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人工熟成材で音質向上! JVCがウッドコーンスピーカー2製品を発売

2016年12月02日 14時44分更新

 JVCケンウッドは12月2日、コーンに木材を採用する「ウッドコーン」を使用したスピーカー2製品を発表した。12月中旬発売の予定。

「SX-WD9VNT」(左)と「SX-WD7VNT」(右)

「SX-WD9VNT」(左)と「SX-WD7VNT」(右)

 新製品は、90mmウッドコーン採用のフルレンジスピーカーの「SX-WD9VNT」(予想実売価格 7万5000円前後)と、110mmウッドコーンに20mmのウッドドームツィーター搭載の2Wayスピーカー「SX-WD7VNT」(同 6万5000円前後)。

SX-WD9VNT(左)とSX-WD7VNT(右)のコーン部

 ウッドコーンスピーカーは従来、特定のアンプと組み合わせることを前提としていたが、スピーカーだけ欲しいというユーザーの声に応え、今回は単体販売することになった。

 それぞれ、従来機の「EX-HR9」「EX-HR7」をベースにしており、異方性振動版を貼り付けたウッドコーンや竹の響板の採用など、基本仕様は踏襲する。

 ただし、両方とも新たに人工熟成処理された木材(チェリー材)の響棒を搭載する点が大きな変更点となる。

SX-WD9VNT(左)とSX-WD7VNT(右)の内部構造

SX-WD9VNTの人工熟成処理された響棒。処理に時間がかかるため、1本のみの採用となる

 これにより音の深みが増し、音楽表現力が大きく進化したという。

音質調整のため、左上の1本のネジだけをステンレス素材にしている

音質調整のため、左上の1本のネジだけをステンレス素材にしている

 また、背面のスピーカーターミナルを固定するネジを1本だけステンレス素材にする、という細かい調整も行なわれている。

 さらに、解像感を向上するために吸音材(メイプル材チップ)についても調整を行ない、内部配線の処理方法も見直している。

 なお、人工熟成処理はかなりの時間を要するため、本製品は生産できる数が限られる。初回出荷分はSX-WD9VNTが100台、SX-WD7VNTが50台の見込みで、これらが完売した場合、次の出荷には半年ほどかかるという。

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