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月刊ムーのクラウドソーシングってどういうこと?:SIE2016

2016年07月02日 07時00分更新

編集部でのこぼれ話を中心に、この先のスタートアップ関連の動きをおさらい! 記事にする必要のない余計な情報、ウラ話を中心にゆる~くお届けします。

北島:こんにちは! ASCII STARTUP座談会ですが、今回は特別編として、先日開催されたSAMURAI ISLAND EXPO'16、以下SIEの会場で見つけたサービスや商品について、つらつらとレビューしてく形にしたいと思います!

盛田:スペシャルバージョン?!ドンドンドン。何が出るんだろう?楽しみ?。

北島:はい! いきなりですが盛田さんは審査員的な立場として、第3者視点でご意見・ご感想をお願いいたします。

盛田:あっはい。まじめだった。はい。

北島:いや、ゆるめでいいですよ。まだサービスになっていない案件とかもあるので。

鈴木:(座談会に)到着しました。暑すぎて、ちょっと外取材むりっすよ。とくにベンチャーさん、駅からオフィス遠いこと多いし……。

盛田:暑いよね……VR取材したい。エアコン効いた部屋で座ったまま企業まわりたい。

北島:お二人とも熾烈な環境からの参加ですね。SIE初日は天気にドキドキでした。

鈴木:ってことで、まずはクラスター(cluster)の話すればいいの? SIEで北島さん、VR登壇セッションみてきたとか。

盛田:おーcluster!まちがいなく流行るVR時代のコミュニケーションツールですね。

撮影:OurPhoto

北島:セッション面白かったですよ。「未来を変える、VRが実現する真の可能性」って具合で、スタートアップ関係者が語っていたので、そのうち記事になるんじゃないかな……。開口一番、cluster加藤さんが「(リアルで)一か所に集まって何かしゃべるというのが嫌い。こういうのはVRでやるべき、みんな家でいい。非経済的。そういう気持ちをもってサービスをつくってる」という発言とかね。

鈴木:加藤さん、うちのイベントに出てもらう際は、クラスター内になっちゃうね。それでいいね。片付けとか必要ないしさ。

北島:コロプラネクストの山上さんの投資家視点のお話では、VR投資(主にコンテンツ)はじつはアジアが中心で意外に米国のお金動いてない話とかね。

盛田:中国ってこと?

北島:そそ。日本と中国が中心で、スマホでキャッシュをつくったところと、モバイルで儲けたところが、次のステップとしてはっているみたいです。

北島:ハードのほうはOculus、PSVR、HTC Viveなどで整備されかかってる前提でしょうか。

盛田:開発者はどこにいるんだろうか。中国にもいっぱいいるのかね。投資マネーが動くのはわかるけど、ゲームやら映画をつくる作家・開発者はアジアにいるのかなー。

北島:そっちの話になると、こと日本の特異性というか、クレージーな部分の話に引っ張られてましたね。ま、詳しいとこはのちほど記事で。

鈴木:では、気になったブース、サービスについてつらつらと進めていきますか。

盛田:ドンドンドン。

北島:わーわー。

『月刊ムー』が旅人からのミステリー情報を大募集中

鈴木:まずはSAGOJOさんですかね。この日、いちばん気になったサービスです。

北島:さっそく記事になる予定ですね。

鈴木:旅先での仕事に特化したクラウドソーシングサービスです。先日のうちのイベント“2016年上半期ベンチャー業界振り返りトーク”でも、特化型のクラウドソーシングが熱いと言っていたけど、まさに!

盛田:いまSAGOJO見たら「世界の謎・不思議に迫る旅をしよう! 人気オカルト雑誌『月刊ムー』が旅人からのミステリー情報を大募集」っていうアツい募集が……ムー……

北島:ムーはすごいよね。こんなところとコラボしてるの? ってのが結構ある。ってムーの話ではないんだけど。アスキーとしても何かやってもいいんじゃない? とも思ったり。

盛田:旅先の通信事情は気になるよね。レンタルSIMとかWi-Fiとか、通信速度とか。

鈴木:はは、みんな考えること同じだね。それ、すでに先方に提案済みです。

盛田:すげえ、ガチさんの仕事が早い!

