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「格安SIM」の契約方法と料金プラン選びのポイントを徹底解説

2016年02月02日 11時00分更新

 ドコモやau、ソフトバンクといった大手通信会社よりもオトクなプランでスマホが使える、「格安SIM」と「SIMフリースマホ」。前回の記事では、なぜ大手通信会社よりも安く使えるのかその仕組みや、メリット・デメリットなど基本のキホンをチェックしたが、今回は実際に格安SIMやSIMフリースマホを導入する手順を解説していく。

格安SIMの契約にはクレジットカードが必須
契約は専門ショップやカウンターのほうが
スタッフの対応もあり、わかりやすくメリット大

 格安SIMを契約するために必要なものは、大手通信会社でスマホを購入する際に必要な要素と大差はない。ポイントはクレジットカードで、ほとんどの格安SIMは毎月の利用料金の支払いはクレジットカード払いとなっている。

 また、今のところ通話付きのプランを契約する際には、運転免許証などの本人確認証が必要となる。ちなみにデータ専用のプランを契約する場合は不要だ。

 契約に必要なものが揃ったら、つぎは格安SIMを契約する方法。これは大きく分けて3つの方法がある。

  • 1.公式サイトからオンラインで申し込む
  • 2.家電量販店などでパッケージを購入する
  • 3.専門ショップやカウンターで申し込む

 1の公式サイトから申し込む場合は、購入ページの案内にしたがって進めていけばオーケー。PCでオンライン通販などの経験のあるユーザーなら特に難しいポイントはない。ただし、データプランの場合は名前や住所、支払い用のクレジットカード番号を入力するだけだが、音声通話付きのプランの場合は本人確認証をデジカメなどで撮影して送る必要がある。

公式サイトから申し込み可能。PCがあれば手軽にSIMを入手できる

 いずれにせよオンラインでの申し込みは自宅でサクッとできるのがメリットだが、デメリットとしてはSIMが到着するまで時間がかかること。早くても数日はかかるので、今すぐ使いたいというユーザーには不向きだ。

 その点、2の家電量販店などでパッケージを購入するケースなら、パッケージ内にSIMが入っているので購入後すぐに利用できる。ただし、SIMを入手しているだけでプランの申し込みなどは別。利用前に公式サイトから名前や住所、クレジットカードの登録などをする必要がある。もちろん音声通話付きのプランの場合は、本人確認証の送付が必要なのも同じだ。

SIM自体は店頭で買えるが、契約はオンラインで行なう

 例外として、データ専用で日数や容量で使い切りのプリペイドは、こういっためんどうな登録が不要。購入後端末にSIMをセットすれば利用できる格安SIMもある。主にに外国人旅行者向けのパックとして販売されているが、もちろん日本人でも利用可能。

 格安SIMをちょっとだけ試してみたいという場合は、プリペイドの格安SIMでスタートするのもオススメだ。

 1と2の契約時の最も高いハードルは、すべて自分で作業しなければならないこと。オンラインでの登録だけでなく、購入してきたSIMを端末にセットして利用できるようにセットアップする必要があるからだ。

 こういった作業に自信のないユーザーは、3の専門ショップやカウンターでの申し込みがオススメだ。

 一般的に格安SIMを提供しているMVNOは、低価格の料金を実現するためコストのかかる実店舗は持たないところが多いが、中には専門のショップをオープンしたり、家電量販店などにカウンターを設けているMVNOも何社かある。

 たとえば、楽天モバイルやU-mobileは渋谷など大都市に専門店を開設している。また、IIJmioはビックカメラやイオンなどにカウンターを設置している。こういった専門店やカウンターでは専門のスタッフが受付してくれるので、格安SIMやスマホだけでなく、PCなどの使い方にも詳しくないユーザーでも安心して購入できる。

専門ショップは大手キャリアと同じような受付カウンターも用意されている

 専門店やカウンターでの受付なら、MNPでの購入の際に即日使えるようになるメリットもある。MNPを使えばドコモやau、ソフトバンクなどで使っていた同じ電話番号で、格安SIMへと移動できるのだが、このMNP契約を先述の1や2の方法で行なう場合、数日間の期間が必要なケースもある。

 これが専門店やカウンターでの受付なら、移動元の通信会社でMNPの転出申し込みを行ない、そのあとで格安SIMの専門店やカウンターで申し込むだけで即日使える。もしMNPで格安SIMを契約するなら、専門ショップやカウンターを利用しよう。

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