2016年07月01日17時00分

AMDがRadeon RX 480/470/460を発表、その戦略とは?

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • Pocket
スイートスポット戦略でVGAのシェア拡大を狙うAMD
Radeon RX 400シリーズを発表するラジャ・コドゥリ氏

 AMDが、再びスイートスポット戦略で、グラフィックス市場のシェア拡大を図る。AMDは2009年、開発コードネーム“RV770”ことRadeon HD 4800の投入で、半導体サイズと価格を抑え、マーケットシェア回復を実現したことがある。

そして、今年、米国では199ドル(4GBモデル)で投入する新GPU「Radeon RX 480」で、ここ数年高騰気味だったグラフィックスカードの価格を押し下げるとともに、最新のヴァーチャル・リアリティー(以下、VR)環境をサポートすることで、シェア奪還を図る。

スイートスポット戦略でVGAのシェア拡大を狙うAMD
Radeon RX 480のリファレンスデザイン
スイートスポット戦略でVGAのシェア拡大を狙うAMD
Radeon RX 480のダイ

 AMDでRadeon Technologies Groupを率いるラジャ・コドゥリ氏は、全世界で14億3000万台のPCがあるにも関わらず、VR対応とされているのは、わずか1300万台と1%に満たない。そして、その最大のネックとなっているのはコストだと、現在の市場データを分析した。

スイートスポット戦略でVGAのシェア拡大を狙うAMD
全世界で14億3000万台のPCがあるにも関わらず、VR対応とされているのは、わずか1300万台と1%に満たない
スイートスポット戦略でVGAのシェア拡大を狙うAMD
VR普及の妨げになっている最大の要因はコスト

 そこで、次の数年間のあいだに、VR対応PCを1億台にすることを目標に、その第1弾製品として開発コードネーム“Polaris”(ポラリス)で知られる新GPUの開発を進めてきたと言う。

スイートスポット戦略でVGAのシェア拡大を狙うAMD
スイートスポット戦略でVGAのシェア拡大を狙うAMD
AMDは、次の数年間でVR対応PCを1億台にすることを目標に掲げ、それによりVRゲームやアプリケーションの開発を後押しする最良の手段だと説明

 AMDは、開発コードネーム“Polaris”に2つの半導体を準備、Radeon RX 480および同RX 470には、最大36CU(Compute Unit)を搭載した“Polaris 10”を、エントリーおよびモバイル向けには最大16CUを統合した“Polaris 11”が用意され、Radeon RX 460もこれを採用する。

 同社は、RX 480を最新のVRコンテンツもストレスなく楽しめるプレミアムVR対応製品として位置づけ、その対抗GPUにGeForce GTX 970を位置づけつつ、8GBモデルでも239ドル(米国市場における市場想定価格)とコストパフォーマンスの高さをウリにする。

 また、その下位モデルとなるRadeon RX 470は、HD解像度でゲームをストレスなく楽しめる製品というポジションが与えられ、RX 460は、DOTA2などのeSPORTSでも用いられるゲームを低消費電力で楽しめる製品と位置づけられるが、その市場投入時期や価格は、まだ明らかにされていない。

スイートスポット戦略でVGAのシェア拡大を狙うAMD
Polarisファミリーのラインナップ
スイートスポット戦略でVGAのシェア拡大を狙うAMD
Radeon RX 480の主な仕様
スイートスポット戦略でVGAのシェア拡大を狙うAMD
Radeon RX 470の主な仕様
スイートスポット戦略でVGAのシェア拡大を狙うAMD
Radeon RX 460の主な仕様
スイートスポット戦略でVGAのシェア拡大を狙うAMD
Radeon RX 480は、NVIDIAのGeForce GTX 970対抗製品に位置づけられる

関連記事

あわせて読みたい

最新のニュース

アスキーストア人気ランキング

特集

Comic

アクセスランキング

Like Ranking