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変形ロボ・クルマIoT・特殊ドローンに注目 激混みのトーマツベンチャーサミット2016

2016年08月06日 07時00分更新

編集部でのこぼれ話を中心に、この先のスタートアップ関連の動きをおさらい! 記事にする必要のない余計な情報、ウラ話を中心にゆる~くお届けします。

鈴木:みなさん、おはようございます!

盛田:おはようございます。おはようございます?

鈴木:記事は朝出ているもので……。

北島:そういえばそうでしたね。一応7時に出ているので。

盛田:おはようございます。今日もポケモン採集がんばっていきましょう。

北島:熱い中、みなさんレベル高くてすごいですよね。まだ15……。

鈴木:先週、盛田くんのひと言で言っていた、レベル20に到達しましたよ!

盛田:おめでとうございます!チュートリアル終了です!地獄へようこそ!

北島:そもそもポッポを集めるのにも疲れてきたんですが……。

盛田:今日某モデルさんにポケモンGOの取材してきたのですが完全にガチ勢ですごかったです。Lv.27。CP2000超のカイリュー5匹持ってます。意味がわからない。

北島:先日インタビューした、某企業社長も結構高レベルだった。本当に、いつやってるんだろうと思ってしまう。

鈴木:そもそもミニリュウすら、あまり見かけないんだけど……。

盛田:朝9時から夜20時くらいまで某公園で粘ってたそうです。詳しくは近日公開の記事で。

北島:ゲームと現実の”区分け”がなくなるんですよねガチ勢だと。

受託の変形ロボットってなんだ?

北島:さて、今週は界隈での大きなイベントありましたよね。

鈴木:なんといっても今週は“トーマツベンチャーサミット2016”ですね。

盛田:すごかった……なんか去年よりはるかにサミット感上がってたんですけど。

鈴木:モーニングピッチエキスポもブース出展ベンチャー企業が100社越えとか、しかも人の入りがとにかくすごかった。さすがの規模のイベントでしたね。

北島:ピッチ登壇企業がまとめて出展ですね。

トーマツベンチャーサポートの永石和恵氏(右)と西村洋氏(左)

盛田:わたしたちは知り合いがほとんどで同窓会みたいな雰囲気になってましたけどね……。

鈴木:そうそう、おお久しぶりーって感じのイベントでしたね。

盛田:エアークローゼットとか、久々に会う企業から近況聞いたりして。開始1年半でもう8万5000人も会員いるのねびっくり。半数が30代女性で9割が働く女性だって。

北島:もうそんなに? 狙いの層をがっちりつかんでますね。

盛田:9800円の借り放題と、6800円の月1回っていう2つのプランがあるんだけど、圧倒的に借り放題選ぶんだってね…すごいわ。次のユニコーンとか言われてるとかどうとか。

北島:10万人超えたら、いろんなところで目にする機会が増えそうね。

盛田:2020年までに17万人めざしてるらしいですよ。達成できるかな。

北島:現状の倍。こういうの、男性向けも見かけたけど、そっちはまだまだ先なのかな。

盛田:やっぱお洋服は女性なんじゃないですかね。とくに買う時間、選ぶ時間がない働く女性。男はほら、スーツとシャツがあれば事足りるじゃないですか。

北島:たしかに需要が見いだせないね。

盛田:あと、なんでかわかんないけどジェイダイトさんがブース出してました。

北島:変型するロボットのやつですね……。

盛田:そう。ロボットメーカー、自動車メーカーを渡り歩いて知見をため、夢だった変形ロボットをつくっているという最高の人びとです。「声をかけられたので出してみようと思って」と言っていました。

鈴木:見ました。見ました。なんか、ブースに子供も連れてきていて……。

盛田:そこだけMaker Faire Tokyoと化していて楽しかったです。ビジネスとしては受託の変形ロボットも制作してるらしいですよ。どこが発注してるんだ、変形ロボット……。

