従来シリーズのバッテリー特化モデルも登場
Wikoの最新スマホはカメラ特化! デュアルレンズ機と安価なセルフィー機
Wiko(ウイコウ)はMWC 2017でスマートフォン「WIM」「WIM Lite」の2機種を発表しました。このうちWIMは背面にダブルカメラを搭載し、フロントカメラも1600万画素と高画質にした「カメラスマートフォン」。日本市場への投入も期待できる製品です。
WIMの最大の特徴は、背面に搭載したデュアルカメラ。どちらも1300万画素で、片側がRGB、もう片側がモノクロセンサーを搭載します。2種類のセンサーを使うことでより美しくメリハリのある写真が撮影できます。
また、2つのカメラを使って深度を測定することで、ボケのある写真撮影も可能になっています。カメラのコントロールにはWIMが採用するチップセットSnapdragon 626が行なっているとのことです。
Wikoブースに展示されていたモデルはカメラの起動はできず、まだソフトウェアの調整を行なっているとのことでした。
一方、メディア向けに公開されたテストモデルではカメラを試すことができ、超低照度の状態での撮影もテストできました。かなり暗い室内でもノイズの少ない明るい写真を撮影することが可能で、他社のハイエンドスマートフォンレベルの撮影結果が得られます。
WIMのおもなスペックはSnapdragon 626(2.2GHz、オクタコア)、5.5型フルHD解像度(1080×1920ドット)ディスプレーなど。カメラは背面が1300万画素x2、正面は1600万画素でフラッシュも搭載し、セルフィー用途にも向いています。そのほか、指紋認証センサーも搭載。価格は399ユーロ(4万8000円前後)の予定です。
また、WIM LiteはWIMのスペックを抑えた製品でありながらも、正面カメラは同じ1600万画素と、セルフィーの利用を重視した設計になっています。
おもなスペックはSnapdragon 435(1.4GHz、オクタコア)、メモリー3GB、5型フルHD解像度(1080x1920ドット)ディスプレー、背面カメラ1300万画素など。価格はWIMより100ユーロ低い、299ユーロ(3万6000円前後)となっています。
なお、両モデルとも日本への投入は現時点では未定です。ただし、ブースで関係者に取材をしたところ、日本向けも検討中とのこと。カメラ画質が高く質感もよいWIMなら、日本市場でも十分受け入れられる品質でしょうから、発売されることを期待したいものです。
WIM、WIM Lite以外にも、既存モデルのバッテリー容量を増やし製品名に「MAX」を付けた製品が発表されています。新製品の「Jerry MAX」「Lenny 3 MAX」はどちらも4900mAhのバッテリーを搭載。
発売中のモデル「Jerry」「Lenny 3」が2000mAhバッテリー搭載なので、約2.5倍もの大容量化がされています。これだけの容量があればヘビーユースでも1日以上電池はもつでしょう。ゲームだけではなくストリーミング配信を楽しむユーザーなどに向いた製品となっています。
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