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麺のプロ・東洋水産と天気のプロ・ウェザーマップが共同開発

「冷やし中華はじめました」 週で20度超えると最適と判明

2016年04月06日 12時55分更新

 冷やし中華はいつ始めればいいのか――。頭を悩ませている飲食店も多いことだろう。麺のプロ・東洋水産と天気のプロ・ウェザーマップがこの問題を解決する。

 同社が共同で発表しているのが、全国の今年の冷やし中華の始め時を知らせる「冷し中華前線」だ。

 従来真夏に食べるイメージのあった冷やし中華だが、本来の「食べ始め時」はいつ頃なのかということを消費者に伝えられれば、という考えから生まれたものだという。

 両社は、1日の最高気温が25度以上の一般的に「夏日」と言われる日より前から、冷やし中華が売れ始めることに着目。気象状況と冷やし中華商品の売れ行きの相関関係について、東洋水産とウェザーマップにて分析・議論を重ねたという。

 その結果、消費の観点から主要都市における冷やし中華商品の購買動向と、気象の観点から気温や相対湿度、風速データなどの相関性を分析した結果、1日の最高気温が7日平均で20度を超えてくるタイミングを「冷やし中華の始め時」として設定した。

 今年の「冷し中華前線」の形状は昨年と似ているが、冷やし中華の食べ始めとなる前線到達の時期に違いが見られるという。まず昨年は鹿児島の食べ始め時期が4月1日だったのに比べ、今年は4月7日と予測しており、少し遅くなっている。

 また、本州への前線到達はそれに対して早くなっており、2015年は4月19日の東京を皮切りにしていたが、2016年は名古屋へ4月15日に上陸、そのあと東京(4月19日)・大阪(4月24日)・広島(4月25日)・新潟(5月8日)・仙台(5月20日)・青森(5月29日)と移り変わっていく模様。本州以外の地方では、九州・福岡に4月23日、北海道・札幌へは6月2日にそれぞれ前線が到達すると予報されている。

この日に「冷やし中華はじめました」とすればよいのだ

 ウェザーマップ所属の気象予報士である久保井朝美さんによると、「昨年からの暖冬の流れを汲んでこの春も全国的に高温を維持すると予想されるため、冷し中華前線は昨年に比べると、スタートが1週間程度早くなるところもあり、西日本から東日本の太平洋側ではゴールデンウィークに入る前頃には冷し中華の食べ頃を迎える見込みです。夏は、特に西日本は暑くてムシムシした気候になりそうですので、サッパリした冷し中華がより美味しく感じられそうです」とのことだ。


コジマ

1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。生来の不器用さと心配性を周りからツッコまれつつ、原稿や取材などと格闘している。

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