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ブースにはVRコーナーと九五式軽戦車が! ガルパンの杉山Pがシャーマン愛を語る

ウォーゲーミングが「ハイスクール・フリート」「終末のイゼッタ」とコラボ!

 オンラインタンクバトル「World of Tanks」(以下WoT)や「World of Warships」(以下WoWS)「World of Tanks Blitz」などを開発・運営しているウォーゲーミングジャパンのTGS2016ブースレポートをお届けする。

 黒と赤を基調としたクールな雰囲気と、壁面にデカデカと描かれている戦車や戦艦の巨大イラストを見る限りは、例年どおりのウォーゲーミングジャパンブース。しかし今年は、VR体験コーナーやアニメとのコラボ発表など、新しい試みが目白押し。

 ブースの入り口付近で来場者をお出迎えしてくれるのは、実物大の“九五式軽戦車”。この車両は東京ゲームショウ2013に展示されていたものだが、よく見ると少し違う……。なんと砲塔にアニメ「ガールズ&パンツァー」に登場する学校“知波単学園”の校章がペイントされていた。ガルパンは人気の作品なので、当然のように大勢の来場者がカメラを片手に突貫していました。

実物大の九五式軽戦車プロップ

 ウォーゲーミングジャパンブース内で目についたのは、今年の当ブースのウリであるふたつの“VR体験コーナー”。ひとつめはWoTのオブザーバーモードをVRで楽しめるもので、体験者は戦車に乗ったり上空から神の目視点で戦場を見下ろしたりできる。

 そしてもうひとつのVR体験コーナーは、戦艦大和の艦上で46cm砲をぶっ放せるゲーム。こちらは面白法人カヤックと共同開発したもので、「WoWS」とはまったく別物のゲームだった。WoWSの大和は装填に時間がかかるが、こちらはものすごい勢いでバンバンと砲弾を発射可能。もちろん、ゲーム内で使われている大和の3Dモデルはウォーゲーミング社が開発した超リアルな戦艦なので迫力はバツグン。

CEOビクター・キスリー氏のステージで「ハイスクールフリート」
「終末のイゼッタ」などのコラボが発表される

 9月15日13時から行なわれたステージイベントでは、来日したウォーゲーミングCEOのビクター・キスリー氏が登場。ビクター氏は「我々は地域に適したサービスを提供していく。日本においてはアニメ、マンガ、ゲームの3大要素がとても大きいと考えている。それらをみなさんに提供できるコラボレーションを企画した」と集まった記者団に挨拶し、アニメ「ハイスクール・フリート」とアニメ「終末のイゼッタ」、ゲーム「戦場のヴァルキュリア」とのコラボレーションを発表した。

 ビクター氏はまず、アニメ「ハイスクール・フリート」のプロデューサー・柏田真一郎氏をステージに招いた。柏田氏は「我々のアニメとWoWSとの親和性は高いと感じていましたが、作品が成功しない限りはこういったお話はいただけないと思っていました。今回こうやって実現できたのはうれしく思っています」と語り、コラボレーションを歓迎。詳しいコラボ内容は明らかにされなかったので、続報を期待したい。

 続いて登壇したのは、Wargaming.net社「World of Tanks Blitz」アジアプロデューサーのオザン・コチョール氏。なんとBlitzに大河原邦男氏がデザインした戦車“O-47”が登場することを発表。まだイラストしか公開されなかったので、詳細は不明だ。

 さらにオザン氏は、セガのゲーム「戦場のヴァルキュリア」とのコラボも発表。9月15日から2週間の期間限定で、“エーデルワイス号”と“ネームレス戦車”を販売する。

 ステージに招かれたセガゲームス コンシューマ・オンラインカンパニー コンシューマコンテンツ事業部 第3CSスタジオ 企画プロデュースセクション ゲームディレクターの小澤武氏は「初めにお話をいただいたときは驚きました。WoTはガチのゲームだと知っていましたので、我々のファンタジー戦車が混ざって大丈夫なのかな? と思いました(笑)」とコメント。さらに小澤氏は「エーデルワイス号とネームレス戦車がBlitzの戦場を駆け抜けるかと思うと胸が熱いですね」と笑顔で語っていた。

 そして3つめのコラボタイトルは、2016年10月より放送開始予定のアニメ「終末のイゼッタ」。ビクター氏は「私たちウォーゲーミングがアニメ業界に初めて足を踏み入れました。」と語っている。なお、9月18日の12時15分からは、ウォーゲーミングジャパンブースにて「終末のイゼッタ」の第1話プレミアム先行上映会が行なわれる。

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