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Photoshopが快適! 3840×2160表示のデル「XPS 15」でアドビ製品のパフォーマンスチェック

2016年11月11日 10時00分更新

 デルの15.6型ノート「XPS 15 プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネル」には、グラフィックス機能としてGeForce GTX 960Mが搭載されている。これは国内で人気のゲームを快適に楽しめるほどパワフルな、ノート向けのミドルレンジGPUだ。

「XPS 15 プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネル」に搭載されているGeForce GTX 960Mの詳細

 ただし、「XPS 15 プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネル」はゲームを快適に楽しむための、いわゆるゲーミングノートという位置付けではない。もちろんゲームもそれなりに楽しめるものの、GPUの性能を活かして写真加工や動画編集などを快適に行なう「クリエイティブノート」が本来の立ち位置だ。

デルの15.6型ノート「XPS 15 プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネル」

「XPS 15 プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネル」の最大解像度は4K Ultra HD(3840×2160ドット)。デジタル一眼レフカメラで撮影した高解像度の写真でも、細部のディティールが潰れることなく精細に表示される

キーボードは一部のキーが小さいものの、全体的には違和感なく使える標準的な配列だ。キーピッチは実測で19mm

Lightroomは作業中のレスポンスが高速化!

 まずは、「Adobe Photoshop Lightroom CC」(以下、Lightroom)の検証結果から。Lightroomでは「環境設定」の「パフォーマンス」から、GPU利用のオン/オフを切り替えられる。GPUを有効にすることで、「GPUアクセラレーション(グラフィックス支援機能)」を利用可能だ。なお、設定を変更できるのはマシンに対応GPUが搭載されている場合のみなので、注意していただきたい。

「Adobe Photoshop Lightroom CC」で写真を加工中の様子。GPUとは直接関係ないが、「XPS 15 プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネル」の4Kディスプレーは非常に精細で、プレビューやサムネイルが細部までクリアーに表示される

Lightroomのメニューから「編集」→「環境設定」と選び「パフォーマンス」タブを開く。「グラフィックプロセッサーを使用」にチェックが入っていれば、GPUアクセラレーションは有効となっている

 試しにGPUアクセラレーションのオン/オフを切り替えて1800万画素のRAWデータを100枚現像してみたところ、有効化したときのほうが高速ではあったものの、大きな差が出るほどではなかった。

Lightroomで、100枚のRAW画像を現像するのにかかった時間
GPUアクセラレーション 時間
有効 2分13秒
無効 2分18秒

 実のところ、LightroomではGPUアクセラレーションによって現像処理が高速化されるわけではない。「現像モジュール」と呼ばれる編集ウィンドウでのみ有効で、サムネイルやプレビューの表示に大きく影響するのだ。

 たとえば、切り抜き位置をドラッグしながら調整する場合、GPUアクセラレーションが無効だとカクカクした動きで表示される。一方、有効にすると動きが非常になめらかになり、作業をスムーズに進められるのだ。

GPUアクセラレーションを有効にすることで、切り抜きやフィルターの効果が遅延なくスムーズに反映される

 ちょっとした作業の遅延でも、積み重なると大きな時間のロスとなる。大量のRAW画像を調整するような作業では、GPUアクセラレーションは必須だ。

デル株式会社

デル株式会社

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