2017年01月22日10時00分

池澤あやかの自由研究:CES 2017に、最先端の“先”をみた!

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 こんにちは、池澤あやかです。アメリカ・ラスベガスにて1月5日から8日にかけて開催された、世界一大きな家電見本市「CES 2017」(以下CES)に行ってきました。

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いざ、ラスベガス!

 CESは世界一というだけあり、会場の広さは247万5646平方フィート(東京ドームの約5倍!)、出展企業は3886社の規模を誇ります(前年度情報)。世界中から集まった製品……それも大手企業の新製品から、いわゆるハードウェアスタートアップの製品まで一挙に見ることができます。

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こちらは大手企業ブース。たった4日間の展示とは思えない立派な建て構えです。
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たくさんのブースがひしめきあうように並んでいるハードウェアベンチャーブース。
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なんと今年で50周年なのだそう!

 私は日本から参加しているさくらインターネット御一行に便乗し、CESをいろいろと回ってきました!

 さくらインターネットのブースでは、2017年秋に世界展開予定であるセキュアなIoT通信を一体型で提供するプラットフォーム「さくらのIoT Platform」の展示が行われていました。

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さくらインターネットブースの様子。シェアリングエコノミー向け鍵システム「TiNK」や光るスマートフットウェア「Orphe」など、さくらのIoT Platformに対応した製品やその利用を視野にいれているパートナー企業の展示も行われていました。
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さくらのIoT Platformの解説。IoTハードウェア開発の負荷を大幅に軽減する説明と合わせて、実例としてIoTスタートアッププロダクトの共同展示を行い今後の世界展開へ向けたリレーションをとっています。
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tsumug社スマートロック「TiNK」。CESでは指紋認識や手書きジェスチャー認識、顔認識、NFCなどに対応したデモを展示していた。
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光るスマートフットウェア「Orphe」。ステップにあわせて音がなったり光ったりする。パターンはスマートフォンから制御可能。

「イノベーション・アワード」に注目!

 規模的にCESすべてのブースの製品を見るのは難しいのが正直なところ。そこで注目したいのが「イノベーション・アワード」です。

 CESのイノベーション・アワードでは、大企業、ベンチャー企業の垣根なく、技術的やデザイン的にイノベーティブな製品に対して、毎年賞を贈っています。過去の受賞製品を見てみると、iPhoneやiPod、Sonyのウォークマンなど、ハードウェアの歴史の中でエポックとなったような製品が数多く受賞しています。

 またイノベーション・アワードの中でも特に素晴らしい製品には、「ベスト・イノベーション・アワード」が贈られます。今年は35個の製品に対してベスト・イノベーション・アワードが贈られました。

 VRグラスを装着してVR空間に絵を描くアプリケーション「Google Tilt Brush」。3次元的に絵を描くという新しい体験を提供しました。

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用途にあわせて4つのスタイルに変形できる「Lenovo YOGA Book」。デジタイザーも兼ねたキーボード「Haloキーボード」など新しいスタイルを感じさせるギミックがたくさん。
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スマートフォンから足元の温度やリクライニング、スプリングの柔らかさを制御できるスマートベッド「Sleep Number」。

大きな盛り上がりを見せる「スマートホーム」

 イノベーション・アワードが面白いと感じる理由は、エポックとなりそうな製品が確実に受賞しているから、また受賞一覧からこれからのトレンドが掴めるからです。今年は「ゲーム」「コンピューター周辺機器」「ヘッドホン」「VR」「3Dプリンティング」など28のカテゴリに分けて賞が設置されていたのですが、今回の設置されたカテゴリーの中で断トツで受賞数が多かったのが「スマートホーム」です。

 スマートホームとは、家電がネットワークにつながり最適制御を行う概念のこと。インターネットに繋がる家電や、そのIoT家電同士を繋ぐハブとなるような製品が、スマートホームカテゴリの対象となっていました。CESではホットなカテゴリとなっているスマートホームですが、一般家庭に普及しているIoT家電はほとんどないのが現状です。現在各メーカーが手探りで最適解を導き出している段階だからこそ、このカテゴリが盛り上がっているのだと私は考えています。

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猫のためのスマート給餌給水器「CatsPad」

 また今年の特徴として、ベスト・イノベーション・アワード受賞した「Smart Remote」をはじめとしたスマート家電同士を繋げるハブとなるような製品が多く受賞していました。

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リモコンが向いている家電を検知しネットワークに繋がるすべての家電の制御を行えるsevenhugs社の「Smart Remote」。

意外と受賞が少ない「VR」

 2016年はリアリティに定評がある「HTC Vive」やオキュラスのハンドトラッキングコントローラ「Oculus Touch」が話題になったり、ソニーが発売した「PS VR」により、アーリーアダプター以外の層にも広くVRが認知されるなど、まさに「VR元年」と呼ばれるに相応しい盛り上がりをみせていましたよね。。

 昨年度の盛り上がりも踏まえ、個人的には今年もVRの受賞が多いだろうと予想していたのですが、ベスト・イノベーション・アワードに輝いた「Google Tilt Brush」をあわせても12製品のみ。50製品以上受賞したスマートホーム分野に比べると、その数は少ないという印象です。

 ラインナップは「Insta360 Nano」や「PanaCast 3D VR Kit」「VUZE」といった360度映像撮影機材、そしてサムソン「Gear VR」などが挙げられます。

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コネクターで接続するためWiFi接続いらず。スマートフォンのカメラアプリで撮影するように360°写真を撮影できる「Insta360 Nano」。
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4Kの180°3Dコンテンツのリアルタイム配信が可能なカメラ「PanaCast 3D VR Kit」。
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安価な4K360度VRカメラ「VUZE」。
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スマートフォンを装着するだけでVRコンテンツが楽しめるHMD「Gear VR」。

CESで最先端トレンドの先を知る

 CESは一言で表すならば「カオス」です。PC、スマホ、オーディオ、洗濯機、冷蔵庫、車などなど、「家電」というキーワードを軸に、さまざまな分野のテクノロジーが集結しています。

 さらに、大企業ブースでは最先端のテクノロジーを感じることができ、スタートアップブースではさらに次の世代のトレンドを感じることができます。スタートアップブースはフランスからの出展が目立ったのが印象的でした。

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大企業エリアのLGブースには薄くて鮮明なOLEDディスプレイが。これぞ最先端テクノロジー!

 スタートアップブースで一際賑わっていたのはイギリスKino-mo社の開発したホログラムシステム「Kino-mo hypervsn」。イノベーション・アワードでは盛り上がりに欠けたVR分野ですが、スタートアップブースでは大盛況でした。

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地味に感動したのが、イスラエルのスタートアップ「Kado」が開発したお財布にも収まるカード型充電器。確かに充電器カバンの中でかさばりますもんね。素晴らしいソリューション!

 以上、現場より池澤がお送りしました!

 タレントの池澤あやかさんは慶應義塾大学 環境情報学部(SFC)卒の才媛で、プログラミングができる特技を生かして独自の立ち位置で大活躍中! 特に好きな言語であるRuby界では女神と呼ばれています。プログラミングの楽しさを紹介する初の単独著書、『アイディアを実現させる最高のツール プログラミングをはじめよう』(大和書房)が販売中。

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