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3大クラウドストレージ比較&仕事に便利なiPhoneアプリ7選

2016年10月23日 12時00分更新

 iPhone 7シリーズ定番アプリ特集第2回では「Google ドライブ」「OneDrive」「Dropbox」の3大クラウドストレージのアプリと、ビジネスでも便利な7つのアプリを紹介する。

クラウドはそれぞれに特色がある
用途によって使い分けるのがスマート

 「Google ドライブ」「OneDrive」「Dropbox」の前に、アップルにも「iCloud Drive」という標準のクラウドストレージがある。このサービスについても少し触れておこう。

 「iCloud Drive」はApple IDで利用できる標準サービスで、無料で5GBぶんを利用できる。多くのユーザーははこの容量をiPhoneの自動バックアップ機能「iCloud」として利用していることが多い。ただし、この容量スペースにはiPhoneはもちろんMacのFinderやWindowsのiCloudアプリ、ウェブアプリからさまざまなファイルを保存できる。その一方で、標準オフィスアプリはApple製の「iWork」となり、スマートフォンではiPhone以外で利用できないといった欠点もある。

  • iCloud Driveのおもな容量の月額料金
  • 5GB:無料
  • 50GB:130円/月
  • 200GB:400円/月
  • 1TB:1300円/月
  • 2TB:2500円/月

iCloud Driveアプリ。iPhoneの「設定→iCloud」から管理できる

AppleのiWorkアプリ「Numbers」や「Keynote」などを利用できる

無料のGoogleアカウントですぐ使える、ファイル共有&オフィス
「Googleドライブ」

Google ドライブ - 無料のオンライン ストレージ App
価格無料(アプリ内課金あり) 作者Google, Inc.
バージョン4.14.2 ファイル容量151.7 MB
カテゴリー仕事効率化 評価(4)
対応デバイス全機種 対応OSiOS 4 8.0以降
  • Googleドライブのおもな容量の月額料金
  • 15GB:無料
  • 100GB:250円/月
  • 1TB:1300円/月

 多くのユーザーが利用しているGoogleアカウントですぐに利用できるサービス。Gメール利用者が多いこともあり、ファイル共有や文書の共同編集となると、真っ先に候補に挙がるサービスだ。「Googleドキュメント」の共同編集も使いやすい。プライベートからビジネスまで活躍するサービスだ。

 iPhoneの場合、「Googleドライブ」アプリに加えて「Googleドキュメント」の専用アプリも用意。ファイル共有も文書の共同編集も快適に利用できる。ただし、マイクロソフトのオフィス文書を編集したい場合、ファイルを開く手順がめんどうなので向いていない。オフィス文書の利用が多い場合は、次に紹介する「Microsoft OneDrive」を使ったほうがいいだろう。

アプリ自体の機能はファイルの管理やアップロード共有に絞られている

Googleドキュメントを快適に使える。共同編集もしやすい

オフィスが便利&1TBプランを安く使える
「Microsoft OneDrive」

Microsoft OneDrive - ファイルと写真向けのクラウド ストレージ App
価格無料(アプリ内課金あり) 作者Microsoft Corporation
バージョン8.2 ファイル容量143.4 MB
カテゴリー仕事効率化 評価(3)
対応デバイス全機種 対応OSiOS 9.0以降
  • Microsoft OneDriveのおもな容量の月額料金
  • 50GB:170円/月
  • Office 365 Solo(1TB):1274円/月または12744円/年
  • Office Premium搭載PCのOffice 365更新(1TB):6264円/年

 マイクロソフトのオフィス文書を快適に扱えるクラウドストレージサービス。無料プランでもアプリやウェブアプリの「Word」「Excel」「PowerPoint」「OneNote」を利用できる(非商用利用に限る)。iPhoneでは「OneDrive」からオフィス文書を「Office Mobile」の各アプリからスムーズに起動できるのが便利だ。

 1TBの有料サービスがおトクで、「Office 365 Solo」を契約すると「OneDrive」の1TB利用に加えてWindowsまたはMacのオフィスライセンスを2台ぶん利用できる。さらに2014年末以降に発売された「Office Premium」搭載PCを購入した場合は、1TBの容量を6264円/年という他社サービスより安い金額で継続利用できる。ふだんオフィス文書に触れる機会が多いユーザーは検討したいサービスだ。

OneDriveアプリは個人向けと法人向けのOneDrive for Business両方のアカウントを管理できる

ExcelやWordの書類を対応するOffice Mobileアプリでスムーズに開き、素早く編集できる

細かいファイル共有サービスや連携アプリが便利
「Dropbox」

Dropbox App
価格無料(アプリ内課金あり) 作者Dropbox
バージョン18.2 ファイル容量131.6 MB
カテゴリー仕事効率化 評価(3.5)
対応デバイス全機種 対応OSiOS 8.0以降
  • Dropboxのおもな容量の月額料金
  • 2GB:無料
  • 1TB:1296円/月または12960円/年

 老舗のクラウドストレージサービス。ユーザー間のファイル共有はもちろん、他者へのファイル共有も可能。また、有料サービスなら他者へのファイル共有リンクにパスワードや有効期限を設定したりと、ファイル送信サービスのような活用も可能だ。連携アプリの多さも魅力のひとつ。

アップロードと共有設定に加えて、紙の書類を写真で撮ってPDF化する機能も搭載

Dropbox自体はオフィスアプリを持っていないが、左下のアイコンからマイクロソフトのオフィスアプリを開ける

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