北島:グローバルだとビジネス的に需要あるのかな。クラタスとメガボッツのロボットバトルをショー化する話もあるし。

盛田:「欲しい人がいたら売ってもいい」と言ってました。完全にMaker。あとクラタスより安い。

北島:変型ロボ、おいくらなんですかねぇ……。

盛田:問い合わせてみましょうかね。アスキーロボ。そういえばそんな広告つくってたな、週アス。

北島:物欲ロボですね……。金額はぜひ聞きたいですね。量産化してたら驚きです。

ブースの様子。とんでもない人数が押しかけていました

北島:トーマツといえばトミーさんこと納富さんの話が出ていないですが……。

鈴木:会った瞬間、「今週の座談会は決まりですね」と、意気揚揚に言われたので、出さない方針です。

盛田:見出し「トーマツベンチャーサミットでトミーさんと会いましたが記事には出しません」

北島:その通りですね。

鈴木:では、別のベンチャーさんを紹介しましょう。

盛田:どんどんどん。

後付けサクサクのクルマIoTデバイス

北島:ハードウェアのにおいが! コネクテッドカー関連?

鈴木:フレクトという会社のクルマに付けるIoTデバイス『Cariot』です。通信機能とGPS、それにクルマに装着することでクルマ内のセンサーから情報を取得して、クラウドに送信できるというもの。あと付けサクサクのデバイスです。

盛田:自動車のセンサーってどこまで取得できるんだろ、めっちゃいっぱいあるでしょ自動車のセンサー。エンジン・動力伝達、車両制御、ボディ制御、情報通信システム……。

北島:やろうとなるといくらでも。これはあくまで簡易にスマート化ってところかな。

鈴木:取得できるセンサー情報はクルマの車種によるそうで、いろいろな展開が可能だそうです。ただまずは気軽に位置情報がわかるようになるので、それを生かしたサービス展開をしていくそうです。

北島:それすら、既存のクルマには当たり前に付いてないですものね。

盛田:車載IoTだと運転解析で保険料が下げられる「ペイ・ハウ・ユー・ドライブ」系のデバイスが出てきてるよね。そっちにもいけるのかな?それよりかは情報サービス寄りって感じなんだろうか。

鈴木:そうですね。たとえば、ドミノ・ピザが配達状況がわかるってやっているけど、それを簡単に導入できるようになるとか。

盛田:なるほど産業系~~。

北島:4輪に限った話でもないんですね。後付けサクサクの意味がわかりました。

鈴木:ほかにはこれも配達系の話にはなるけれど、地域の循環ルートで効率的な配置をデータ分析で見出したりですね。

北島:つながるだけで効率化できるところはまだまだあると。

夏休みが終わったら、ユーザーが増えそうなサービス

盛田:わたしのとこでハード系だとドローンとか。と言ってもサービスなんですけど。

鈴木:おおお、わたくしもここは話聞きました。ドローンのプラットフォームになり得ると。

盛田:ブルーイノベーションのSORAPASSね~。リコーのステレオカメラ、東大の画像認識技術を使って、GPS使えない倉庫みたいな環境でもマップがつくれてドローンが飛ばせるよというやつ。

北島:おお~、課題解決方法が賢そう。

盛田:赤外線とかBluetoothとかいろいろ解決方法が考えられる中、複眼カメラがけっこう高い精度でいけるんじゃよ!というところで導入を始めてる段階だそうです。じつはここ1999年から海岸の測量にドローン使ってるとこで、ドローンそのものの知見はあるんすよね。

北島:ドローンがより流行っていくなかで、その仕組みを売るわけですか。

盛田:ちょっと脱線するけど、いま空間認識系がはやってるような感じがするのよね。グーグルのProject Tangoもそうだし、ルンバがやってる画像認識ベースのマッピング技術もそう。屋内をいかにマップ化・データ化して、プラットフォームをその上に作れるかってのが鍵になるような。屋内版の「Ingress」を作りはじめてるような段階なじゃないかと思うのです、インフラ的には。

北島:ドローン自体もセンシングの一装置として、AR分野でも活用される可能性があると。壮大な脱線きましたね。

盛田:※わたしの妄想です。

北島:楽しい分野なんですね。そのほか、面白い出展企業はありました?

