2016年03月30日12時00分

どうにも写真が撮れる状況じゃないときに役立つカシオ「EX-FR100」

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カシオ
森と「EX-FR100」と私

 デジタルカメラについては、その用途や求めるもの(画質など)、ユーザーの経験値などでおススメする製品は変わってくる。

 ただ、春デジギアという観点で考えた時、使い勝手という点でパッと思いついたのがカシオ計算機の「EX-FR100」(実売価格4万3000円前後)である。

カシオ
上の丸いのがカメラ部で下の四角いのがモニター部
カシオ
このように折りたためば通常のコンデジのような使い方ができる
カシオ
カシオ
カメラ部とモニター部は切り離せる
カシオ
オプションで固定クリップなどが用意されており、例えば列車やバスの車窓を撮りたい場合、こんな感じで設置できる

 簡単に紹介すると、水深1.5mの撮影が可能な防水性に、高さ1.7mからの落下に耐えられる耐衝撃性、-5度までの耐寒性、防塵性を備えたカメラで、カメラ部とモニター部が分離し、モニター部からリモート撮影も、ライブビューや撮影画像の確認もできる。

 この製品、見た目のイメージからアクションカメラを競合として見てしまいがちだが、ビデオカメラではなくあくまで“デジカメ”なのが最大の差異ポイントであり、魅力だと思う。

 具体的に何が違うのかといえば、豊富なインターバル撮影機能と画質の良さだ。

 インターバル撮影機能は、特定のタイミングで静止画や動画を自動撮影してくれる機能。EX-FR100の場合、一定の間隔(5秒~2分)で撮影する「スタンダード」のほか、「インテリジェント」「ハイキング」「サイクリング」「スノー&ウォーター」「レジャー」といった、シチュエーションごとに最適なタイミングで撮影するモードも搭載する。

 インターバル撮影した静止画は、カメラ本体のみで2つの方式の動画にできる。1つはタイムラプス動画で、単純にすべての画像を1つの動画として保存する。植物の観察とか、星空の動きなどを早送り再生するような動画ができる。

 もう1つは「ハイライトムービー」。カメラ側が最適な静止画や動画をチョイスしてダイジェストムービーを自動で作成してくれる。なお、撮影した静止画や動画には「★」の多い/少ないで優先順位をつけることができ、ハイライトムービー作成の際はこれも考慮される。

 どちらもフルHDでの動画作成が可能で、その画質はかなり精細でくっきりしている。ビデオカメラ製品(アクションカメラ)ではここまでの精細さは得られないのではないか、と思う。

 もちろん、本カメラはフルHDの動画撮影が可能なので、アクションカメラ的な使い方もできる。画質もいい、のだが……。

人は追いつめられると写真を撮ることなんて忘れる

カシオ
アウトドアにぴったりのデジカメ

 実は、先日「フォレストアドベンチャー・小田原」という自然アクティビティー施設でアスレチックをしながらEX-FR100を体験する、というイベントに参加したのだが、そこで長い動画を残すことが必ずしもいいとは言えないと感じた。

カシオ
普段は腕とか服のベルトとかに固定して自動撮影にしておくと便利
カシオ
モニター部を服などにぶら下げておけば、いつでも確認や操作ができる
カシオ
ジップラインの到着地点にカメラ部だけ置く、とかできる
カシオ
オプションで自撮り棒もある。これを握りながらジップラインを下ってみたのが下の動画

 約5時間ほどのアクティビティーだったが、それをずっとビデオとして保存すると後で編集が大変だ。一方で、ここぞというときだけ録画を開始するというやり方もあるが、それはそれで操作がいちいち面倒だったりする。

 特に、今回のアクティビティーはアスレチックと言っても難易度が高い。数十メートルもの高い場所にハシゴとかロープとかで上り、木と木の間を綱渡りし、ジップラインで一気に下る、という行為の繰り返し。ハーネスを装備して常に命綱をつけるという、一瞬も気を抜けない感じであった(命綱があるし、事前のレクチャーに従えば安全であるが)。

カシオ
EX-FR100で自動撮影された写真。高所恐怖症でなくてよかった……
カシオ
カシオ
ロープを伝ったりとか、動く足場を渡るときとか、カメラを気にする余裕はない

 そんなシチュエーションでの録画のオン/オフ操作は、可能だができればやりたくない心境となる。ましてや、カメラを構えての静止画撮影なんて、すっかり忘れてしまう。

 その点、EX-FR100のインターバル撮影を設定しておけば、適切なシーンを静止画や動画で勝手に保存してくれる。そして、後でハイライトムービーを作成すれば、勝手にムービーを作ってくれる。とにかく手がかからないのだ。

 EX-FR100はデジカメとして見てもなかなか優秀だ。F2.8の16mm広角レンズを採用し、1/2.3型の裏面照射型CMOSセンサー(有効1020万画素)を搭載。秒間30コマの連写が可能で、3軸の手ブレ補正機能も搭載する。光学ズームは搭載しないが、4倍のデジタルズームが利用できる。

 そして、カメラ部はスマホで遠隔操作できるため、超小型のコンデジとしても使える。モニター部は必ずしも持ち歩かなくてもいいのだ。

カシオ
「Smart Outdoor Watch」。EX-FR100と連携使用するにはカメラ側のファームウェアアップデートが必要

 なお、カシオが先日発売したばかりのスマートウォッチ「Smart Outdoor Watch」(実売価格6万8000円前後)からの遠隔操作(ライブビュー撮影など)も可能。これがあるとさらに簡単にシャッターを切れそうだが、かなり市場在庫が少ない模様。買ってしまおうか悩んでいる今日この頃である。

ハシモト

カシオ

 AV(オーディオ・ビジュアル)とカメラ担当。取材が多いためモバイルPCとカメラは常に持ち歩くが、歳をとるごとに重い機材を持ち運ぶことが困難となり、今やなるべく軽いPCになるべく軽いカメラが製品選択の一番の基準となる。

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