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オペレーションセンターを開設し、セキュリティーサービスを提供予定

IIJ、セキュリティー事業ブランド「wizSafe」を設立

2016年10月31日 14時36分更新

 インターネットイニシアティブ(IIJ)は10月31日、セキュリティー事業ブランド「wizSafe(ウィズセーフ)」を立ち上げることを発表した。

 wizSafeはインターネットを安全に利用できる社会の実現を目指し「安全をあたりまえに」をコンセプトに掲げ、セキュリティー事業の強化に取り組む。事業強化の概要としては、膨大なログやイベント情報を収集しサービスに活用する情報分析基盤をつくり、365日体制のセキュリティーオペレーションセンターを開設する。

 情報分析基盤は、バックボーントラフィックやDNS情報、ユーザーに提供しているファイアウォール、IPS、メール、ウェブといった各種サービスの情報を収集・分析し、IIJ独自のセキュリティーインテリジェンスを生成する。今後、情報分析基盤に蓄積された情報をもとに、最新の脅威への早期対応と事前防御を実現するという。

 2017年3月開設予定のセキュリティーオペレーションセンターは、24時間365日体制で膨大な情報からリスクを検知・対処するために必要なシステムが備わった施設になるという。センター内には、ユーザーから預かったPCの解析や機密性の高い情報を取り扱う「セキュリティーラボ」を設置し、ラボとセンターが連携していくことで、より高度な脅威に対応していく。今後、以下のようなサービス提供を予定している。

  • 情報分析基盤で得られたDNS情報を活用してマルウェアに対する適切な予防措置を行なう取り組み(2017年度提供予定)
  • 1Tbpsクラスの大規模なDDoS攻撃に対応したサービス機能(2017年1月提供予定)
  • ウェブアクセス環境を分離してマルウェア感染の危険を低減する機能を提供(2017年1月提供予定)

セキュリティーオペレーションセンター イメージ

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