北島:普通に世界の通信事情知りたい人多そうだよね。シンガポールとかスタートアップも多いし。これはそのうち記事になるのでご期待って感じですかね。

盛田:日本の通信環境がいい意味で異常ってことに気づかされるんだろうなー。

北島:そこか! 各国のメイン路線と山手線の比較とかいいですねー。

盛田:あんま本論と関係ないけど最近5GとかIoTとかいう話、日本みたいにアホほど通信環境いいところじゃないと普通に通用せんよね。言いっぱなしで余談終わり。

トイレで世界を救うスタートアップ

鈴木:さて、お次はみんな大好きなサービスの登場です。北島さんがじっくり話聞いていたようなので、どうぞ。エブリセカンドさん。

北島:これ、まだ詳細出せないって聞いていたのではっきり話せないんですが、盛田さんに向いている案件ですね。

盛田:なにそれ。かわいい女の子でも出てくるんですか。

鈴木:展示している以上、出せるところだけでも……。

北島:うんこ案件ですね。「トイレが向こうからやってくるサービスを目指す」という感じ。以前紹介したバカンのトイレIoTとは別方向でのアプローチ。ウェブサービスがベースです。

鈴木:また、トイレで壮大なスケールの話が出てきた。説明には「ウェブを利用したトイレ予約システム」と書かれている。ここまでは書けますね。

盛田:高校の同級生が「おむつしてたら街中のどこでも排泄できるんだぜ!すごくね!?」と言っていてこの人はバカと天才のどっちなんだろうと悩んだことを思い出しました。

鈴木:天才なら、新しいテクノロジーとおむつを組み合わせて何かを生み出すはず。

北島:でもそういったことを本当に救うためのプロジェクトなのかな。すでにデモもできてました。これは発表をお楽しみに、ですね。

盛田:ちなみにevery second countsは「一秒もおろそかにできない」という意味ですね。おろそかにできないことはよくわかります。

電球もプラットフォームへ 

北島:次いきましょう! 鈴木さんのほうでオススメは?

鈴木:電球のところですね。

盛田:電球。ソニーのスピーカー電球とかいろいろ電球ありますね最近。

北島:もう当たり前のようにIoT案件になってますよね。

鈴木:なんて名前でしたっけ?

北島:DENKYU……じゃなくてTENKYU。

盛田:天球。Theta?

鈴木:電球を利用して、さまざまなアプリケーションを組み込めるプラットフォームのようなサービスとのこと。電球を利用したアプリを組み込めちゃうらしいです。

盛田:電球プラットフォーム。もうなんでもプラットフォームですね。PoT(Platform of Things)時代か。

鈴木:ホームIoTっていうと、何か設置してみたいなことがあるけど、すでにどこにでもある電気ソケットを利用できるというのは大きい。

北島:具体的な利用シーンはどんなのでしたっけ?

鈴木:センサーでドアの開け閉めの監視とかもできるそうです。プラットフォームなので開発できるって部分がキモですね。

盛田:電球ソケット使うというと、それこそ全天球カメラをつけっぱなしにして防犯カメラ代わりにするというのもあったよね。Giropticの360cam。USB給電みたいなものかな。家の接続端子として電球ソケットを使うデバイスが増えていくことになるのか。

北島:LEDで熱が少なくなったからこそできるHUBですね。ちなみにここで会場の様子を。画像クレジットはこちら「撮影:OurPhoto」。

盛田:TシャツがGIANTだ(そこじゃない)

鈴木:GIANTの人がスタートアップ視察に来ていると思われそうなので、今後はイベントで企業ロゴの入ったシャツは着ていかないようにします。(反省)

北島:二日目は晴れてよかったですよね。

ガンプラも飛ばせる成層圏での漂流センシングサービス

北島:次はこちらご紹介。BELLABOW(ベラボー)という観測衛星を代替する成層圏ビジネス。なにげにモノづくり系になるのかな。

盛田:今回の座談会めっちゃボリューミーね。宇宙まで行った。

鈴木:ここはわたくし見てませんー。どんなことができるんですか?

