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ゲーミングマウス入門に良し!有線でも無線でも使える『G403』

2016年09月18日 22時00分更新

 コンピューターゲームを使った対戦競技、いわゆる『e-Sports』が、いよいよ国内でも盛り上がりを見せつつある。マウスカーソルで照準合わせや移動を行なうFPSやMOBA系のタイトルは、ゲームパッドでのプレイが難しいことも多いため、DPIやボタンの設定を変更できるゲーミングマウスはぜひ持っておきたいところだ。

 9月15日に国内発売が発表されたロジクールのゲーミングマウス『G403 PRODIGY WIRELESS』は、有線接続とワイヤレス接続の双方に対応しながら価格が抑えられており、今からPCゲームを始めたいという人にもオススメな製品となっている。今年4月に登場し、ゲーマーからの評価も高いハイエンドワイヤレスマウス『G900』と同じワイヤレス対応製品ということで、気になっている人も多いのではないだろうか。折よく貸出し機材が届いたので、さっそく試してみた。

G403
↑ロジクールのゲーミングマウス『G403 PRODIGY WIRELESS』。実売価格は1万2000円前後。

 デザインは同社のゲーミングマウス『G502』やG900と異なり、全体に丸みをおびたシンプルな外観を採用。カラーはブラックで統一されており、ロゴおよびマウスホイールの中央のラインがLEDで発光する。ちなみにG900は両利き対応だったが、本製品は左側のみにサイドボタンを備える右利き用マウスとなっている。

G403
↑左側面に2つのサイドボタンを備える。大きいので押しやすい。
G403
↑マウスホイールの中央のラインはLEDで発光する。

 操作に使えるボタン数は最大6で、内訳は左右クリックおよびホイールクリックのほか、ホイール手前のプロファイル切り替えボタン、左側面のサイドボタンが2種類となる。ボタン自体はそれほど多くないため、MMORPGのような大量のボタンを使用するジャンルのゲームよりは、使用ボタン数が少ないFPSやMOBAなどのジャンルに向いていると言える。

G403
↑G900と異なり右利き用のため、右側面にはボタン類がない。
G403
↑ソール部分に10gの付属ウェイトを装着可能。たった10gと思うかもしれないが、使用感は大きく変わる。
G403

 重量は107g(ケーブルなし)で、同じくワイヤレスで運用できるG900と重さは変わらない。ただし、G403には10gのウェイトが付属しており、マウスのソール部分に装着することで使用感を変えられる。10gと数字だけ聞くとピンと来ないかもしれないが、装着してみるとかなり使い勝手が変わるため、このあたりは好みで試してみるとよいだろう。
 

G403
↑有線接続用のケーブルと無線レシーバーが付属する。ケーブルの挿抜でシームレスにモードを切り替えられる。
G403

 2.4GHz帯のワイヤレス接続でいくつかのPCゲームを試してみた。印象的だったのは、本体の軽さと、あらゆる持ち方に対応できる扱いやすさだ。他のゲーミングマウスに比べ驚くほど軽く、ケーブルによるひっかかりも皆無なので、操作感は非常に快適だ。安定感を重視し、あえて重量を増やしたいというユーザーもいるかもしれないが、その場合は10gウェイト+有線での運用をすすめたい。

 マウスの持ち方に関しては、形状がとにかくシンプルなため、かぶせ持ちでもつまみ持ちでも特に問題なく扱えるように感じた。重心の偏りもなく、FPSなどでエイムの際にマウスを持ち上げるような使い方のユーザーにも安心だろう。またボタン数が少ない分、サイドボタンが大きく押しやすいのも嬉しい。ちなみに「有線より高速」をうたうG900と同様、ワイヤレスによる遅延などはまったく体感できなかった。

G403
↑全体にシンプルで、かぶせ持ちもつまみ持ちもしやすい形状。

  ワイヤレス使用時のバッテリーの持ちは、本体のLEDを発光させた状態で約24時間、LED非点灯時で約32時間、充電は約90分で終了と、こちらもG900と変わらないスペックとなっている。自分好みのカラーに光らせたいなら発光状態で、電池の持ちを重視するなら非発光状態でプレイを楽しむといいだろう。なお、LEDライトのカラー変更機能やマウスの解像度(dpi)切り替え、キー設定には同社おなじみの専用ソフトウェア『ロジクール ゲーミング ソフトウェア』を使用する。

 実売価格は1万2000円前後で、同じく有線・ワイヤレス両対応のG900のおよそ半額となっている。個人的にはいい意味でクセがなく、ケーブルの取り外しやウェイトの増加で自分に合った操作感を探しやすいのが大きなメリットだと感じたので、はじめてのゲーミングマウスに強くオススメしたい。もちろん、「ケーブルレスで取り回しをよくしたいが、G900にはちょっと手が出ない」という人も、ボタン数の違いに問題を感じないのであれば、ぜひ使ってみて欲しい製品だ。

■関連サイト
『G403 PRODIGY WIRELESS』製品ページ

 

 

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