編集部でのこぼれ話を中心に、この先のスタートアップ関連の動きをおさらい！ 記事にする必要のない余計な情報、ウラ話を中心にゆる～くお届けします。
北島：はやくも20回目の座談会です。もう5ヵ月経過しているのですね。
鈴木：”ガチっと”や”ライトニングトーク動画”も30回を超えてましてね。すべての連載のまとめインデックスページをつくったので、みなさんご覧くだされ！
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盛田：犬パシーのウェルシュコーギーがかわいい。アインみたい※。
※アニメ「カウボーイビバップ」に登場する犬。高い知能でサイトをクラックする
北島：もしくは某メタルマックス的な……。
鈴木：レーザーで攻撃しそうだよね！ いつの間にか、カッコよくなっていたイヌパシー。
北島：ちなみに現状、連載サムネが全部ロゴなので、今後は、「ガチっと」な決めポーズとかサムネに入れてほしいところですね。
鈴木：ガチッとポーズ……、この間の会議で、不穏な新コーナー設立の話が立ちましてね……。
盛田：なんですか、“発売延期スタートアップまとめ”ですか。
北島：メディアがあおって一方的に告知だけをした記事ネタの行方を追うわけですね。主に海外など。
鈴木：事業が変わった企業の過去記事まとめる、“ピボットスタートアップ”とか。
盛田：こういうのって企画考えてるときが一番面白いのよね……。
鈴木：ギリギリの線を踏みつつ。
北島：お休みの朝に向かない話題はこれくらいにして、次いきますか。
YOSHIKI・三木谷「進捗ダメです」
北島：さてさて、取材関連で、新経済なイベントはどうでしたか？
鈴木：初日のピッチイベントに行ってきたんですが、まさかの『Gatebox』が出場していたというのがまず驚きで……。だって、新経済連盟のイベントですよ。もっとほら、新しいビジネスとかね。お堅さがあるのかなと思っていたわけで。
盛田：ついに三木谷さんも二次元に行く決意を固めたということなんですかね。
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北島：バラエティに富んでるというか、ビザスク（ビジネスコンサル）からYAMAP（山岳地図アプリ）、ALL STOCKER（重機EC）とかジャンル横断しまくりですよね。去年もD Freeとかでてたし。
鈴木：完全に我々、下ネタ扱いしていますが……。D Freeはヘルスケア事業ですからね。
盛田：スタートアップ、ベンチャーと言われるとなんかこう意識高いイメージがあったけど、裾野が広がってきた感じなのかなーと思ったり。地方のスタートアップイベントとか行くととくにそうだけど、都会的でスタイリッシュで秒速で金稼ぐところだけがスタートアップじゃないよねって感じはする。
鈴木：実際に1位になったのは、北海道の農業ベンチャーで農業版カーナビの『AgriBus-NAVI』だったりしたし。
盛田：農業版カーナビ！
北島：全国Startup DayやStartup Japan Tourで見てきた企業が多いよね。地方発は、これからもっと勢い出てほしい。
盛田：ところでYOSHIKIは……。
鈴木：華麗に登場して、『Forever Love』と『ENDLESS RAIN』の2曲をピアノで伴奏。
盛田：カッコいい！でもやせてる……心配……。
北島：ピアノ透けてる!? そしてネームド「YOSHIKI」。
鈴木：こんな距離で演奏を聴けるなんて、感動モノでしたね。
盛田：そういえば三木谷さんと一緒に両腕をクロスさせてたのはもちろんアレですか。
北島：もちろんそっちもあるわけですよね？
鈴木：X！！！！！！！！！！！！！！！！（これは講演後の囲み記者会見の一幕です）
盛田：三木谷さんが完全に「進捗ダメです」なんだよなあ……。
北島：本当はジャンプしないとダメだから……。
鈴木：今日は豪華にもう1枚行ってみようか。
盛田：指揮者入った！こ、これもしかしてミキティ……!?