鈴木:では、C向けをいくつかババッと紹介しますね。

鈴木:食事の写真を送るだけで、栄養士がカロリー、栄養分析を返信してくれるシンプルなサービス『カロナビ』です。

北島:画像認識技術といったわけではなく、クラウドソーシングのようなものでしょうか。

鈴木:そうそう、栄養士のクラウドソーシングですね。

盛田:ちょっとこれいいですね。いま食べたもの記録する「あすけん」ってアプリやってて、すごく便利なんですけどお弁当とかの情報入れるの面倒くさいんです。項目名がないのよね。

鈴木:ただ少しお値段が高めで、月額6000円と。現在は本当に病気などのユーザー向けのサービスにはなってるそう。

盛田:えぇ……まあ普及したらそのうち廉価版が出るかもしれないし、待とうかな……。

北島:気軽なダイエット、というわけでもないのね。まさかの医療分野とは。お弁当のカロリーを教えてくれるサービスをしている起業家さんいたらぜひASCII盛田まで。

鈴木:お次は夏休みが終わったら、ユーザーがどどっと増えそうなサービス。

北島:季節のアイテムをお片付けしましょう、といったところかな。

鈴木:『hinata trunk!』というサービスで、月額980円でダンボールいっぱいのアウトドア用品を倉庫に預けられる。

盛田:うおおおおおおおおお便利これ!!!!!月額980円はためらうけど。あと1箱あたり30点まで、20kg以内ってのが評価わかれるところですかね。キャンプ用品ふつうに重いから。

北島:気軽そうなところがいいですね。安い……かは判断分かれるところだろうけど。入っているものが写真で見れるのはいいですね。

鈴木:リスト化してくれるのはもちろん、おおっ便利と思ったのが、倉庫から直接キャンピング場に送ってくれるところ。送料は取られるけど。

盛田:逆に現地から送り返すこともできるのよね。これまじ便利。願わくはお手入れもしてほしい。

鈴木:お掃除は別料金とかサービス展開あるかも……。

盛田:せっかくなら別のスタートアップとコラボしてほしい。クリーニング系のところとか。ていうかすでに48箇所も対応してるキャンプ場あるのね。1回おためしで使ってみたい。

北島:既存のモ●ベルとかパ●ゴニアができないところを攻めてもらいたいですね。

Maker Faire Tokyo今日から

北島:文字数もいい感じになってきたので今日はこんなところで。

鈴木:まだ100社以上残ってますが……。

盛田:エネルギー限界です。

北島:いい企業がまだまだたくさんあったのはわかりましたので。来週の予定いきますかね。直近だと今日からMaker Faire Tokyoありますね。

盛田:来週は途中までになるけどリリースピッチ。こっちは本家本元トミーさん主催です。

鈴木:来週はお盆の影響かベンチャーイベントは少なめ。わたくしはお盆休みだけど、働きます。いま急ピッチで8/26のイベントの準備していますよ!

北島:8/26は面白い会場になりますよ~。あとは、早期申込みで「ASCII watch」がもらえるプレゼントキャンペーンもやります。

ASCIIが贈るIoT/ハードウェアの祭典、再び!
8/26『IoT&H/W BIZ DAY 2 by ASCII STARTUP』

 2016年8月26日(金)に飯田橋のKADOKAWA富士見ビルにて、IoT/ハードウェアの最先端スタートアップ・キーマンが集う体験展示+カンファレンス+ネットワーキングイベントを開催します。イベントレジストPeatixの申し込みページにて、カンファレンスセッションと無料の展示ブース入場チケットを絶賛受付中!

●今週の一言
盛田:シン・ゴジラはいいぞ。
鈴木:『アクセル・ワールド -インフィニット・バースト-』観てきました。
北島:VRの映画館体験サービスが早くほしいんですけど。

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