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覆面プロレスラー菊タローがAndroidデュアルブートの反則技を披露

中華Surfaceもどき「CUBE iwork12」は凶器になるか:週間リスキー

2016年06月02日 18時30分更新

※週間リスキーはアックン・オッペンハイマーと愉快な仲間たちが地下の倉庫の隣の部屋からお届けする、いわゆる“日陰コンテンツ”ってヤツです。

 やったぜリスキー初登場! 週アスにはちょくちょく顔を出させていただいております、プロレスラーの菊タローでございます。実は私、海外ガジェットが大好きでNexus One(2010年)から個人輸入しまくっているんです。

 直近のお買い物は「CUBE iwork12 2 in 1 Tablet PC」なる中華タブレット。中華タブレットというと、もう「安かろう悪かろう」の典型といった印象をお持ちの方も多いと思います。実際、オモチャとしてはいいけど実用には耐えないモノばかり私もつかまされてきました。

「CUBE iwork12 2 in 1 Tablet PC」BestGearで購入。日本円で5万700円くらいですが、ちょうどセールで送料込み2万8888円でゲット!

 CUBE iwork12は今年4月下旬に発表されたばかりで、見ての通り“Surfaceもどき”です。5月に入ってから注文したのに2週間経ってもまったく音沙汰ないから「いつ送ってくれるねんっ?」ってサイトのチャットで催促したら「数日後!」って即答があり、その晩に発送済みステータスに……オマエは蕎麦屋かっ! まぁ、在庫さえあればその日に発送してくれるようですし、決して信用できない(怪しい)サイトではありません。

ナント、チャットでやり取りした翌日に到着(実は発送済みだったのかも?)

ほら、見た目はかなりSurfaceっぽい

 見た目ほど中身(スペック)はSurfaceではございません。価格を考えるとなかなか頑張っているんじゃないでしょうか。CPUはCherry Trail世代のAtom Z8300 64bit Quad Core 1.44GHz、メモリー 4GB、ストレージ 64GB、画面解像度は1920×1200ドット(WUXGA)、IPS液晶なので画質はそこそこですが、それでも日本メーカーから出たらプラス1~2万円はするんじゃないかと思います。

 重量は本体だけで930グラム、タイプカバー込みだと1キロ超えます。ただ、バッテリー容量は9000mAhと十分にあり、中華マシンにありがちな“スリープのつもりが永眠”なんて事態にも現時点では陥っておりません。

キックスタンド的なモノもちゃんとありますが、無段階ではなく2段階

スタンド内側に見えるSIMカードスロットらしき痕跡……。通信対応モデルも予定しているのかも?

側面にはUSB3.0(タイプA)、マイクロSDカードスロット、映像出力用マイクロHDMI、充電用マイクロUSB、イヤホン端子を配置。充電用アダプターは2.5A

別売のキーボードカバーは日本円で6200円くらい。本家よろしく磁石でパチンとくっつく

 Windows 10は英語で立ち上がるものの、ロケール変更だけでラクチン日本語化。しばら使ってみた印象ですが、動作にもたつきを感じる事もなく、原稿を書いたりネットや動画を見るくらいなら十分にクオリティーを満たしていると思います。

 そして、中華マシンの専売特許……ということもありませんが、2 in 1の名が意味する通りAndroidとのデュアルブートに対応しているんです。

Windows OSとAndroid OSの排他起動となる

Lolipopなので日本語ロケールを選択するだけの日本語化。マーケットも入っている

 ボディーの質感にも安っぽさがありませんし、中国メーカーのロゴさえ嫌でなければ価格的に十分、凶器として通用すると思いますよ。当然、無線通信するには“技適問題”がありますが、USB経由の有線LANあるいはWi-Fiドングルでの運用で回避できますので。

●関連サイト
GearBest
http://www.gearbest.com/

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