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DMM.make Distribution

DMMで海外へ 国内ハードウェアスタートアップの製品の海外展開サポートを開始

2016年02月09日 15時30分更新

 DMM.comは日本のハードウェアベンチャーの製品を世界で流通、販売支援するプラットフォーム組織“DMM.make Distribution”を立ち上げた。また同部門から国内で最安値クラスでケーブル類などのデジタル家電の汎用製品を取り扱う“DMM.make BASIC”シリーズの販売を開始した。

 DMM.make Distributionは世界各国での出荷、法整備、カスタマーサービス、流通など国ごとに違うさまざまな問題、こまごまな出費に対して、この部門がサポートをすることでスムーズな海外展開を可能にすることを目的に立ち上げられた組織。

 展示会対応などのPR、ウェブサイトの構築、各国法規制のための設計、付属品のサポートを初期費用なしで行なう。支援によってかかる実費については、メーカー側の負担または、DMMが製品販売のさいに価格に転嫁するなど、メーカーと協議のうえにさまざまな方法を用意していくとしてる

DMM.make Distributionを統括する板谷稔シニアバイスプレジデント、家電メーカーで長く海外販売を担当していた経歴をもつ

 すでに海外4拠点、2つのパートナーを準備、サンフランシスコ、ベルリン、香港、シンセン、ニューデリー、ドバイで海外展開を行なう。物流は石川県加賀市にもつ物流倉庫をつうじて提供する。

 DMM.make Distributionの板谷稔シニアバイスプレジデントは「ハードウェアのメーカーは良い製品ひとつで世界に受け入れられる。海外で展開しやすいが、つくるだけではダメな部分も多い。なんとかして海外に売りたいが、費用がかかってあと回しになってしまうのを、なんとかしてあげたいという思いがあった」と、今回の目的を語る。

 今回のDMM.make Distributionは日本発のユニークな製品を世界各国へ流通、販売するプラットフォームであるのと同時に、海外のハードウェアスタートアップの製品を国内へ販売、流通させることも行なう。海外メーカーのサポートは代理店販売、自社ブランドとしての国内流通販売など海外メーカーの立場によって支援の仕方も変えていく。

 DMM.make Distributionの第1弾流通製品となる“DMM.make BASIC”シリーズは品質を保証しつつ、国内最安値ラインでケーブルやアダプターなどデジタル家電の汎用製品の販売を行なう。

 販売する製品はMFi取得済みのライトニングケーブルが647円(税別)、アルカリ単三乾電池8本セットが231円(税別)、各メーカーのプリンター互換インクが166円(税別)など。こちらはDMM.make Storeのほか、楽天市場、Amazon.co.jpでも販売を行なう。

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