週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

都内で駐車場に困らなくなる!? NTTのソリューションに感じた未来感

2016年10月05日 21時15分更新

 CEATEC 2016のNTTグループブースは、主に企業向けのソリューションがメインだが、中でも比較的コンシューマーに近いものをいくつか紹介する。

NTT東日本が提供するクラウド型ロボットプラットフォームサービス「ロボコネクト」。介護施設向けとしてスタートしている

 医者からクスリを処方されたときに薬局で必要になるお薬手帳。いざというときにウッカリ忘れてしまったという経験もあるかもしれない。NTTが提供する「おくすり手帳Link」がその悩みを解決してくれそうだ。

 処方箋を写真に撮って最寄りの薬局に送り、事前に薬剤師にクスリを用意してもらったり、過去の処方薬を薬剤師に伝えたり、さらにクスリの飲み忘れアラートまで出してくれるという非常に便利アプリ。利用にはdアカウントが必須だがドコモユーザーでなくとも登録できるので、キャリア関係なく使えるのもポイント。ほかにはクラウドを利用して自分のクスリ情報を医者や薬剤師に見てもらう機能もある。お薬手帳を持参すればちょっとだけクスリ代が安くなるうえ、スマホはいつも持ち歩くものだから忘れるということもめったにない。このアプリのメリットは大きそうだ。

おくすり手帳Linkはキャリアフリーで利用でき、AndroidとiOS版がリリースれされている。windows 10 mobile向けは今のところ予定はないとのこと

動作イメージ。このように自分のお薬手帳をデータベース化しておけるので便利

 次に駐車場不足を解決する「docomo スマートパーキングシステム」。これは駐車場の事業者向けなのだが、都心の空いている土地を駐車場にし、クラウド経由で予約から支払いまでを管理するというシステム。駐車場によくあるロック板を使わずに、センサーを設置するだけ。ユーザーは会員登録後、何時から何時までどこの駐車場を使う、と予約すればあとは。会員以外が勝手に止めた場合、センサーが反応してスタッフが様子を見に来て、悪質な駐車には注意を促すという。

ユーザーはスマートフォンと連携することで、駐車場の予約、支払いが簡単にできるソリューション。コインパーキングにありがちな、小銭がないうえに近くに両替できるところがない! という心配もなくなる

 専用のアプリでは駐車場の満空情報と料金を知ることができ、止めたい駐車場をタップすればそのまま予約が可能と、かなり便利そう。料金は駐車場事業者が決めるのだが、ドコモ側としては1分単位で算出している。ちなみに支払いは会員登録時にカードを登録する必要があるので、出庫時に自動的にカードから引き落とされる。

これがセンサー。一見、クルマで踏んだら壊れそうだが、実際には2トンちょっとの重量物が乗ることを想定した強度になっているという

スマートパーキングシステムに対応した駐車場をスマホで探してすぐに予約できる。あらかじめ予約できれば、現地に行ったら満車になってたということもなくなる

 最初は駐車場不足の東京都内が中心だが、将来的には東名阪へとエリアを拡大させたいとのこと。駐車場不足解消に期待した。


■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この特集の記事