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運航データを元にしたビッグデータにより、さらに安全で省エネな次世代の船舶運航

商船三井、新型自動航路制御機能「ACE」の燃費低減効果を確認

2016年03月21日 10時00分更新

従来のオートパイロットと新航路制御機能の比較イメージ

 商船三井は3月15日、自動航路制御機能「ACE(Advanced Control for Ecology)」の性能検証試験を実施、省エネ効果を確認したと発表した。

 これは東京計器の製造した新型オートパイロット装置。船舶の針路方位を設定すれば、風や潮流などの外乱影響を推定し、航路離脱距離を最小化にするように舵を最適制御する。従来の制御と比べて航路離脱距離や変針回数の低減による省エネ効果が見込まれる。

 運航する船舶の各種データを収集し、ビッグデータ解析による安全運航支援、環境負荷低減、効率運航などに役立てる総合船舶運航支援ネットワークの構築を目指している。今回の試験はこのビッグデータ活用の一環として進められており、検証では約1.5%の省エネ効果を確認できたという。

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