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VR空間でのリアルな触覚効果も体験の価値あり!

まるでカーニバル!アーチェリーやクレー射撃が楽しめるVRゲーム『VR Funhouse』レビュー

2016年07月25日 17時52分更新

「VR Funhouse」

 今回は、NVIDIAが開発したサンドボックス型VRゲーム「VR Funhouse(以下、Funhouse)」をレビュー。Funhouseは、VR空間の中で、拳銃を使ったクレー射撃風のゲームをしたり、弓矢を使ったアーチェリーゲーム、そして模擬剣を使った風船割りといったユーモラスな複数のミニゲームを、カーニバルのような雰囲気の中で遊ぶことができる。

 本作の特徴は、まるで現実でモノに触ったかのようなリアルな触覚効果も挙げられる。Oculus TouchやHTC Viveのコントローラを使ってVR空間内でモノに触れた時の現実感のある感触は、ぜひ一度は体験してほしい。また、ボールを投げた時や、矢を放った時の挙動などのリアルな物理法則も見て欲しいものとなっている。

まずはウォーミングアップ

 ゲームをスタートすると、まずは画質の設定だ。「Low」「Midium」「High」の3つの画質が選択できる。本作はハイスペックなGPUでのプレイを想定されたものとなっている、描画がカク付くようなら、低めに設定しておこう。

目の前の炎がスムーズに動く画質を選択しよう

 画質を決定したらさっそくゲームスタート。最初に現れる空間は、練習用のスペースとなっている。ボールなどさまざまなものを掴んでは投げることが出来るので、ここで操作に慣れるためのウォーミングアップをしておこう。

ボールを掴んで投げたりなど、基礎的な動作を試すことができる

的を狙って弓矢で撃ち抜く!アーチェリー風ゲーム

 ウォーミングアップを終えたら次々とゲームが現れる。今回は、その中から一部を紹介しよう。筆者がまず印象に残ったのは、目の前に現れた的を弓矢で貫く、アーチェリー風のゲームだ。片手に弓を持っているので、もう一つの手で矢を掴み、近くに用意されている火種を矢に付けて、弓にセット。そのまま弦を引いて、射る!

矢は直線的に飛ぶのではなく、現実のように山なりに進むので、上手く狙いをつけて的を撃ち抜こう

 的にはそれぞれ点数が設定されており、高得点の的は上下や左右に動くため、狙うことが難しいものとなっている。制限時間の中でいかに多くの的に当てられるか? というチャレンジが非常に楽しいゲームで、慣れてくる頃には射撃のスピードも速くなり、より正確に的を狙えるようになるだろう。弓矢のセットや射撃のために身体を動かすのもおもしろく、1ゲームの時間は短いながらも、繰り返し遊びたくなる熱中度の高いゲームとなっていた。

模擬剣をひたすら振り回す!風船割りゲーム

 次は、模造の剣を使った風船割りゲーム。こちらは先ほどのゲームとは異なり、テクニックなどは必要とせずに純粋に風船割りを楽しむものだ。両手には剣がセットされており、これをひたすらに振り回して、次々と現れる風船を割る。複雑なルールは全く無く、純粋に風船を割り続ける楽しさを味わえるゲームだ。

割っても割っても次々と風船が現れる

次々と飛んでくる物体を拳銃で撃て!クレー射撃風ゲーム

 最後に紹介するのは、大砲から次々と発射される物体を拳銃で撃ち落とす、クレー射撃風ゲーム。両手に拳銃を持ち、飛来する花瓶などに狙いを付けて次々と撃ち抜く様はまるでガンマンのよう。時間が経つにつれて発射の間隔が短くなってくるが、弾数に制限はないので安心して連射しよう。こちらも非常に爽快なゲームだ。

標的を撃ち抜いた時には爽快な気分を味わえる

他にも様々なゲームが遊べる

 今回は、いくつかあるゲームの中から一部を紹介したが、面白いゲームは他にもある。また、本作はオープンソースとして公開される予定で、ユーザーが新しいゲームを追加することも可能となっている。今後、どのような拡張がされるのか楽しみなゲームだ。

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