2016年03月26日10時00分

約665円で至福の1枚!A2で大判印刷できるハイエンドプリンターで写真の魅力を再確認

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imagePROGRAF PRO-1000
↑『imagePROGRAF PRO-1000』。実売価格は17万2500円前後。

 キヤノンが発売した『imagePROGRAF PRO-1000』は、高品位な印刷ができる写真愛好家向けプリンターのフラッグシップモデルだ。注目は最大印刷サイズで、従来モデル『PIXUS PRO-1』のA3ノビ(329×483mm)よりも1.5倍以上の面積があるA2(420×594mm)サイズでのプリントが可能になっている。

imagePROGRAF PRO-1000
↑フルサイズデジタル一眼レフ『EOS5DMarkⅢ』と並べてみると、本体サイズの巨大さがわかる。

 プリントサイズが大きいぶん本体もかなり大型だ。サイズは723(W)×433(D)×285(H)mmで、重量は約32kg。迂闊に持ち上げようとすると腰にくる重さだが、従来機も約27.7kgあったので、プリントサイズからすればある意味納得の重量増と言える(たぶん)。プリンターは一度設置してしまえば度々移動するものではないので、スペースさえ確保できれば大丈夫だろう。

imagePROGRAF PRO-1000
↑本体下部のカバーを開くと、インクタンクがずらっと並んでいる。挿入口には大きな文字でインク色が表示されているので交換時も安心。
imagePROGRAF PRO-1000
↑インク残量は本体のディスプレーからも確認できる。

  インクは全部で12色。CMYK系にくわえ、赤色と青色の再現を豊かにするレッドやブルー、光沢を均一にする透明インク"クロマオプティマイザー"を搭載しているのも面白い。インクタンクは大型で80mlの大容量タイプで、1本あたり約5200円前後と高価だが、一般的な複合機で使われている1本1000円程度のインクタンクは容量が10ml前後。その点を考慮すると、実はインクコストは随分安くなるはずなのだ。

imagePROGRAF PRO-1000
↑有線LANを備えているので、会社のネットワークなどで複数PCからの印刷も可能。

  PCとの接続はUSB2.0のほか、無線/有線LANに対応。何気にうれしいのが有線LANでの接続で、写真愛好家にはRAW現像のためにデスクトップPCで有線LANを使用している人も多い。高解像度な写真のように大きなデータを自宅のネットワークで運用するなら、無線LANより有線LANのほうがまだまだ速度的に有利と言える。

imagePROGRAF PRO-1000
↑用紙の給装部の途中に設置された穴から空気を吸引し、平面性を保って用紙送りが可能な"エアーフィーディングシステム"を備える。

 プリント中は、用紙の平面性を保ちながら用紙送りできる"エアーフィーディングシステム"が作動するので少し騒々しく感じる。しかし、A2の大きなサイズをプリントしていても、ほとんど振動が無いことには驚いた。本体に剛性の高い金属性のシャーシを採用し、インク吹き付け時に振動によるブレを極力抑制しているかららしい。なるほど、こんなに本体が重いのにはちゃんとした理由があったのね。思わす感心してしまった。

imagePROGRAF PRO-1000
↑大きなサイズや厚紙などは背面の手差しトレイを使用すると給紙しやすい。用紙が斜めに入るのを防ぐ"斜行補正機構"も搭載している。

 プリントにかかる時間は用紙や画質によって異なるが、『微粒面光沢ラスター』の標準画質では約4分30秒程度。高級光沢用紙『プラチナグレード』の最高画質でも、約12分程度で印刷が終了した(いずれもUSB接続A2サイズをフチあり印刷)。この時間でA2サイズのプリントが出来上がるなら十分速いと言えるだろう。

imagePROGRAF PRO-1000
↑付属ソフトの『Print Studio Pro』ではプリント時の設定や色調整を行なえる。

 プリントするときに重宝したのが、付属の『Print Studio Pro』。キヤノン純正RAW現像ソフト『Digital Photo Professional』や、Adobeの『Photoshop』および『Lightroom』のプラグインとして動作する印刷用のソフトで、プリントの複数枚同時選択やフチを黒で印刷ことができ、カラーマネジメントにも対応と何気に便利な機能を備えているので、一度使うと手放せなくなる。

imagePROGRAF PRO-1000
↑A4とA2のプリントを比べてみると、同じ写真なのに大きなサイズのほうがより良い写真に思えてくる。気のせい?

 仕上がったプリントは、さすがハイエンドプリンターならではの美しさ。色乗りがよく、"クロマオプティマイザー"による光沢感も重厚な印象を受ける。

 また、大きなサイズでプリントされた写真は、階調の豊かさや細部の立体感など、ディスプレーで見ている画像とはまるで別物のように感じられる。プリントは写真の魅力をより引き出してくれるのだと、『imagePROGRAF PRO-1000』に再確認させられた。

 本体価格は17万2500円前後と高価ではあるが、A2サイズのプリント1枚の単価はインク用紙込みで約665円程度で、同等サイズのプリントを現像所に頼むのに比べれば破格の価格。高画質なデジカメで高品位な写真を楽しみたい人に使ってほしい製品だ。

imagePROGRAF PRO-1000
↑大きなプリントを壁に飾れば、自宅でも写真展気分が楽しめる。

■関連サイト
『imagePROGRAF PRO-1000』製品ページ

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