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性能段違いなのに中身ほとんど変わってなくて修理屋もビックリ!?

iPhone SEの内部を見る、5sのパネルが使えるし修理はラクチン:週間リスキー

2016年04月05日 17時00分更新

※週間リスキーはアックン・オッペンハイマーと愉快な仲間たちが地下の倉庫の隣の部屋からお送りする、フツーに生活する方にはまったく役立たない情報を扱う一見さんお断りのコーナーとなっております。SmartNewsから迷い込んだ方、ご注意を。

注意:編集部は分解行為を勧めておりません。携帯電話機の改造は法律で禁止されています。電子機器の分解は個人で行なうとメーカー保証が切れるうえ、技術適合違反になる可能性があります。

 iPhone SEと5sの外見上の違いについてはコチラの記事で挙げた通り背面刻印、エッジの面取り、アップルロゴ、あとは塗装にビーズが吹き付けらた点などがありますが、いずれもよ~~~く見ないとわからない程度。おそらく奥さんにはバレないお買い物になるかと思われますよ、よかったですねジャイアン鈴木さん(ただし、ローズゴールドを除く)。

 そんなソックリさん同士のSEと5sですが、中身のほうはどーなんでしょ? スペック的にSEは6s相当ですから、かなりパワーアップしていることになります。中身がまったく何にも変わってないということは、さすがに考えにくいですよね。

 と、そんなことを思ってたら、ちょうどiPhoneの修理業を営む青年から分解レポートが送りつけられてきたので、致し方なくダラダラお届けいたします。

パネル外しから。iPhoneではお馴染みの星形ネジが用いられており、コレを回して外します

吸盤とピックでパカっと外します。コレも定番のやり方ですね

5sは画面と本体がホームボタンの配線でつながっており、素人がやると誤って切ってしまうケースが続出しました。そのトラップはSEでも健在

パネルとつながっている配線を外し、ようやく比較する準備が完了

左が5s、右がSEです

電源ボタン付近に寄った写真。ネジやパーツの位置はほぼ一緒

Lightning端子周りもほぼ一緒です

パネル全体で比較。右がSEですが、やはりほぼ一緒

パネルの端子を見比べてみます。ん~、同じに見えますねぇ…

試しに5sのパネルをSEに接続。違和感なくハマってしまったうえ、ナント問題なく動くではないですか。パネルは一緒なんでしょうね

さらに細かい部分を。バッテリー端子は大きさが異なるので、試すまでもなく互換性はなさそう

画質がアップしたカメラも微妙に異なっています

イヤホンやLightningからの信号を制御するドックコネクター。大きさは一緒ですが、端子の端が違う模様

電源やボリュームを制御するスリープの配線も一見、同じに見えて端子の端が異なってます

 「iPhone SEの中身は外見同様5sとほとんど変わらず、液晶パネルに至っては相互利用まで可能でした。iPhone 4と4sもパネルの互換性はありますが、本体へハメるエッジは異なるので、完全に使い回せるのは珍しいです。修理屋としては、5sとほとんど同じ要領で直せるのでラクチンですね」

 以上、愛知県に5店舗展開している非正規のiPhone修理屋さん(Facebookページ)のたわ言でした。やはり極力同じパーツを用いてコストを削減しているのですね。「ここまで一緒で倍以上の性能というのは、逆にスゴイ気がする」と、アックン・オッペンハイマーは述べています。

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