2016年03月17日20時00分

「発射見てから回避余裕でした」時間の流れが超スローになるFPS『SUPERHOT』:Steam

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 PCゲームのダウンロード販売サイト『Steam』から、面白いゲームを発掘して紹介するレビュー連載。第24回目は、プレイヤーが動いていないあいだは時間の流れが超スローになるFPS『SUPERHOT』を紹介する。

 本作はもともと2013年8月に開催された“7日間でFPSを制作する”ゲームジャムの「7DFPS」から始まったもの。ゲームジャムとは、ゲームクリエイターが一箇所に集まって短時間でゲームを制作するイベントのことだ。PCGamerやGiantBombなどのウェブサイトで話題を呼び、2014年5月にはKickstarterのキャンペーンをスタート。そしてこのたび見事製品版がリリースされる運びとなった。

 ゲームの特徴である「時間の流れが超スローになる」とは本当にそのままの意味で、WASDキーで移動する、マウスで視点を(大きく)移動する、といった動作をしなければほぼ時が止まった状態となる。つまり、落ち着いて(相手からすると高速で)エイム合わせができるのだ。

 また、時間そのものもゆっくりではあるが進んでいるので、敵の発射した弾丸の弾道を読んでから回避するといった、常人では「無理に決まってんじゃん」なスーパープレイも可能だぞ。

友人から送られてきた謎のプログラム

 それでは早速ゲームを始めていこう。SUPERHOTのメニュー画面は一風変わっており、PC-98時代を彷彿とさせるようなデザインとなっている。

『SUPERHOT』:Steam

 ともあれ、ゲームを始めるだけなら友人からメッセージとともに送られてきた「superhot.exe」に選択を合わせ、エンターキーを押せばゲーム開始だ。

己が動いたときだけ時間が動く!

 ゲームの操作方法は基本的なFPSと同じである。つまりWASDキーでの移動とマウスでのエイム合わせだ。

『SUPERHOT』:Steam

 そして、特徴的な仕組みがコレ、「己が動いたときだけ時間が動く」だ。

『SUPERHOT』:Steam
「時間はあなたが動いたときだけ動く」

 正確には超スローになるだけであって時間はゆっくりと流れているのだが、あまり細かいことは気にしなくて良い。

 とりあえず廊下の奥から敵が現れるので、左クリックで銃を撃とう。

『SUPERHOT』:Steam
敵の頭にカーソルを合わせつつ……
『SUPERHOT』:Steam
移動する先を読んで銃を撃とう

 敵が移動する方向とスピードから、見事に偏差射撃を決めればバッチリ。もちろん当たらなければ敵の弾丸を避けたあとに2発目を撃てばオーケーだ。

『SUPERHOT』:Steam
敵を倒してもその次が現れる

 そして敵を全員倒すとステージクリアとなり、「Super!hot!」のメッセージとともに通常のスピードでのリプレイが表示される。

『SUPERHOT』:Steam
残念なことに文字が邪魔であんまり見えない

 ちなみに敵に倒されてしまった場合は、Rキーを押すことでそのステージを最初からリトライができる。

『SUPERHOT』:Steam
リスタートはRキー

 というかリトライした。ステージ1で。偏差射撃ムズカシイデス……。

超重要アクション“投げる”

 さて、ここまでの説明だとカンタンそうに思えるかもしれないが、じつはSUPERHOTの銃は3発しか撃てないという制限がある。また、1発撃ったあとはリロードに時間がかかるため、それまでに敵に撃たれてしまう恐れもある(ちなみに敵は弾数無制限)。

 そんなときどうするか? 右クリックで銃を相手に投げつけてやればいいのだ。

『SUPERHOT』:Steam
もはや絶体絶命

 プレイヤーは当たれば砕けるほどの高速で銃を投げられるため、銃そのものも武器として使えてしまう。しかも弾丸と比べてあたり判定が大きいので、細かく考えずに大雑把に投げてしまっても当たる。

『SUPERHOT』:Steam
でも銃を投げればOKさ!

