週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

ワイヤレスを前面に押し出したソニーのホームシアターシステム

2016年08月30日 13時00分更新

「HT-CT790」

「HT-CT790」

 ソニーは8月30日、ホームシアター向けオーディオシステム3製品を発表した。全製品ともオーディオ信号をワイヤレス伝送できるのが特徴で、設置する場所がテレビの前方、テレビの下、テレビの横と分かれている。

 すべての製品が同社独自の「LDAC」(高音質Bluetooth伝送)および「SongPalLink」に対応。SongPalLinkはスピーカー製品のネットワーク技術で、「Google Cast」の直接受信や、複数のスピーカーをスマホで一括操作できる「Wireless Multiroom」やワイヤレスでサラウンド構成を実現できる「Wireless Surround」などが利用できる。

4K HDRに対応するサウンドバー

 9月10日発売の「HT-CT790」(予想実売価格 6万円前後)はテレビ前方に設置するサウンドバータイプの製品。ワイヤレスのサブウーファーも付属する。

ディフューザー付きのフルレンジスピーカーが垣間見える

ディフューザー付きのフルレンジスピーカーが垣間見える

側面にUSB端子を装備。NFCにも対応する

側面にUSB端子を装備。NFCにも対応する

付属のサブウーファー。スピーカーとはワイヤレス接続だ

付属のサブウーファー。スピーカーとはワイヤレス接続だ

スピーカー背面にはHDMI入力が3系統、出力が1系統備わっている

 4K HDR信号に対応するのが特徴で、対応する(18Gbps伝送可能な)HDMIケーブルが1本付属。なお、同等のケーブルの同社直販サイトでの価格は8000円程度となっている。

 BluetoothやUSBストレージの再生に対応しており、DSDやFLACといったハイレゾ音源の再生も可能。ただし、スピーカーなどがハイレゾクオリティーでの再生に対応していないため、ハイレゾロゴは取得していない。

 フルデジタルアンプの「S-Master」を搭載し、バーチャルサラウンド技術の「S-Force」が利用できる。

台座タイプのフロントサラウンドシステム

「HT-XT2」

「HT-XT2」

 9月10日発売予定の「HT-XT2」(予想実売価格 3万8000円前後)はテレビの下に置く台座タイプのスピーカー。こちらもS-Masterを搭載し、バーチャルサラウンド技術のS-Forceが利用可能だ。

天面にタッチセンサーを搭載。本体操作が行なえる

天面にタッチセンサーを搭載。本体操作が行なえる

本体背面。端子類はかなりシンプルに抑えられている

本体背面。端子類はかなりシンプルに抑えられている

 新機種はスピーカーが2Wayとなったほか、USBストレージの再生に対応。HT-CT790同様にハイレゾ音源の再生が行なえる(ハイレゾロゴなし)。

 また、従来は光デジタルケーブルが付属していたが、新製品ではHDMIケーブルが付属。ただし4K信号には対応していない。

テレビ向けのブックシェルフ型スピーカー

左右に置いてあるのが「HT-ZR5P」

左右に置いてあるのが「HT-ZR5P」

 10月15日発売予定の「HT-ZR5P」(予想実売価格 5万4000円前後)はテレビの横に置くタイプのブックシェルフ型スピーカー。ステレオ(L/R用)に2個セットで販売されるが、それぞれがモノラルスピーカーとして単体動作もできる。

上面はCDジャケットとほぼ同面積。側面にパッシブラジエータ―を内蔵

上面はCDジャケットとほぼ同面積。側面にパッシブラジエータ―を内蔵

スピーカーは2Way。上にソフトドームツィーターを内蔵

スピーカーは2Way。上にソフトドームツィーターを内蔵

本体背面。セットアップボタンを押すことで2台のスピーカーがステレオ構成になる。電源は内蔵でACアダプターはない

本体背面。セットアップボタンを押すことで2台のスピーカーがステレオ構成になる。電源は内蔵でACアダプターはない

 ステレオ動作させる場合はお互いをワイヤレス接続するため、スピーカー同士をケーブル接続する必要はないが、2つとも電源ケーブルの接続は必要となる。

 さらに、Wireless Surround対応のホームシアター製品と組み合わせることで、本製品をリアスピーカーとして利用することが可能。接続はもちろんワイヤレスだ。

 本製品はS-Masterを搭載するが、バーチャルサラウンド技術のS-Forceは搭載しない。

 

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう