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Android TV向けサービス「TSUTAYA movie」も発表

レオパレス全部屋にAndroid TVが標準配備! 専用コンテンツも多数

2016年06月30日 18時20分更新

 レオパレス21とNTTコミュニケーションズ、U-NEXT、CCC AIRの4社は都内で合同の記者発表会を実施。レオパレス21が入居者向けに提供しているオンラインサービス「LEONET」で利用できるAndroid TV搭載HDMIドングル「Life Stick」を発表しました。

Android TVを搭載した「Life Stick」
有料セット契約者は無線LANルーターとしても使える

 Life Stickは、CPUにSnapdragon 410、メモリー1GB、ストレージ8GBを搭載したスティック型端末。Android 5.1.1ベースのAndroid TVを採用。リモコンが1台付属し、Google Playからのアプリインストールや音声検索、Google Castなどが利用できます。なお、現状のAndroid TVの最新版は6.0ベースですが、レオパレス21によれば、必要に応じてアップデートを実施するとのこと。

HDMIドングルのため、そのままテレビに挿してもいいが、ほかのケーブルと干渉してしまうときは、写真のように延長ケーブルを利用しよう。技適マークは背面にある

本体と同色の白いリモコン。上から音声検索、十字操作、決定、戻る、ホーム、再生・一時停止ボタンとなる。マイクは音声検索ボタンの上にある

 基本的にできることは、ほかのAndroid TV搭載スティック型端末と同じですが、レオパレス21のオンラインサービス「LEONET」を活用する「LEONET マイルーム」アプリ、CS番組や見逃し配信、VODサービスが利用できる「LEONET TV」アプリ、そしてU-NEXTとCCC Airが提携して提供する新サービス「TSUTAYA movie for LEONET powered by U-NEXT」アプリがプリインストールされています。

 なお、LEONET利用者であれば、4チャンネルのCS放送の視聴とLife Stick自体の利用は追加料金なし。インターネット接続とLEONET VIDEOでのレンタル券月1枚などがセットになった「スタンダードプラン」が月額2268円、スタンダードプランにCSプラス(7ch、月額2057円相当)が加わった「プレミアムプラン」が月額3240円も用意されています。

 両プランであれば、Life Stickのアクセスポイント機能を利用でき、最大8台までの機器をインターネットに接続できます。また、ネットワーク接続およびサービス基盤の提供はNTTコミュニケーションズが担当しています。

Life Stickのホーム画面。構成はAndroid TV標準に準拠。右上にアクセスポイントのSSIDとパスワードが表示されている

LEONET マイルームでは契約情報の確認だけではなく、現地の天気やゴミ捨て日などの生活情報などを表示

部屋の退出手続きや問い合わせなどもマイルームアプリ経由で可能

U-NEXTとCCC Airがコラボした「TSUTAYA movie」

 今回、LEONET向けにU-NEXTとCCC AIRが提供するのが「TSUTAYA movie for LEONET powered by U-NEXT」ですが、一般的には「TSUTAYA movie powered by U-NEXT」として今冬にスタート。

 U-NEXTのもつ約12万本以上(※カラオケを含む)のコンテンツを楽しむことができるサービスですが、U-NEXT本家が月額2149円で提供しているのに対し、TSUTAYA movieの場合は10ジャンル約5万本の作品が見放題の「レギュラープラン」(月額1026円)、レギュラープランの内容に加えて、月2本分のレンタル作品視聴権と、約2000本の成人作品見放題がついた「フルプラン」(月額2106円)を用意。使い方に応じたプランを選べるようになっています。

TSUTAYA movieの基本プラン

Android TV向けアプリはGoogleと協力してUIを開発。「TV向け映像配信サービスでよく言われる表示の遅さを改善し、サクサク感が出ているようにしている」とのこと

 また、CCC Airでは今夏からTSUTAYA店頭にてデジタル商材の物販売り場を新設。TSUTAYA movie開始後(今冬)からはその売り場で訴求を図っていくとのことです。また、発表会会場に設置された店頭イメージには「Life Stick」ふうの端末が置かれており、会場担当者いわく「Life StickからLEONET関連の機能を除いたAndroid TVスティック」とのことで、TSUTAYA movie訴求開始時に購入できる見通しのようです。

TSUTAYA店頭での訴求イメージ

未発表のスティック端末の箱も展示。「TSUTAYA Stick」と書いてありますが、アクトビラ向けサービス「TSUTAYA TV」が使える同名の端末は2015年8月31日に販売終了しており、おそらく「TSUTAYA movie」向けの新端末にようです

単なる映像配信サービス用端末ではなく
IoT連携や防災情報も見られる生活の「ハブ」

 レオパレス21では7月1日よりサービスを開始し、希望者からLife Stickを配布。いずれは、同社がもつ全国約56万戸の物件に完備する方針です。

 将来のビジョンとして、WiFiアクセスポイント機能によりさまざまなIoT機器と接続したサービスの展開や防災情報の表示や災害時の緊急インフラ的な使い方も考えているようで、今後の展開も楽しみです。

LEONETでは、コンテンツの拡充だけでなく防災情報の表示も今後検討していくとのこと

発表会で登壇した4社の代表者。左からNTTコミュニケーションズ取締役第四営業本部長の桜井伝治氏、レオパレス21 執行役員 賃貸営業企画統括部長の佐々木竜也氏、U-NEXT代表取締役社長の宇野康秀氏、CCC AIR 代表取締役の渡邉健氏

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