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ついに乾電池撤廃! Wi-Fi機能も追加された新ポメラ「DM200」

2016年10月04日 18時56分更新

あのポメラが無線機能を搭載して帰ってきた!

 キングジムは、テキスト入力に特化したデジタルメモ「ポメラ」の新モデルとして、無線LANやリチウムイオンバッテリーを搭載した新モデル「ポメラ DM200」を10月21日から発売すると発表。価格は5万3784円。同日に報道関係者を集めた記者発表会を開催した。

 ポメラと言えば、2008年11月に第1弾として発売。その後もテキスト入力に特化したモバイルデバイスというPCと携帯のスキマを縫うように進み続けていた。これは「テキストメモを取るだけなのにノートPCを起動したくない」「スマホではなくてしっかりとしたキーボードで入力したい」というユーザー層がある程度の割合で存在するからだ。

 筆者もポメラを使用したことがあるが、取材中のメモ用としてと、ふとアイディアが思いついたときにすぐある程度の分量のテキストをキーボードで入力できるのは、なかなかに使いやすく感じた。

累計販売台数が30万台を突破したポメラ

 とうとうあのポメラに無線機能が!

5年ぶりの新機種となる「DM200」

 今回の新ポメラであるDM200の大きな変更点は無線LANに対応したことと、今までこだわってきた乾電池を廃止してリチウムイオンバッテリーを搭載したことだ。乾電池ならバッテリーが無くなったらすぐにコンビニで買えるというポリシーもわかるが、さすがに製品の性能向上に合わせて厳しくなった。ただし、今回はモバイルバッテリーからの充電も可能だ。ポメラを使用しているユーザーならスマホは持っているだろうし、なんならモバイルバッテリーの所持率も高いだろう。

閉じた状態

背面

左側面にmicroUSBとSDカードスロットを備える

最大角度

キーボード配置はこちら

 無線LANを搭載したことで、Evernoteなどのクラウドストレージやプリンター、メールサーバーにポメラから直接アップロードが可能。iPhoneやiPadの標準メモアプリと同期して文章を編集できる「ポメラSync」機能も搭載している。

 IMEはジャストシステムの日本語入力システムATOKをポメラ用にカスタマイズした「ATOK for pomera[Professional]」を搭載。PC版ATOKと同様に過去に入力した文章などから解析して誤りのない日本語変換が行なえるとのことだ。

ポメラ向けにアウトライン機能の追加など最適化されたATOK

液晶ディスプレーは約40%大型化

 液晶ディスプレーは従来機種であるDM100は5.7型だったが、DM200では7型TFTワイド(1024×600ドット)と大型化。キーボードのキーピッチは17mmでキーストロークは1.2mm。

 ただ、重量はディスプレー大型化とリチウムイオンバッテリーの影響か約580gと、従来機種の399gと比べて増加している。

 そのほかの仕様としては、通信規格がIEEE802.11b/g/n、Bluetooth 4.0+EDR。インターフェースはPC接続と充電ポートを兼ねたmicroUSB 2.0用意されている。最大32GBまでのSDHCカードに対応している。

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