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現存しない江戸城天守が資料に元に高精細なCGで再現

東京国立博物館と凸版印刷、江戸城をデジタルで再現

2016年12月27日 17時40分更新

(左上)図面に基づく構造再現 (右上)寛永の天守全景、(左下)鱗を留める鋲まで確認できる金鯱 (右下)現存文化財を参照して再現した錺(かざり)金具 VR作品『江戸城の天守』より 監修:東京国立博物館 制作:凸版印刷株式会社

 独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館(東京国立博物館)と凸版印刷はは12月26日、VR作品「江戸城の天守」を作成。2017年1月4日から東京国立博物館で公開する。

 江戸城の天守は現存しないが、史料や歴史考証を元にデジタルで再現。石垣や瓦、金具にいたるまで、江戸城を構成する100万超の部材ひとつひとつをデジタル化。上演では専属ナビゲーターの案内のもと、図面や絵図など史料に加え、現存する文化財や伝統技術を手がかりとした再現過程を紹介。現在の東京の3D地図上に江戸城天守のデータを合成した景色も鑑賞できる。

 上演は東京国立博物館 東洋館地下1階「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」、1月4日~3月31日の予定。時間は水/木/金は12時~16時、土/日/祝・休日は11時~16時(毎正時開演、所要時間約40分、毎回定員90名)。料金は500円、中学生・小学生300円(大学生以上は博物館入館チケットが必要、一般1000円/大学生800円。

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