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クセはあるけど撮影が楽しい光学3倍ズームスマホ「ZenFone Zoom」

2016年03月05日 12時00分更新

 スマホのアウトカメラのほとんどは28mm相当付近であり、ズームはデジタルズームのみ。高画素化に伴い、20~30%のクロップは実用範囲だが、それ以上になると厳しいものがある。もし光学ズームがあれば、寄った絵も楽になるのだが、光学ズームを採用したスマホはこれまで数えるほどしか登場していない。その数えるほどの中の1つが、今回レビューをする「ASUS ZenFone Zoom」である。レンズ部がにょーんと伸びることなく、光学3倍ズームに対応しつつスペックも高い意欲的なモデルだ。

光学3倍ズームを搭載するが、レンズがにょっきり出るわけではない

アルミユニボディで質感がいい

 ZenFone Zoomは、5.5型ディスプレー(1080×1920、IPS液晶)を搭載しており、サイズは78.84×158.9×5~11.95mm、重量は約185gとなっている。レンズユニットが巨大なため、そのぶん分厚くなっているがグリップしやすいため、撮影目的ならむしろ持ちやすいだろう。また光学3倍ズームを搭載しつつ、基本的なデザインはスマホのお作法から外れていないため、全方位に活用できる。このあたりは実機に触れてみると仕上がりの良さをよく体感できるハズだ。

本体正面。ZenFone 2をサイズアップしたビジュアル

本体背面。大きな円形がアウトカメラのユニットになる。またLEDライトを測距用レーザー、スピーカーもある

本体上部。ヘッドフォン端子とサブマイクがある

本体下部。microUSB端子とマイク、ストラップホールがある。またスピーカー付近にあるヘコみはバックパネルを開くときのアクセスポイントだ

本体右側面。左からボリュームボタン、電源/スリープボタン、録画開始ボタン、シャッターボタンがある。本体左側面にはなにもないため、すべて右側に集中している

バックパネルを外した状態。SIMカードスロットとmicroSDXCカードスロットがある

ASUS製品の多くにトレードマークとして採用されるスピン加工もアリ

 スペックを見てみよう。SoCは2種類、ストレージ容量は3種類、カラバリは4種類と選択肢が多い。まず、SoCはAtom Z3590(2.5GHz)かZ3580(2.33GHz)で、いずれもクアッドコア。ストレージは32GB/64GB/128GB。カラバリはブラック、ホワイト、プレミアムレザーブラック、プレミアムレザーホワイトが用意されており、今回使ったのはAtom Z3590/128GB/プレミアムレザーブラックの「ZX551ML-BK128S4」だ。

 共通しているスペックは、メモリー4GB(LPDDR3)、バッテリー容量3000mAh、そのほかネットワーク規格など。OSはAndroid 5.0だが、Android 6.0へのアップデートが予告されている。

 なお、価格は以下のとおり(すべて税別)。

スタンダード(32GB)
4万9800円
スタンダード(64GB)
5万5800円
プレミアムレザー(64GB)
5万9800円
プレミアムレザー(128GB)
6万8800円
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