2017年02月23日12時00分

iPhoneと超カンタン接続で音質も優等生! 「BeatsXイヤフォン」レビュー

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 auは2月11日、「Beats by Dr.Dre」(以下ビーツ)を組んでワイヤレスイヤフォン「BeatsXイヤフォン」を先行発売しました。価格は税別1万4800円。iPhone 7の発売以来、ブームが続くワイヤレスイヤフォンのトレンドど真ん中の製品として、早くもガジェット好き界隈から注目を集めています。早速その実力を試してみました。

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auが2月11日から先行発売を開始した「BeatsXイヤフォン」。価格は税別1万4800円

柔らかなケーブルでイヤフォンが伸びる独特の形状

 BeatsXイヤフォンがどんな製品かというと、「AirPods」とは異なり完全ワイヤレスではない、いわゆるふつうのBluetooth接続のイヤフォンとして初めて、アップルの「W1チップ」を搭載した製品です。

 製品パッケージはビーツらしいおしゃれなデザイン。箱を開けて開封していくと、イヤフォン本体、さらに下の段からは4種類の交換用イヤーピース、着脱式のウィングチップ、充電ケーブルなどの同梱品が姿を現わします。

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BeatsXイヤフォンのパッケージ
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同梱品

 Bluetooth接続のBeatsXイヤフォンの最大の特徴は、首に載せる柔らかなネックバンドを利用した“Flex-Form”ケーブルと、その先からイヤフォンが伸びる形状にあります。

 リモコンは左側のイヤフォンケーブル部にあり、シリコン部分の先端部は右側に電源ボタンで左側が充電部。充電端子はLightning端子で、Lightning-USB-Aの充電ケーブルが同梱されています。

 イヤフォン部はカナル型で、背中部分どうしがマグネットでドッキングするためケーブルの絡み防止になるスグレモノです。

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柔らかなFlex-Formケーブル
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イヤフォン部は左右がマグネットでくっつく仕組み

W1チップ搭載でペアリングは“AirPods流”のカンタンさ

 さっそくiPhoneとの接続を試してみると、W1チップ搭載のお陰で電源を入れるだけでiPhone 7の画面に「BeatsX」が表示され、1タップで接続完了。イヤフォンの電源ボタンを1秒押しすると、即座に近くのiPhone 7が認識します。

 AirPodsと同じ挙動なので使ったことがあれば驚くこともないのですが、煩雑なペアリング手順を一気に飛ばせるこのカンタンさは、他社にも見習ってもらいたいところです。

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電源を入れると近くのiPhone 7が自動的に認識

 ペアリングが終わったらさあ持ち出し……の前に、先にキャリングケースに触れておきましょう。この付属のシリコン製ケース、これが素晴らしいナイスアイデアの塊です。

 BeatsXイヤフォンのFlex-Formケーブルは柔らかいので、持ち運ぶ際に本体を丸められ、小さな付属キャリングケースに収まってしまうのです。ケースといっても口が閉まらない簡易的なものですが、クシャっと丸めてすぐに押し込められる手軽さがすばらしい。実際に外に持ち出すアイテムとして、これならケースも含めて使う気になります。

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BeatsXイヤフォンに付属するキャリングケース
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BeatsXイヤフォンはクシャッと丸められる
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丸めることで小さなキャリングケースに押し込める

快適なクオリティーと十分なサウンド品質

 BeatsXイヤフォンを装着してみると、まず首周りにFlex-Formケーブルが乗る形になりますが、意外と違和感はなく装着感は快適です。

 厚手の冬服、特にジャケットを羽織っていると、衣服の上に重なることになるので存在がまったく気になりません。ただし、Tシャツ1枚くらいの薄着になると首周りにそれなりに存在感を実感するのではないかなと思います。そこにストレスフリーを求めるなら、やはりAirPodsを使おうという話になるかと。

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BeatsXイヤフォンを装着した様子
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Flex-Formケーブルはバンド部分も軽く予想以上に快適

 BeatsXイヤフォンを装着して気づいたことが、かなり遮音性が良いということ。カナル型なので構造的にオープン型のAirPodsよりずっと良いのは言うまでもないですが、一般的なカナル型のイヤフォンと比較しても、良い水準にあると思います。

 製品ホームページでノイズアイソレーションについて言及していますが、これはノイズキャンセルとは異なり、あくまでパッシブ(電源を使わない構造上のもの)で実現されています。

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ノイズアイソレーションはパッシブ式。装着感向上も合わせて付属品で調整できる

 続いて音楽を何曲か聞いて音質をチェックしてみます。

 RADWIMPSの「前前前世(movie ver)」を聴くと、ビーツらしい深く沈むビートの刻みとともに、男性ボーカルも厚みがあってクリアに聞き取れます。ドラムのシンバルの金属音の甲高い音も引き出す、メリハリの効いたソリッドなサウンドです。

 宇多田ヒカルの「道」を聴くとビートの聴いた重低音の存在感とともに、高域がキレ良く鳴ります。女性ボーカルは若干響きがあるため男性ボーカルほどグイグイと前には出ませんが、音楽とのセパレーションは問題ありません。アコースティックな音源との相性は、それなりといったところでしょうか。

 基本的にはやや低音を求めるユーザーに向くサウンド(重低音タイプと呼ぶほどには偏ってはいません)ですが、J-POPやアニソンといった現代的なボーカル曲との相性も文句なし。“1万円台の高級ワイヤレスイヤフォン”として期待どおりの高音質です。

 AirPodsとの比較では、音のキメ細かさと低音の沈み込みで勝ります。AirPodsは税抜1万6800円なので、2000円安くて音質で勝るというのは、音としてのコスパにも文句はありません。

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