北島:会場に遊びに来ていたスタートアップです。うろ覚えで申し訳ないですが、バルーン(?)を飛ばして成層圏で滞留させて、気象などなどいろんな情報を一定期間センシングできるというもの。衛星飛ばさなくても、安価に探りたい企業や研究所向けでデータを取れるようにするといった具合でした。チームには気象予報士の人もいますね。

盛田:やすーい静止気象衛星ができるよという話ですか。

北島:そんなところ。サイトを見ると、下町の技術力でなんとかする模様。我ながら聞き込み適当ですね。

鈴木:アクセルスペースよりも、さらに安価に手軽に宇宙から得られるデータを利用できるということですね。

北島:風船を宇宙に飛ばす案件はいくつかあったけど、正面からビジネスにできたら面白そうかなと。キモは滞留時間で、10日とか1カ月くらい漂わせるのが目標みたい。

盛田:そういえばサイトにテスト機による撮影例が載ってました。

成層圏に突入したモビルスーツ (C)創通・サンライズ

北島:おおっ。

盛田:「ときは宇宙世紀……」

北島:サイトには「(写真はテスト機による撮影)」って書いてあるけど、めっちゃCGっぽく見える。画像の粗さもあるのかな? (編注:確認したところ、成層圏で実写撮影したくくりつけたガンプラとのこと)

「2016年上半期業界振り返りトーク」ご来場ありがとうございました

鈴木:今日はSIEスペシャルってことでお送りしてきましたが。

北島:もうおなかいっぱいですね。

盛田:みなさんSIEといわれるとVRの方を思い浮かべると思いますが、サムライさんのことも思い出してくださいね。

北島:SCEではなくSIEだと確かにね。

鈴木:今週、sproutのイベントをした納富さんが、「今週は座談会出られる――!」とよろこんでいたので、残念がるといけないので、名前だけ出しました。

盛田:えぇ……(困惑)

北島:今日まったく話にできなかったけど、火曜日にASCII STARTUP主催での「2016年上半期業界振り返りトーク」もなかなか濃かったんだよね。納富さんも来ていただきありがとうございました。

鈴木:納富さん、椅子と机の片付けも手伝ってくれました。ありがとう!

盛田:納富さんトーマツベンチャーサポートの傍らKADOKAWAで副業やりましょう。

北島:ワークシフトの流れ、いいですね。お手伝いではリコーの澤田さんにも手伝っていただいたので、ここで感謝を。

鈴木:澤田さんは神楽坂の銘菓のお土産までいただきました。ありがとう!

北島:さて、最後に来週の予定、いきますよ。おもしろ取材と打ち合わせが盛りだくさんで、横浜中華街にいってきます。

鈴木:ええ、それは着いていきたい。ASACで登壇企業含めた、ベンチャーピッチを見に行ってきます。

盛田:来週CaSyさんとかママさん系サービス3社から懇親会にご招待されておりますね。整理収納アドバイザー資格取ろうと思ってる身としては気になるところです。

北島:編集部のカオスな冷蔵庫もぜひ整理お願いいたします。

●今週の一言
盛田:「帰ってきたヒトラー」見ましょう。あれはいま見るべき。
鈴木:屋外のイベントってやっぱいいよね。21世紀最強の晴れ男のガチ鈴木が参加したことで雨予報が吹き飛びました。
北島:こぼれSIEネタ。「日本の薬局で扱われている薬の情報を多言語で検索することができるサービス」Aliksir

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