヒアラブルデバイス。

 会場で目指すのは、100人のポテンシャルバッカー(クラウドファンディングへの出資者)への直接アプローチだ。FBグループや海外メディアでの掲載を狙う。「新型のキックスターターに合わせ、会場で事前登録してもらっている。特に、Alexa方面での引き合いが強い」と語っていた。

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 クロスヘルメットを手掛けるBorderless Inc.(株式会社ボーダレス)、もともとデザインを手掛けるスタジオだ。バイクヘルメットながら、まるでバックミラーのように映る仕組みがある「クロスヘルメット」初のプロトタイプ展示を実施した。

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 メット後頭部に組み込まれた小型カメラの映像がヘルメット内部でバックミラーのように確認できる機能と、独特なデザインが特徴だ。SXSW会場でも「バイクのユーザーからの反応は良好。すぐにほしいとの声があった」。プロダクトデザインへのこだわりもあってか、コンセプチュアルなヘルメットは近くを通る人の目にとまっていた。

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 アスキーストアでもおなじみのBONXもオースティンに登場。海外出展経験はあるが、SXSWは初となる。

 出展の目的は、海外ディストリビューターとの出会いで、実際の製品デモを中心にブースを展開していた。「いらっしゃる人は本当に雑多。予想はしていたが、CESに比べるとバイヤーなど直接的な商売につながる人は少ない。とはいえ、会場はものすごくフレンドリーな雰囲気」

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 ニッポン放送の吉田尚記アナウンサーは、株式会社トーンコネクト代表として出展。こちらも狙いは、アメリカをはじめとする日本以外の国での「Hint」の販路だ。

 会場で目立つための仕掛けとして、架空の現地ラジオ番組を立ち上げて、音声からURLを飛ばすデモを行なっていた。米国やメキシコではラジオの利用率が9割超と非常に高いため、来場者によっては非常にリアクションがよかったという。

 吉田代表は「普段は日本で会えない日本人に会いやすいのはSXSWの利点の1つ。想定していたリテールのバイヤーなどは想像以上にいないが、十分メリットはある」とも語っていた。

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 網膜に映像を投影するQDレーザは、国内外で多数の出展をすでに経験済み。製品および会社の露出獲得、広報戦略としてSXSWへ乗り込んだ。

 展示では、アイキャッチとなるディスプレーと実機での体験型デモを行なった。「日本でもよく言われるが、ARグラスのハードを作っているメーカーなどから一緒にやりたいという声は多い。そこからがどう続くかはまた別の話ではあるが」と担当者。

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 こちらも重要な点として挙げたのは、日本企業のキーマンに出会える部分だった。「いわゆるCESなどのようにIT系ではない路線から違う使い方ができないか、という提案もいただけた」

 リサーチを目的とした大企業のキーマンが多く、また音楽や映画、広告といった幅広いジャンルの部分で、展示の見せ方によってメリットが見えてくるようだ。

SXSWでのブース出展でのポイントは

 会場全体で見れば、日本関連の企業ブースは、他国に比べてイベントへの参加度合いが強く、大企業の展示コーナーも含めて一種異様なお祭りのような雰囲気があった。そのなかでも飛躍ブースは多彩なラインナップでそれぞれの企業が評価を受けていた。

 また、今回のInteractive会場ではAI関連のセッションは当然多かったが、Alexaを使った展示では、ところどころで見かけはするがCESのように一辺倒というレベルではなかった。

 トレードショー自体の在り方も、日本からのニュースだけを見ている印象と異なり、ものづくり系からサービス、音楽・映画関連など2000を数えるブースは非常に幅広く雑多だ。

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 そんなSXSWトレードショー会場でのブース出展で効果的だったポイントをお届けする。

 たとえば光を使ったブースの演出は、このような展示会場ではわかりやすいメリットとなる。またAlexaをフックに足を止めてもらうなど、グローバルで話題のアイテム・サービス連携は重要だ。そして効果が明確なのが、事前に想定する来場者へ向けたプレスリリースやメールを打つこと。地味な部分だが、参加目的はより明瞭になっていたようだ。

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