2016年02月26日17時30分

「HTC Vive」登場で注目度上昇、MWC 2016に登場したVR HMDたち

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 MWC 2016では、サムスンやLGエレクトロニクスが360度全天周カメラを発表。それに合わせて、360度のVRコンテンツを楽しむためのHMD(ヘッドマウントディスプレー)が各社からリリースされたのも今回のMWCのトレンドだ。

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サムスンは昨年「Gear VR」を発売しており、今回発表された「Galaxy S7」および「S7 edge」も対応端末。ブースではアミューズメントパークのアトラクションのような大々的な体験コーナーを用意していた

専用ディスプレーで軽量の「LG 360 VR」

 LGエレクトロニクスが発表した「LG 360 VR」は、サムスンの「Gear VR」とは異なり、専用のディスプレーをHMDに装備。HMD本体にスマホを装着する必要がなく118グラムと軽量なのがポイントだ。

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「Gear VR」よりもコンパクトで軽量な「LG 360 VR」

 対応端末となる「LG G5」とはUSBケーブルで有線接続する。LG 360 VRとLG G5を接続すると自動でアプリが起動し、LG 360 VR側に映像が出力される。接続中のLG G5はコントローラーとして利用。ワンタップで決定。長押しで戻るといった操作が行なえる。

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接続ケーブルは両挿しのUSB Type-C
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インターフェースはGear VRに似ている

 装着すると118gという軽さを実感、ほかのHMDと比べて装着時の違和感がない。ただし上下に若干の隙間があり、没入感はやや劣る印象だ。ピント合わせは左右それぞれのレンズで行なえ、キッチリ調整すればシャープさのある映像が楽しめる。ただし、メガネを着けたまま装着するのは厳しいデザインだ。

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左右のレンズを回してピントを調整する
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音声はLG 360 VRのイヤフォンジャックから出力できる

 LG G5専用ということで、日本での導入はLG G5の発売次第だが、手軽にVRコンテンツを楽しむにはもってこいの製品と言える。

商品箱がHMDになる「IDOL 4S」

 HMD単体での発売ではないが、ALCATELから発表されたスマホ「IDOL 4S」は製品パッケージがそのままHMDになっており、オプションとして別途購入することなくHMDでVRコンテンツが楽しめる。

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箱を別の用途に使うのも今年のトレンド!?

 利用方法はGear VRと同じく、スマホ本体を装着してディスプレーとして利用する。音声の出力はIDOL 4Sのイヤフォンジャックを使用。そのためケーブルの取り回しがかなり厳しいので、専用のイヤフォンも同梱されるとのこと。

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本体前面にIDOL 4Sを装着して使用
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肌に触れる部分はスポンジ素材でフィットするようになっている
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イヤフォンはIDOL 4Sに接続する

 VRコンテンツはGoogle Cardboard向けのものが利用可能で、ブースでは360度動画が閲覧できた。画質に関しては市販の組み立て式簡易MHDに近く、Gear VRやLG 360 VRと比べるとやや精細さは劣る。とはいえ、本体のオマケと考えれば十分なクオリティーだ。

本格HMD「HTC Vive」がついに正式発表

 CESなどほかの展示会でも公開していたHTCが開発中のHMD「HTC Vive」もこのMWCで正式発表となった。価格は799ドルで出荷は4月を予定。予約スタートはアメリカ東部時間の2月29日午前10時で、日本からの予約も可能だ。

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デモブースでは来場者がHTC Viveを装着してプレイしていた

 デモブースでは付属となるコントローラーなどを使って、実際に体験できるブースを設置。スマホコーナー以上に人気で、残念ながら筆者は時間の都合もあり体験できないほどの混雑ぶりだった。

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外観はこれまで発表されているものとほぼ同じ
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HMDだけでなく、2つのコントローラーや位置情報を検知するベースステーションとセットになる
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かなり大型で特殊な形状のコントローラー

 HTC ViveはPCと接続して使うアイテムなのでスマホとの連携はないが、360度全天周カメラが続々と登場するなど、VRコンテンツを自分で手軽に作成できる環境が整いつつある。こういったVRコンテンツは、普通のディスプレーで見るだけではおもしろみがないため、HMDの重要性が増している。

 また、HMDに関しては製品もさることながら、今後は対応するアプリやサービスの登場がさらなる普及への鍵となりそう。たとえば筆者は「nasne」でテレビ番組を録画してスマホやタブレットで視聴しているが、これをHMDで観ようとしても対応アプリがないのが現状。多くのコンテンツがHMDで楽しめるように、アプリやサービスのHMD市場進出に期待したい。

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