鈴木：このセッションのテーマがAIだったんだけど、AIが曲づくりをし始めたらのくだりで、人が勝てる部分はなんだろうと考察していたところ、即興で始めたんです。三木谷さんが指揮をして、その感情をYOSHIKIさんがそのまま曲にするというもので。
北島：すごいセッション……。AIは本当にこれからもこうやってネタになっていくんですね。
鈴木：同じ曲でも指揮者によって感情だったりが吹き込まれて、別の曲のように聞こえる。そこをAIで、同じことができるのかと。このセッションはその逆だけれど、YOSHIKIさんは三木谷さんの顔を見ながら、最初は緊張していたところ、だんだん幸福感が出てきて、それを曲にしてみたと言ってました。
北島：AIを使ったほうのデモみたいなのも見たいですね。
盛田：Tayくんみたいなことにならなくてよかったです※。
※Tay：マイクロソフトの人工知能bot。とんでもない差別発言を連発して活動を停止させられた
北島：Tayくんいいよね。停止してたのに再活動のくだりとか……。
出会い系は「恋愛はコストパフォーマンスが悪い」という説を否定できるか
盛田：Japan Dating Summit #1というのに行ってきましたよ。日本最大の出会い系（デーティング・サービス）サミット。Tinder（ティンダー）作ったところの社長さんとかが来てた。
鈴木：うおおおお、人が顔だけで選ばれる時代になったとnine代表のねたみを買ったTinder。
盛田：そ、そうなんだ……。
北島：ただの「出会い系」とは違うというのがわかるイベントだったということでいいのかな。
盛田：たしか当日にツイートしたんだよな、えーと……あったあった。「ストアはロクにユーザー審査もしてなさそうなクソアプリが並んでて困るけど、私たちまじめにやってますという話。広告出すとき規制がユルいTwitterとか外資を使うことになるというのは面白かった」。
北島：なるほどー。ある種の業界団体的な流れを作ると。これまでゲームとかでもあったような。
盛田：ざっくり言うと婚活なんすよね、あと合コン。まじめに「未婚化・晩婚化対策を！」とか言って恋活・今夏つビジネスしようとするサービスがある一方、エロサイトに広告出して適当にユーザー引っ張って稼ぐクソアプリもある。後者のほうが日本だと先に認知されてるのが悪い流れというか。
北島：「出会い」自体も、日本で言えば社会課題解決テーマの1つですもんね。マッチングを扱う会社も増えてきて、外向きに打ち出すこと自体にエネルギーを向けられるようになったと。
盛田：びっくりしたのはアメリカだと普通にデーティングサービスがテレビCM打ってるんだって。たしかに海外連ドラとかに出てきたりするけど。
鈴木：メルカリの新しいアプリ『atte』も、近所の人と直接やりとりするサービスだけれど、アメリカではふつうにこういうアプリ内に出会いカテゴリーがあるとのことで。日本だと絶対そうはできないよなー。
盛田：最近ではリクルートとかも力を入れはじめてるみたいで。たしかにゼクシィなんて結婚メディアだから結婚する人が減っちゃったら商売できないもんねー。
北島：マーケット規模、そりゃでかいもんね。
盛田：ただ、もう根底からぶっ壊すようなこと言うけど「恋愛はコストパフォーマンスが悪い」という説を否定できないかぎり解決が難しい気もするんですよねこれ。とくに日本で。
鈴木：ユーザーモラルのほうではなく？
盛田：だって出会おうとするモチベーションないもん。Gateboxでいい。
北島：その断言に違和感ない人どうできるかだよね。インセンティブ作りも一緒に仕掛けていかないと、それ以外で事足りてしまうと。
盛田：やるならN高校みたいに、ネットの中だけで活動するようなのがいいんじゃないかなあ。恋愛・結婚、結婚式もなにもかもネットの中。もう全部VRでいい。VR人生。
鈴木：そして、人類は衰退しました！
北島：結局Gateboxに戻るわけですね。
盛田：あ、ツイッターにもう1つ書いてあった。「基本的なテンションがベンチャーの集まりなのにおじさんたちが全員『恋が』『運命が』『身近な出会いに感謝しないと！』みたいなことを言っててすごい」
北島：集まっているのは”おじさん”なんですね。
鈴木：わたくし口を閉じときます。
盛田：みなさんの発展をお祈りしています。
スタートアップジャパンツアーようやくファイナル
鈴木：今週は北島さんも取材に行ってましたよね。
北島：SMS創業者でもあり、東南アジアで30社のスタートアップ創出を仕掛けている諸藤さんトークセッションがあったSupernovaイベントは記事で書きますね。ちなみに来週はbtraxの「The Innovation Spectrum & Unlocking Japan’s Potential」行ってきます。長いけど、”Unlocking Japan’s Potential”ってなんかかっこいいですね。
盛田：な、なんのイベントなんすか。アンロック……カギ？
北島：いや、普通にシリコンバレー話が中心のミートアップ系イベントではないかなと。
鈴木：わたくしは週末の9日にスタートアップジャパンツアーの長野に行ってきます。ようやくファイナルだよ！ あとは15日にあいちベンチャーハウスのイベントにファシリテーターという、なんかカッコいい感じの役割で登壇してきます。
北島：イキのいい地方スタートアップに会えるといいですね。
盛田：来週水曜に「NYスタートアップ」って書いてあるのなんだろこれ……行くはずです。何かに。
鈴木：トーマツ納富さんのイベントだ！ 東海岸のベンチャー視察の報告会でしょ。
盛田：ああああー！！！あれか！！！！！NOUTOMI IN NY！！！！！！
北島：20回目も納富さんで締めですか。
●今週の一言
盛田：1118キロカロリーのハンバーガーを食べました。
鈴木：実は97年大晦日のX JAPAN解散ライブに行ってました。
北島：電撃の三木さんの起業も、ちゃんと追いますよ。
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