 そして銃をぶつけられた敵は、その衝撃で自分の銃を落としてしまう。今度はそれを左クリックで空中キャッチし、そのまま撃つという流れだ。

『SUPERHOT』:Steam
自分の銃で撃たれる敵

 ちなみに手元に銃がなく、敵も持っていない場合は物理で殴れば良い。3発殴れば敵をノックダウンできるぞ。

『SUPERHOT』:Steam

バットに散弾銃と武器はイロイロ

 また、武器には拳銃だけでなく金属バットやパイプのようなもの、刀などの近接武器も用意されており、それぞれ違ったアクションが楽しめる。

『SUPERHOT』:Steam
おそらく金属バット。ただしこれは殴り殺されたところ
『SUPERHOT』:Steam
日本刀。奪って切れば敵は真っ二つに

 ほかにも6発の弾を同時に発射する散弾銃や、

『SUPERHOT』:Steam

 4連バーストができるアサルトライフルも登場する。もちろんこれらの武器は拳銃やバッドなどを投げつけるか、敵そのものを倒して奪えばこちらも使えるようになるぞ。

『SUPERHOT』:Steam

 散弾銃は「左に行きますよー」と敵に見せかけて発射された瞬間、右に移動すれば避けられるのだがアサルトライフルはばらまかれるためやっかいだ。

 ステージを進めば進むほど敵も四方八方から現れるため、気付けば死んでいるといったことも少なくない。

 そう、SUPERHOTは初見殺しなステージも多く、始まった瞬間から絶体絶命、もしくは正しい動作を取らないと時間を遅くしても即死不可避といった状況になる。

『SUPERHOT』:Steam

 このため、単純にFPSとして楽しいというよりは「どうすればこのステージをクリアできるか?」といったパズル的な要素が大きいと言える。

 「頭を使ったプレイは嫌いだ! オレは迫り来る敵を相手に無双したいんだー!」という脳筋な人にはあんまりオススメできないので、その点は注意して欲しい。

SUPERHOTに操られる!?

 さて、このゲームで注目したいのはSUPERHOTのストーリーだ。友人から送られてきたという設定のプログラムだが、ステージをクリアし続けていくうちにだんだんと動作がおかしくなってくる。

『SUPERHOT』:Steam
「『SUPERHOTを起動しません』と言え」と言われ、その通りにしてもまたやらされる主人公。

 また、ゲーム中にも画面全体に命令が表示され、それに従わないとゲームが進められないといったことも起きる。

『SUPERHOT』:Steam
命令通りにすると「よーし、いい子(犬)だ」みたいなひどい扱い
『SUPERHOT』:Steam
「主人公を見ているぞ」的な画面も。

 はたしてこのSUPERHOTを裏で操っている集団は何なのか? その謎は自分でプレイしてたしかめて欲しい。決して筆者があまり英語が読めないから分からない、とかではない。本当だぞ。

楽しい楽しいリプレイ動画

 ちなみに、各ステージをクリアしたあとのリプレイは、『KILLSTAGRAM』なるサイトにアップロードすることができる。

KILLSTAGRAM by SUPERHOT(外部サイト)

 クリア後の「Super!hot!」のメッセージ表示時にF5キーを押せばキャプチャ画面となり、そこで再度F5キーを押せばシーン全体をキャプチャしたものが自動的にアップロードされる仕組みだ。

『SUPERHOT』:Steam
F5で録画開始
『SUPERHOT』:Steam
キャプチャがおわるまで大人しく待とう

 動画そのものはYouTubeにアップされているため、リプレイの共有画面からリンクを辿れば動画のURLを探せ、以下のように埋め込むことも可能だ。

 リプレイを見れば超人的な動きをしてはいるものの、まだまだ「フラグムービーにはほど遠いなぁ」と自分の動きを見直せるため、ぜひとも誰にもマネのできないスーパープレイを目指して頑張って欲しい。

推奨動作環境を満たすゲーミングPCはこちら!

つばさのSteamゲーム実況動画

 SUPERHOTの推奨動作環境は、旧世代のミドルクラス“GeForce GTX660”以上となっている。現行のGTX960クラスであれば、最高画質で60fps付近をキープできる印象だ。ユニットコム『LEVEL∞ (レベル インフィニティ) C-Class | コンパクト・ミニマムモンスター・ゲーミングPC』は、最小構成で7万7738円と格安で、GTX750Tiから選択できるのでオススメ。

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『SUPERHOT』
●SUPERHOT Team
●2480円(2016年2月25日リリース) ※価格は記事掲載時点のものです
対応OS Windows、Mac
ジャンル アクション、独立系開発会社

■著者:篠原修司
・Steamのプロフィールページ:Steam コミュニティ :: KiDD
・Twitter:@digimaga

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