2016年07月01日14時00分

2016年は3Gのスマートウォッチが広がる!? MediaTekのSoCがキーに

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

 いまひとつメジャーな製品になりきれていないスマートウォッチ。Apple Watchの話題も最近はあまり聞きませんし、Android Wearの製品ラッシュもここのところ止まっています。多くのスマートウォッチはスマホとBluetoothで接続して使いますが、単体で通信できない点がスマートウォッチのひとつの弱点なのかもしれません。

3Gスマートウォッチ
3G搭載のスマートウォッチは「夢」そして「ロマン」

 海外では単体で通信できるスマートウォッチも多数販売されています。独自OSやAndroid OSを搭載しており、機能はスマートフォンからの通知を受けたり、活動量計として使うなど。

 また、実はそんな普通のことより単体で通話ができる点が受けているようです。でも、その多くはGSMのみに対応で、日本では使えません。サムスンの「Gear S2」の韓国・米国版や、LGの「LG Watch Urbane 2nd Edition」など、大手メーカーからは3GやLTE内蔵のスマートウォッチが出ていますが、価格が高いのがネック。もっと手ごろな価格で買える3G搭載のスマートウォッチがあれば、いますぐにでも買いたいって人は多いのではないでしょうか?。

低価格なSoCを使った格安3Gスマートウォッチ

3Gスマートウォッチ
MediaTekの低価格スマホチップで3Gスマートウォッチが可能に

 でも、今年になってから、3G搭載のスマートウォッチを開発するメーカーが続々と増えているんです。たとえば、相手先のブランドで製品を開発するODMメーカーが、こぞって3Gスマートウォッチを開発中なんです。ちなみに、それを支えているのがMediaTekの低価格スマートフォン向けSoC「MT6850」。これを内蔵したスマートウォッチがちょっとしたブームになっているようです。

3Gスマートウォッチ
200ドル以下で買える3Gスマートウォッチ

 MT6580は新興国向けの50ドル程度のスマートフォン用SoCとして開発されたもの。モデムを内蔵しており、GSMだけではなくW-CDMAにも対応しています。価格も安いためスマホのコストを下げることが可能ですが、それをスマートウォッチに搭載する動きが進んでいるわけです。今年海外で開催された展示会でもいくつかのメーカーが製品を出展しており、価格は200ドル以下も可能とのこと。

3Gスマートウォッチ
SIMを入れて通信可能、テザリングで3Gモデムにも

 単体で通信可能、電池の持ちは1日程度は可能とのこと。テザリングもできるとのこと。SoCがAndroid対応ですから、スマートウォッチのOSもそのままスマホ・タブレット用のAndroidを搭載し、UIをカスタマイズしています。

3Gスマートウォッチ
日本語ロケールも搭載、日本発売の可能性あり

 Android OSですから日本語ロケールの搭載も問題なし。COMPUTEX 2016でODMメーカーをいくつか取材したのですが「日本からの客を見込んで日本語は標準搭載している」という話をするメーカーも。ということは、どこかのブランドからこの3Gスマートウォッチが日本国内で販売される可能性もありそうです。

3Gスマートウォッチ
カメラも搭載、アプリも自由にいれられる

カメラ付きや子ども向けモデルなど種類はどんどん増えそう

 MT6580はカメラもコントロールできますから、スマートウォッチにカメラモジュールを搭載することも可能。前の写真にカメラアプリが見えますが、実際にカメラ内蔵製品を展示するメーカーもありました。

 この製品は竜頭(りゅうず)の部分にカメラを内蔵。本当は上部に付けたいものの、デザインがおかしくなることからこの位置への配置となったようです。なお、アプリはAndroid向けのものがインストールできますが、画面解像度が240×240ピクセルのスクエア、しかも形は丸いのですべてのアプリが動くわけではありません。

3Gスマートウォッチ
キッズウォッチも3G内蔵へ

 多機能なスマートウォッチだけではなく、子ども向けの腕時計型携帯電話も3G内蔵製品が増えそうです。この手の製品は中国で数多く売られていますが、GSM対応のみ。しかし、台湾などから3G内蔵のキッズウォッチがいくつか出てきています。

3Gスマートウォッチ
海外の3Gウォッチの日本上陸に期待

 安価な3Gスマートウォッチやキッズウォッチが海外で増えれば、それらが日本に続々と上陸するでしょう。しかも、価格が1〜2万円程度だったら気軽に買えますよね。

 また、スマートウォッチはそれほど高速な通信を行なうわけではありませんから、MVNOの低速な格安SIMとの相性もばっちり。いずれは「コンビニでMVNO SIMが内蔵された3Gウォッチが1万円で売られる」なんて日がやってくるかもしれませんよ。

山根康宏さんのオフィシャルサイト

「スマホ好き」を名乗るなら絶対に読むべき
山根博士の新連載がASCII倶楽部でスタート!

スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典

 長年、自らの足で携帯業界を取材しつづけている山根博士が、栄枯盛衰を解説。アスキーの連載「山根博士の海外モバイル通信」が世界のモバイルの「いま」と「未来」に関するものならば、ASCII倶楽部の「スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典」は、モバイルの「過去」を知るための新連載!

 「アップルも最初は試行錯誤していた」「ノキアはなぜ、モバイルの王者の座を降りたのか」──熟練のガジェットマニアならなつかしく、若いモバイラーなら逆に新鮮。「スマホ」を語る上で絶対に必要な業界の歴史を山根博士と振り返りましょう!

→ASCII倶楽部「スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典」を読む

ASCII倶楽部は、ASCIIが提供する会員サービスです。有料会員に登録すると、 会員限定の連載記事、特集企画が読めるようになるほか、過去の映像企画のアーカイブ閲覧、編集部員の生の声を掲載する会員限定メルマガの受信もできるようになります。さらに、電子雑誌「週刊アスキー」がバックナンバーを含めてブラウザー上で読み放題になるサービスも展開中です。

→ASCII倶楽部の詳細はこちらから!

関連記事

あわせて読みたい

follow us in feedly

最新のニュース

アスキーストア人気ランキング

特集

Comic

アクセスランキング

Like Ranking

BEST BUY

みんなが買っている最新アイテムはこれだ!