NTTドコモは2月23日、SIMカードの加入者情報を遠隔から書き込みできる「eSIMプラットフォーム」を開発したと発表した。対応端末は2017年中に発売する。
これまでモバイルデバイスのSIMカードは回線契約時に書き込んで、スマホやタブレットに挿し込んで使っているが、eSIMでは加入者情報をサーバーに保存してネットワーク経由で書き込むことができる。
この種の抜き差しを行わないSIM方式としては、NTTドコモではこれまでに車両や建設機械向けのM2M機器向けeSIMとして提供しているが、新たなプラットフォームはコンシューマー向けの一般端末に用いる。これによりSIMカードの抜き差しが不要となり、海外出張など国をまたいで利用する際に差し替えする必要がなくなり利便性が増すほか、SIMスロットも不要なのでデバイスのデザインの幅も広がる可能性がある。
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